岩渕潤子の「ヴァティカンの正体 究極のグローバル・メディア」の本を読んだ。
印象は、文章が論理的でなく、思いつくままに書きなぐっている。字数だけはそれなりにある。根拠、判断基準がはっきりしない、感情的な書きぶりが目立つ。
ところどころ、不要な文章もある。
この方、文章を書くことは好きなのに違いないのだが、タイトルと見出しとそれぞれの内容が厳密な意味で一致しない。消化不良のものを読まされている感じなのだ。精緻かつ正確に書く訓練をしてきたのであろうか。
他の本の書評を確認したところ、古書で1円本続出状態であった。
日本の文系大学教官のレベルの程度を知るモノサシになりそうな本だという評価になるだろう。
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