「少し変わった子あります」 孤独を味わう小説 2010年10月03日 | 本の話 読みながら、無声映画をたった一人で見ているような、「孤独」を楽しむことができる小説に出会いました。 森 博嗣さんの小説「少し変わった子あります」 ストーリーは、「主人公が失踪した先輩に教えてもらった名前のない料亭に出かける」、です。 毎回、場所は異なり、毎回、違った女性が「食事を一緒に」食べてくれます。ただそれだけ。その繰り返しです。 会話はあったり、なかったり。でも、いつも、そのとき限り。女 . . . 本文を読む