日本人はなぜ世界から尊敬され続けるのか/黄文雄/徳間書店/2011
外国人による日本人というよりは、日本および日本人を絶賛する外国人の著作を一冊に集めた本である。
日本のことをよく知らない日本人が読むべき一冊である。
少なくとも歴史教科書よりは、ずっとまともなことが書いてあるので、こういう本こそ副読本にふさわしいのではないだろうか?
引用文献リスト
http://gotobooks.blog.so-net.ne.jp/2012-03-25
〈参考文献〉
●ポール・クローデル(1868-1955)「炎の街を横切って」『朝日の中の黒い鳥』内藤高訳、講談社学術文庫
「私がどうしても滅びてほしくない一つの民族がある。それは日本人だ」
●ペリー(1794-1858)『ペルリ提督日本遠征記』土屋喬雄・玉城肇訳、岩波文庫
●エドゥアルド・スエンソン(1842-1921)『江戸幕末滞在記』長島要一訳、講談社学術文庫
●エドワード・シルヴェスター・モース(1838-1925)『日本その日その日』石川欣一訳、平凡社東洋文庫
●エルヴィン・フォン・ベルツ(1849-1913)『ベルツの日記』菅沼竜太郎訳、岩波文庫
●エリザ・R・シドモア(1856-1928)『日本・人力車旅情』恩地光夫訳、有隣堂
●アレッサンドロ・ヴァリニャーノ(1539-1606)『日本巡察記』松田毅一・他訳、平凡社東洋文庫
●エセル・ハワード(1865-1931)『明治日本見聞録』島津久大訳、講談社学術文庫
●大日本文明協会編『欧米人の日本観』原書房
●カール・ツュンベリー(1743-1828)『江戸参府随行記』高橋文訳、平凡社東洋文庫
●F・A・リュードルフ『グレタ号日本通商記』中村赳訳、雄松堂出版
●フィリップ・フランツ・バルタザール・フォン・シーボルト(1796-1866)『江戸参府紀行』斎藤信訳、平凡社東洋文庫
●ルイス・フロイス(1532-1597)『日本史』
フランシスコ・ザビエルに続いて日本にやってきたイエズス会士。
●フランソワ・カロン(1600-1673)『日本大王国志』幸田成友訳、平凡社東洋文庫
●南博『日本人論の系譜』講談社現代新書、1980年
●南博『日本人論――明治から今日まで』岩名書店、1994年
●大久保喬樹『日本文化論の系譜』中公新書、2003年
●イザベラ・バード(1831-1904)『日本奥地紀行』高品健吉訳、平凡社ライブラリー
●T・W・ブラキストン(1832-1891)『蝦夷地の中の日本』Japan in Yezo、1883年
●A・H・クロウ(生没年不詳)『日本内陸紀行』Highways and Byways in Japan、1883年
●ヴィルヘルム・ハイネ(1827-1885)『世界周航日本への旅』中井晶夫訳、雄松堂出版
●シーボルト『シーボルト日記 再来日時の幕末見聞記』石川禎一・牧幸一訳、ハ坂書房
●エリザ・R・シドモア(1856-1928)『シドモア日本紀行 明治の人力車ツアー』外崎克久訳、講談社学術文庫
●ヴェンセスラウ・ジョゼ・デ・ソウザ・デ・モラエス(1854-1929)『極東遊記』花野富蔵訳、中央公論社
●ハインリッヒ・デュモリン(1905-1995)『吉田松陰――明治維新の精神的起源』東中野修道訳、南窓社
●カール・レヴィット(1897-1973)『ヨーロッパ精神と日本』
●ラファエル・フォン・ケーベル(1848-1923)『ケーベル博士小品集』深田康算・和田勉訳、岩波書店
●トーマス・マン(1875-1955)
1945年、米国ルーズベルト大統領が死去した際。「ドイツはみな、万歳万歳と叫んでいるのに、日本の首相は敵の大統領の死を悼む弔電を送ってきた。やはり日本はサムライの国だ」
●F・クプチンスキー『松山捕虜収容所日記――ロシア将校の見た明治日本』小田川研二訳、中央公論社
●ヒョードル・レンガート『旅順籠城・剣と恋』高須梅渓・加島汀月訳、啓成社
●アーノルダス・モンタヌス(1625-1683)『欧米人の日本観』大日本文明協会編
●ケンペル『日本誌』
●シーボルト『最後の日本旅行』平凡社東洋文庫
●ローレンス・オリファント(1829-1888)『エルギン卿遣日使節録』岡田章雄訳、雄松堂書店
●アルフレ・ルーサン(1839-1919)『下関海戦記』
●画家ベルク(1825-1884)『オイレンブルク日本遠征記』中井晶夫訳、雄松堂書店
●ラインホルト・ヴェルナー『エルベ号艦長幕末期』金森誠也・安藤勉訳、新人物往来社
●ルイス・フロイス(1532-1597)『ヨーロッパ文化と日本文化』岡田章雄訳・註、岩波文庫
●ワシーリィ・ミハイロヴィッチ・ゴローニン(1776-1831)『日本俘虜実記』徳力真太郎、講談社学術文庫
●ワシーリィ・ミハイロヴィッチ・ゴローニン『ロシア士官の見た徳川日本』講談社学術文庫
●エドワード・シルヴェスター・モース『日本の家族及びその周囲』『瞥見・中国及びその家族』
●ラザフォード・オールコック(1809-1897)『大君の都――幕末日本滞在記』山口光朔訳、岩波文庫
●ハーバート・パッシン(1916-)『日本近代化と教育』國弘正雄訳、サイマル出版、1965年
●ミシェル・ルヴォン(1867-1947)『北斎の研究』1896年
パリ大学ソルボンヌ校での博士論文。
●ミシェル・ルヴォン『日本文学詩文選』『戦争の哲学』『日本文明史』
●エドヴィン・アーノルド(1832-1904)『亜細亜の光』The light of ASIA、1879年
●エメェ・アンベール(1819-1900)『絵で見る幕末日本』茂森唯士訳、講談社学術文庫
●ロバート・フォーチュン(1812-1880)『幕末日本探訪記』三宅馨訳、講談社学術文庫
英国生まれの世界的プラントハンター。日本と清国で植物採集の旅。
●アレキサンダー・ヒューブナー『オーストリア外交官の明治維新』市川慎一・松本雅弘訳、新人物往来社
●エミール・ギメ『1876ボンジュールかながわ』青木啓輔訳、有隣新書
●バジル・ホール・チェンバレン(1850-1935)『日本事物誌』Things Japanese、高梨健吉訳、平凡社東洋文庫
●バジル・ホール・チェンバレン『琉球紀行』
●バジル・ホール・チェンバレン『日本人の古典詩歌』The Classical Poetry of the Japanese、川村ハツエ訳、七月堂
●バジル・ホール・チェンバレン『幕末明治英語物語』高梨健吉訳、研究社出版
●バジル・ホール・チェンバレン『チェンバレン日琉語比較文典』山口栄鉄編・訳、琉球文化社
●ブルーノ・タウト(1880-1938)『日本美の再発見』『日本文化私観』『ニッポン』『日本・タウトの日記』
ドイツの世界的建築家。
●ハーバート・ジョージ・ポンティング(1870-1935)『この世の楽園・日本』1910年(『英国人写真家の見た明治日本』長岡祥三訳、講談社学術文庫)
●エンゲルベルト・ケンペル(1651-1716)『江戸参府旅行日記』斎藤信訳、平凡社東洋文庫
●H・G・ウェルズ(1866-1946)『世界史概観』長谷部文雄・阿部知二訳、岩波新書
「大東亜戦争は大植民地主義に終止符を打ち、白人と有色人種の平等をもたらし、世界連邦の基礎を築いた」
●J・C・レブラ『東南アジアの解放と日本の遺産』秀英書房
「日本による占領下で、民族主義、独立要求はもはや引き戻せないということを、イギリス、オランダは戦後になって思い知ることになる」
●阿羅健一『ジャカルタ夜明け前』勁草書房
モハマド・ナチール(インドネシアの元首相)「大東亜戦争というものは、本来私たちインドネシア人が独立のために戦うべき戦争だったと思います」
●バー・モウ(ビルマの独立運動家)『ビルマの夜明』
序文。真のビルマの解放者は、「東条大将と大日本帝国政府であった」
●ポール・リシャール(1874-1964)『告日本國』大川周明訳、社会教育研究所、1916年
アジアで唯一自由を失わなかった日本の独立性に関する詩。日本の七つの名誉と、七つの大業。
●アーネスト・サトウ『神道論』
●モーリス・パンゲ(1929-1991)『自死の日本史』竹内信夫訳、筑摩書房
●ベルナール・ミヨ『武勲詩カミカゼ』1970年
●ルネ・セルヴォワーズ『日本――その理解の鍵』1995年
●オリヴィエ・ジェルマントマ『日本待望論』産経新聞ニュースサービス
●ヘンリー・ダイヤー(1848-1918)『大日本』平野勇夫訳、実業之日本社
●スタンレー・ウオッシュバン(1878-1950)『乃木大将と日本人』目黒真澄訳、講談社学術文庫
外国人による日本人というよりは、日本および日本人を絶賛する外国人の著作を一冊に集めた本である。
日本のことをよく知らない日本人が読むべき一冊である。
少なくとも歴史教科書よりは、ずっとまともなことが書いてあるので、こういう本こそ副読本にふさわしいのではないだろうか?
引用文献リスト
http://gotobooks.blog.so-net.ne.jp/2012-03-25
〈参考文献〉
●ポール・クローデル(1868-1955)「炎の街を横切って」『朝日の中の黒い鳥』内藤高訳、講談社学術文庫
「私がどうしても滅びてほしくない一つの民族がある。それは日本人だ」
●ペリー(1794-1858)『ペルリ提督日本遠征記』土屋喬雄・玉城肇訳、岩波文庫
●エドゥアルド・スエンソン(1842-1921)『江戸幕末滞在記』長島要一訳、講談社学術文庫
●エドワード・シルヴェスター・モース(1838-1925)『日本その日その日』石川欣一訳、平凡社東洋文庫
●エルヴィン・フォン・ベルツ(1849-1913)『ベルツの日記』菅沼竜太郎訳、岩波文庫
●エリザ・R・シドモア(1856-1928)『日本・人力車旅情』恩地光夫訳、有隣堂
●アレッサンドロ・ヴァリニャーノ(1539-1606)『日本巡察記』松田毅一・他訳、平凡社東洋文庫
●エセル・ハワード(1865-1931)『明治日本見聞録』島津久大訳、講談社学術文庫
●大日本文明協会編『欧米人の日本観』原書房
●カール・ツュンベリー(1743-1828)『江戸参府随行記』高橋文訳、平凡社東洋文庫
●F・A・リュードルフ『グレタ号日本通商記』中村赳訳、雄松堂出版
●フィリップ・フランツ・バルタザール・フォン・シーボルト(1796-1866)『江戸参府紀行』斎藤信訳、平凡社東洋文庫
●ルイス・フロイス(1532-1597)『日本史』
フランシスコ・ザビエルに続いて日本にやってきたイエズス会士。
●フランソワ・カロン(1600-1673)『日本大王国志』幸田成友訳、平凡社東洋文庫
●南博『日本人論の系譜』講談社現代新書、1980年
●南博『日本人論――明治から今日まで』岩名書店、1994年
●大久保喬樹『日本文化論の系譜』中公新書、2003年
●イザベラ・バード(1831-1904)『日本奥地紀行』高品健吉訳、平凡社ライブラリー
●T・W・ブラキストン(1832-1891)『蝦夷地の中の日本』Japan in Yezo、1883年
●A・H・クロウ(生没年不詳)『日本内陸紀行』Highways and Byways in Japan、1883年
●ヴィルヘルム・ハイネ(1827-1885)『世界周航日本への旅』中井晶夫訳、雄松堂出版
●シーボルト『シーボルト日記 再来日時の幕末見聞記』石川禎一・牧幸一訳、ハ坂書房
●エリザ・R・シドモア(1856-1928)『シドモア日本紀行 明治の人力車ツアー』外崎克久訳、講談社学術文庫
●ヴェンセスラウ・ジョゼ・デ・ソウザ・デ・モラエス(1854-1929)『極東遊記』花野富蔵訳、中央公論社
●ハインリッヒ・デュモリン(1905-1995)『吉田松陰――明治維新の精神的起源』東中野修道訳、南窓社
●カール・レヴィット(1897-1973)『ヨーロッパ精神と日本』
●ラファエル・フォン・ケーベル(1848-1923)『ケーベル博士小品集』深田康算・和田勉訳、岩波書店
●トーマス・マン(1875-1955)
1945年、米国ルーズベルト大統領が死去した際。「ドイツはみな、万歳万歳と叫んでいるのに、日本の首相は敵の大統領の死を悼む弔電を送ってきた。やはり日本はサムライの国だ」
●F・クプチンスキー『松山捕虜収容所日記――ロシア将校の見た明治日本』小田川研二訳、中央公論社
●ヒョードル・レンガート『旅順籠城・剣と恋』高須梅渓・加島汀月訳、啓成社
●アーノルダス・モンタヌス(1625-1683)『欧米人の日本観』大日本文明協会編
●ケンペル『日本誌』
●シーボルト『最後の日本旅行』平凡社東洋文庫
●ローレンス・オリファント(1829-1888)『エルギン卿遣日使節録』岡田章雄訳、雄松堂書店
●アルフレ・ルーサン(1839-1919)『下関海戦記』
●画家ベルク(1825-1884)『オイレンブルク日本遠征記』中井晶夫訳、雄松堂書店
●ラインホルト・ヴェルナー『エルベ号艦長幕末期』金森誠也・安藤勉訳、新人物往来社
●ルイス・フロイス(1532-1597)『ヨーロッパ文化と日本文化』岡田章雄訳・註、岩波文庫
●ワシーリィ・ミハイロヴィッチ・ゴローニン(1776-1831)『日本俘虜実記』徳力真太郎、講談社学術文庫
●ワシーリィ・ミハイロヴィッチ・ゴローニン『ロシア士官の見た徳川日本』講談社学術文庫
●エドワード・シルヴェスター・モース『日本の家族及びその周囲』『瞥見・中国及びその家族』
●ラザフォード・オールコック(1809-1897)『大君の都――幕末日本滞在記』山口光朔訳、岩波文庫
●ハーバート・パッシン(1916-)『日本近代化と教育』國弘正雄訳、サイマル出版、1965年
●ミシェル・ルヴォン(1867-1947)『北斎の研究』1896年
パリ大学ソルボンヌ校での博士論文。
●ミシェル・ルヴォン『日本文学詩文選』『戦争の哲学』『日本文明史』
●エドヴィン・アーノルド(1832-1904)『亜細亜の光』The light of ASIA、1879年
●エメェ・アンベール(1819-1900)『絵で見る幕末日本』茂森唯士訳、講談社学術文庫
●ロバート・フォーチュン(1812-1880)『幕末日本探訪記』三宅馨訳、講談社学術文庫
英国生まれの世界的プラントハンター。日本と清国で植物採集の旅。
●アレキサンダー・ヒューブナー『オーストリア外交官の明治維新』市川慎一・松本雅弘訳、新人物往来社
●エミール・ギメ『1876ボンジュールかながわ』青木啓輔訳、有隣新書
●バジル・ホール・チェンバレン(1850-1935)『日本事物誌』Things Japanese、高梨健吉訳、平凡社東洋文庫
●バジル・ホール・チェンバレン『琉球紀行』
●バジル・ホール・チェンバレン『日本人の古典詩歌』The Classical Poetry of the Japanese、川村ハツエ訳、七月堂
●バジル・ホール・チェンバレン『幕末明治英語物語』高梨健吉訳、研究社出版
●バジル・ホール・チェンバレン『チェンバレン日琉語比較文典』山口栄鉄編・訳、琉球文化社
●ブルーノ・タウト(1880-1938)『日本美の再発見』『日本文化私観』『ニッポン』『日本・タウトの日記』
ドイツの世界的建築家。
●ハーバート・ジョージ・ポンティング(1870-1935)『この世の楽園・日本』1910年(『英国人写真家の見た明治日本』長岡祥三訳、講談社学術文庫)
●エンゲルベルト・ケンペル(1651-1716)『江戸参府旅行日記』斎藤信訳、平凡社東洋文庫
●H・G・ウェルズ(1866-1946)『世界史概観』長谷部文雄・阿部知二訳、岩波新書
「大東亜戦争は大植民地主義に終止符を打ち、白人と有色人種の平等をもたらし、世界連邦の基礎を築いた」
●J・C・レブラ『東南アジアの解放と日本の遺産』秀英書房
「日本による占領下で、民族主義、独立要求はもはや引き戻せないということを、イギリス、オランダは戦後になって思い知ることになる」
●阿羅健一『ジャカルタ夜明け前』勁草書房
モハマド・ナチール(インドネシアの元首相)「大東亜戦争というものは、本来私たちインドネシア人が独立のために戦うべき戦争だったと思います」
●バー・モウ(ビルマの独立運動家)『ビルマの夜明』
序文。真のビルマの解放者は、「東条大将と大日本帝国政府であった」
●ポール・リシャール(1874-1964)『告日本國』大川周明訳、社会教育研究所、1916年
アジアで唯一自由を失わなかった日本の独立性に関する詩。日本の七つの名誉と、七つの大業。
●アーネスト・サトウ『神道論』
●モーリス・パンゲ(1929-1991)『自死の日本史』竹内信夫訳、筑摩書房
●ベルナール・ミヨ『武勲詩カミカゼ』1970年
●ルネ・セルヴォワーズ『日本――その理解の鍵』1995年
●オリヴィエ・ジェルマントマ『日本待望論』産経新聞ニュースサービス
●ヘンリー・ダイヤー(1848-1918)『大日本』平野勇夫訳、実業之日本社
●スタンレー・ウオッシュバン(1878-1950)『乃木大将と日本人』目黒真澄訳、講談社学術文庫
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