国立感染症研究所のホームページに来年度のFETP募集要項が掲載されています。
FETP (Field Epidemiology Training Program)、日本語では、「実地疫学専門家養成コース」は、感染症疫学を実地疫学として学ぶことができる日本で唯一のコースです。
1999年に設立されて10年になりました。
コース修了生のほとんどは医師で、数名の獣医師、あと、検査技師、看護師、薬剤師が各1名、合計37名といった状況です。
このコースは、そもそもは米国CDCに設置されているEISのコースが元となって、世界中で展開されており、TEPHINET (TrainingPrograms in Epidemiology and PublicHealthInterventions Network)という世界的なネットワークが構築されています。毎年、International Meetingも開催されています。
2年間のコースですが、私が在籍した2007-2009では、講義が合計5カ月程度、後は、サーベイランスなどの平時の公衆衛生対応、アウトブレイク発生時の疫学調査などをOn the Job Training として学びました。
こう書くと公衆衛生に携わる人だけが対象となるみたいですが、ここで学んだことは病院における感染症危機管理に大きく役立ちます。私は身をもって、そう思っています。
難点もあります。2年間、無給なんです。
米国CDCのEISやオーストラリアFETPなど多くの国で、このコースは有給となっており、研修生は生活の心配をすることなく研修を重ね、終了後は、各地の保健センターなどで活動することで還元できます。
日本では、創立の際に、各地方自治体からの派遣を想定して作られたため、現在も無給です。そのため、2年分の蓄えを携えて参加するか、アルバイトするか(出張も多いので、継続するのは大変だと思います)、金銭的な準備が必要です。
募集要項はこちらです。今年から、コースが二つになったようです。
感染研単独コースと保健医療科学院ジョイントコース。どちらを選ぶかは、それぞれのキャリアやこれからの方向性によると思います。
国立感染症研究所実地疫学専門家養成コース第13期研修員募集要項
国立感染症研究所単独コース
国立感染症研究所・国立保健医療科学院連携コース
なお、FETPで修得できる知識や活動の内容については、現在FETP2年目に在籍中の具芳明先生の記事に詳しく書かれています。
KANSEN JOURNAL (IDATENの公式メールマガジン)
FETP (Field Epidemiology Training Program)、日本語では、「実地疫学専門家養成コース」は、感染症疫学を実地疫学として学ぶことができる日本で唯一のコースです。
1999年に設立されて10年になりました。
コース修了生のほとんどは医師で、数名の獣医師、あと、検査技師、看護師、薬剤師が各1名、合計37名といった状況です。
このコースは、そもそもは米国CDCに設置されているEISのコースが元となって、世界中で展開されており、TEPHINET (TrainingPrograms in Epidemiology and PublicHealthInterventions Network)という世界的なネットワークが構築されています。毎年、International Meetingも開催されています。
2年間のコースですが、私が在籍した2007-2009では、講義が合計5カ月程度、後は、サーベイランスなどの平時の公衆衛生対応、アウトブレイク発生時の疫学調査などをOn the Job Training として学びました。
こう書くと公衆衛生に携わる人だけが対象となるみたいですが、ここで学んだことは病院における感染症危機管理に大きく役立ちます。私は身をもって、そう思っています。
難点もあります。2年間、無給なんです。
米国CDCのEISやオーストラリアFETPなど多くの国で、このコースは有給となっており、研修生は生活の心配をすることなく研修を重ね、終了後は、各地の保健センターなどで活動することで還元できます。
日本では、創立の際に、各地方自治体からの派遣を想定して作られたため、現在も無給です。そのため、2年分の蓄えを携えて参加するか、アルバイトするか(出張も多いので、継続するのは大変だと思います)、金銭的な準備が必要です。
募集要項はこちらです。今年から、コースが二つになったようです。
感染研単独コースと保健医療科学院ジョイントコース。どちらを選ぶかは、それぞれのキャリアやこれからの方向性によると思います。
国立感染症研究所実地疫学専門家養成コース第13期研修員募集要項
国立感染症研究所単独コース
国立感染症研究所・国立保健医療科学院連携コース
なお、FETPで修得できる知識や活動の内容については、現在FETP2年目に在籍中の具芳明先生の記事に詳しく書かれています。
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