平成20年5月23日
【日本人は何処迄贅沢すれば済むのだろうか?】
最近の新聞記事から日本人の贅沢振りを拾って見ました。
(1) 夕張メロンの初競り
5月13日朝札幌中央卸売市場で開かれた夕張メロンの初競りで二玉入りの夕張メロン1箱が何と250万円で落札されたと言うのです。 落札したのは卸売市場近くの土産物店の運営業者と言うのですが一玉125万円のメロンをどうするつもりなのでしょうか?
市場近くの青果店の店主は「5~6年前は精々20万円台だったのに信じられない高値に驚いて居る」と語って居たとの事でした。
(2) 英国「ヘンリ-プ-ル」社の背広
背広の語源と言われて居るロンドンの老舗テ-ラ-「ヘンリ-プ-ル」は創業1806年でその店のある街が「サビルロウ」と呼ばれて居り、その街で最も古くから店を構えて居るこの店で作ったス-ツが日本でその町の名前を取って背広と呼ばれる様になったとの事です。
このヘンリ-プ-ル社の社長が今年の3月から4月に掛けて東京・大阪等4ヶ所で展覧会を開催し皇太子時代の昭和天皇、外交官の白州次郎氏らの注文を記した台帳を展示したとの事です。
このヘンリ-プ-ル社は定期的に英国の職人を日本に派遣してホテルなどで本国同様のス-ツを受注して居るそうですが価格は最低60万円/着で上限知らずとの事ですが毎回20人以上が注文するそうです。 高が背広されど背広と言うお話でした。
(3) ホテル西洋銀座の豪華ディナ-
5月20日にホテル西洋銀座で1人当りの料金が31万5千円のディナ-パ-ティ-が開かれました。 定員40名で予約を取ったところ全て早々と売り切れたと言うのですからお金持は居るものですが、参加者に30才代の人が多かったと聞くと恐らくIT関連企業のオ-ナ-達ではないかと思われます。
(4) 高級時計が売れる日本
4月上旬スイスで高級時計の見本市「バ-ゼルワ-ルド2008」と「国際高級時計見本市」(SIHH)が相次いで開催されました。
カルテェの「サントス・トリプル100」は限定20本で1本が3,700万円との事ですがパテック・フィリップ、エルメス、ゼニス他我々一般人には信じられない高価な時計が日本にも入って来て居り世界の高級時計メ-カ-にとっては日本は魅力ある市場だと言うのですから日本にはお金持が居るものです。
(5) 世界最高級の羊毛
日本は毎年オーストラリアから最高級の羊毛を輸入して居ますが4月16日に東京でオ-ストラリアとニュ-ジ-ランドの優れた羊毛生産者を対象にした「世界最高級の羊毛」を讃える催しが開かれたと言うのですが2007年産の羊毛の中でその細さで選ばれたのはオ-ストラリアのブリ-ダ-夫妻2組だったとの事です。
羊毛は細ければ細い程軽量で暖かい生地が出来るとの事で今回の受賞者の羊毛は11.7マイクロメ-トル(1マイクロメ-トルは千分の1ミリ)を記録したとの事です。 そしてこの羊毛を使って仕立てたス-ツは1着260万円(含仕立代)で受賞した羊毛1ベ-ル(約100キロ)で50着取れるとの事ですから合計すると1億3千万円にもなる訳でこれ又驚きでした。 1着260万円の背広を仕立てる人はどんな人達か興味がありますね。
井上 出
【日本人は何処迄贅沢すれば済むのだろうか?】
最近の新聞記事から日本人の贅沢振りを拾って見ました。
(1) 夕張メロンの初競り
5月13日朝札幌中央卸売市場で開かれた夕張メロンの初競りで二玉入りの夕張メロン1箱が何と250万円で落札されたと言うのです。 落札したのは卸売市場近くの土産物店の運営業者と言うのですが一玉125万円のメロンをどうするつもりなのでしょうか?
市場近くの青果店の店主は「5~6年前は精々20万円台だったのに信じられない高値に驚いて居る」と語って居たとの事でした。
(2) 英国「ヘンリ-プ-ル」社の背広
背広の語源と言われて居るロンドンの老舗テ-ラ-「ヘンリ-プ-ル」は創業1806年でその店のある街が「サビルロウ」と呼ばれて居り、その街で最も古くから店を構えて居るこの店で作ったス-ツが日本でその町の名前を取って背広と呼ばれる様になったとの事です。
このヘンリ-プ-ル社の社長が今年の3月から4月に掛けて東京・大阪等4ヶ所で展覧会を開催し皇太子時代の昭和天皇、外交官の白州次郎氏らの注文を記した台帳を展示したとの事です。
このヘンリ-プ-ル社は定期的に英国の職人を日本に派遣してホテルなどで本国同様のス-ツを受注して居るそうですが価格は最低60万円/着で上限知らずとの事ですが毎回20人以上が注文するそうです。 高が背広されど背広と言うお話でした。
(3) ホテル西洋銀座の豪華ディナ-
5月20日にホテル西洋銀座で1人当りの料金が31万5千円のディナ-パ-ティ-が開かれました。 定員40名で予約を取ったところ全て早々と売り切れたと言うのですからお金持は居るものですが、参加者に30才代の人が多かったと聞くと恐らくIT関連企業のオ-ナ-達ではないかと思われます。
(4) 高級時計が売れる日本
4月上旬スイスで高級時計の見本市「バ-ゼルワ-ルド2008」と「国際高級時計見本市」(SIHH)が相次いで開催されました。
カルテェの「サントス・トリプル100」は限定20本で1本が3,700万円との事ですがパテック・フィリップ、エルメス、ゼニス他我々一般人には信じられない高価な時計が日本にも入って来て居り世界の高級時計メ-カ-にとっては日本は魅力ある市場だと言うのですから日本にはお金持が居るものです。
(5) 世界最高級の羊毛
日本は毎年オーストラリアから最高級の羊毛を輸入して居ますが4月16日に東京でオ-ストラリアとニュ-ジ-ランドの優れた羊毛生産者を対象にした「世界最高級の羊毛」を讃える催しが開かれたと言うのですが2007年産の羊毛の中でその細さで選ばれたのはオ-ストラリアのブリ-ダ-夫妻2組だったとの事です。
羊毛は細ければ細い程軽量で暖かい生地が出来るとの事で今回の受賞者の羊毛は11.7マイクロメ-トル(1マイクロメ-トルは千分の1ミリ)を記録したとの事です。 そしてこの羊毛を使って仕立てたス-ツは1着260万円(含仕立代)で受賞した羊毛1ベ-ル(約100キロ)で50着取れるとの事ですから合計すると1億3千万円にもなる訳でこれ又驚きでした。 1着260万円の背広を仕立てる人はどんな人達か興味がありますね。
井上 出