goo blog サービス終了のお知らせ 

タツノヒノエ

神仏への道-神社仏閣巡りから、古代の神々との出会い

高野山での菩提供養・・・

2022-06-06 18:51:41 | 神社仏閣 神仏 御神霊 ウカノミタマ女神 ニギハヤヒノミコト 

菩提供養のメッカと言えば、和歌山県「伊都郡 (いとぐん) 」高野町・高野山の、高野山真言宗総本山・高野山が有名です。他には、長野県の善光寺 (無宗派。天台宗の大勧進と、浄土宗の大本願が管理) です。

高野山は、総本山・金剛峯寺では、「奥之院」では随時、菩提供養しています。(こちらは、「人の霊」のみ供養)

永代供養は無し。最長でも一年間供養。「読経供養」「灯明料供養」「納骨供養 (喉仏の分骨・・・小骨壺のみ) 」とあります。

どちらかと言えば、一般人向けです。

塔頭 (たっちゅう=宿坊) は、檀信徒以外も申し込めば、一般人でも供養受けられます。

このブログで紹介した塔頭は、ほぼ間違いないと思います。(好き嫌いは人それぞれ)

お坊さんのタイプも色々ありますが、高野山と言えど、「変なのも」ごく一部には入り込んでいるので、派手な所は避けるのが無難。

塔頭の場合、「一座供養」「日牌供養 (にっぱい) 」「月牌供養 (がっぱい) 」「永代過去帳供養」「永代位牌供養」とあります。(塔頭は、南院・恵光院・金剛三昧院・龍泉院・宝亀院ほか、「ペット供養」もOKです。人間の精霊 (しょうりょう) と一緒に、ペットの精霊も普通に供養してくれます。「一座」は、その日だけ。「日牌」は、一年間毎日供養。月牌は、一年間毎月供養。永代過去帳は、過去帳に霊名浄書して、永代供養。永代位牌は、位牌建立して、永代過去帳にも霊名浄書して、永代供養。

全て、「回向之証書 (えこうのしょうしょ) 」・・・お大師様のもとで、ちゃんと御供養しましたよ、と言う証書をくれます。

「一座」「日牌」「月牌」の証書は、半年くらい自宅で供養 (お祀り) した後、その寺院に気持ち添えて返納します。(納札料は、500円でも千円でも五千円でもお気持ちでいいです)

「永代過去帳」「永代位牌」の供養は、「永代」・・・その寺院が無くなるまでずっと供養されるので、「証書」は、ずっと持っていて、盆とか祥月命日とか仏前に「軸立を仏具屋で買って」立てて、お線香でもお上げする。毎日お祀りしても構いません。 (ただ、永代供養も、料金によって位牌の大きさ、証書の大きさが違います。30万円くらいの証書でも、小型仏壇が「すっぽり」隠れる大きさのお軸です。10万円の証書は、それなりに大きいです。

高野山塔頭での供養は、まず、住職と役僧たち、又は都合によっては、役僧のみで作法に入ります。

最初、道場 (本堂) を清める作法をします。お護摩の時もそうですが、「散杖 (さんじょう) 」と言う杖のような密教法具で作法しています。「カーンカカカカカカン・・・カカン」。「らんらんらんらんらんらん・・・ばんばんばん・・・」と、密教の梵語を唱え、結界をたぶん張っているのだと思いますが、道場を結界し清め・・・シンバルのような「鳴り物」が「しゃーんっ」と続けて鳴らされます。

「真言教主大日如来に申してもうさく・・・」とか、祈りの言葉に続き、または、「本尊聖者 (しょうじゃ) 大日大聖不動明王に・・・」とか唱えています。

「敬って申す~・・・」・・・役僧たちが読経に入ります。(理趣経=りしゅきょう) 

導師は、開眼とか作法に入り、やがて、導師の作法と、役僧の読経と真言が溶け込んでいき、クライマックスになると、「どうぞ、ご焼香してください」と案内されます。「南無大師遍照金剛・・・」と、弘法大師の御宝号を唱え始めると、もうラストです。

・・・最後にすべて終わったら、導師又は役僧の挨拶があり、「おしるし」・・・「証書 (箱入り) 」、「お土産」をもらい終わります。

宿坊に泊まっていたら、そのまま部屋に帰るなり、高野山内を観光します。

塔頭でも、「納骨 (喉仏の分骨・・・小骨壺のみ) 」供養していますが、お骨は結果的に奥之院に行くので、奥之院で申し込んでも同じです。奥之院で納骨したら一座供養の後、納骨堂に。塔頭で納骨したら、一年~三年塔頭で供養された後、奥之院の納骨堂に入ります。一定期間を過ぎると、弘法大師御廟近くに「埋骨」されます。

いずれにしろ、奥之院納骨堂に入った時点で、もう拝むことはできません。

塔頭で供養した場合、毎年、盆の施餓鬼供養案内は、DMで来ます。施餓鬼は、だいたい、一霊千円とか三千円とか、供養する日数によって違いがあります。

また、永代供養した場合は、年回忌法要の案内も届きます。これらが追善供養になりますので、それは、お気持ちで5千円でも1万円でも2万円でもOKです。

真面目な人は、自分で進んで追善回向を直接行ったり現金書留で申し込んだりしています。

御寺側に、どれくらいの頻度で追善供養申し込めば良いか聞いても、「施主のお気持ちで」としか言わないので。一般的には、「祥月命日と盆、彼岸」くらいすれば御の字ではと思います。

塔頭は、その日に回向 (えこう=供養のこと) 申込者が複数いれば、いっしょに法要する寺院もあるし、一組ずつ個別にする寺院もあります。

長野の善光寺は行ったことないし、回向したこともないですが、一般人向けではあるかと思います。ただ、高野山以上に観光客の割合が多いかも知れませんが。

・・・・・


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

四国三十六不動霊場「結願 (けちがん) 」・・・

2022-06-06 07:48:01 | 神社仏閣 神仏 御神霊 ウカノミタマ女神 ニギハヤヒノミコト 

満願 (結願=けちがん) です。

第三十六番「成田山 聖代寺」・・・結願寺院である、聖代寺、その日は護摩例祭日でした。

急ぎ向かったのですが、ちょうど、お護摩が終わった後到着。

がっかりしながら御朱印いただいたのを覚えています。

千葉県の成田山新勝寺 (なりたさん しんしょうじ) 」不動明王御分身の不動明王像をお祀りするから、成田山の末寺かと思いきや、真言宗善通寺派だったんですね?

私がお参りした昔は、成田山の末寺だったと記憶していますが・・・変わったのか、私の記憶違いか。真言宗は、「派」がたくさんあるため、たまに、本山を変わる寺院もあります。うちの菩提寺も、元は真言宗御室派で、今は高野山真言宗です。

ウィキより、伽藍の画像もウィキより、

聖代寺(しょうだいじ)は、香川県高松市屋島東町にある真言宗善通寺派寺院。本尊は不動明王で通称「屋島成田山」。四国三十六不動霊場第36番で結願所である。

  • 御詠歌:成田山不動の御名を唱うれば よろずの願い叶わぬはなし
  • 納経印:当寺本尊、満願之證(賞状タイプ)

西行は、かつて思いを寄せた旧主家徳大寺家の姫君の忘れ形見である崇徳上皇の菩提を弔うため、当地に一宇を建立した。後年、寿永4年(1185年)に源平合戦に敗れた平家の家臣が当山において、合戦に散った将兵の霊を弔ったとも云われる。

当寺の本尊・不動明王は成田山新勝寺の本尊の分身像で「身代り厄除け不動尊」として知られている[1]。昭和32年(1957年)開眼で、青い身体に赤い火炎であったが、毎月4度(1日と15日と28日の午前6時より、および28日は午後1時よりと)の護摩の煙で真っ黒になっている。令和元年(2019年)には五大明王のうち四明王の図を不動明王の背後に設置し開眼した」

Syoudaiji 20200404 01.jpg

このレポート記述していた時、真後ろで、スズメたちが「大はしゃぎ」していました。

「ちゅちゅ ちゅちゅちゅちゅちゅちゅちゅちゅちゅちゅ ぴぴ ちゅちゅちゅちゅちゅちゅちゅちゅちゅちゅ ちゅ ちゅちゅちゅちゅちゅちゅちゅちゅちゅ」と。ヒヨドリのヒヨも鳴いていました。

次から、「四国88ケ所」です。

ではまた。

・・・・・


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする