田舎都会からの便り

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大千軒岳2012・6・16後編

2019年01月22日 03時08分42秒 | 山登り・散策の話

大千軒岳2012・6・16後編

遠い 距離も十分 運転も飽き飽きするくねくね道路

松前町の国道から約30km 

車で約1時間入り込んだところに大千軒岳登山口がある

6月16日・松前町・新道コースを登った時の状況を

10回シリーズで紹介します

大千軒岳 標高1072m

北海道最南端の最高峰は 人気の山

いつきても登山者が多い 

雲の切れ間から見える花を楽しむ登山者

立ち木が無く 見通しもよい

一面 花が咲き誇っている

上から眺めると 踏み跡には植生なし

改めて 人間の足跡の強さを教えられる

牧場もそうだなあ

牛馬が放牧されると蹄で踏まれ 木の幼木は全滅する 

 雲は低い場所の千軒平に集まり 峰を越えている

天候の良い日は素晴らしい眺めの山だが

雲海が眺められる日の登山 これも捨てがたい魅力がある 

千軒清水への寄り道は 花の道

ミヤマキンポウゲが道を飾る 

千軒清水の湧水は大千軒岳山頂直下にあり

滑落すると谷底まで行くので 足元注意の道です

冷たい水は 登山力を復活させる

晴れたように思うが

山の天気の急変は不明

初級者は心して前進です

千軒清水の分岐から江良岳を越えた先 

千軒平・白い十字架の立つ場所へ出発です

山頂を振り返って見ると

新道コースを下山するパーティーが見えた

登山者は 天気の比較的安定している午前中に登る人が多い

涼しい早朝は 疲れを感じさせないこともあるでしょう

私も早朝登山を心がけています

登山者を見ると 経験者ほどリュックが大きく見える

万が一のための宿泊テントなどの装備を背負っているのでしょう

高い山も低い山も 甲乙つけず油断せず

先輩登山者の心構えには いつも感心感服をさせられます 

 

ハクサンイチゲが一面に咲き誇る場所ですが

今年は姿を消している

雪が多かったのに 開花は早かったよう

山野草の咲くタイミングに合わせて登ることの難しさを感じます 

 

道端ではアズマギクが迎えてくれます

これから向かう江良岳方向

大千軒岳・山頂方向

道の両側は次々と花が待っています

花の好きな人は 前へなかなか進まない 

まもなく 一面エゾカンゾウが咲く

チシマキンレイカ

ミヤマオダマキ

 大千軒山頂

登山道では あいさつをいっぱいの人と交わした

クマは人気の山の賑わいに怖気 

近づくことができずクマッテいることでしょう

千軒清水に登山者が立ち寄っています

 落ちたら大変 足元注意の場所

胸を張るハクサンチドリ

 ミヤマキンバエ

雲の中に突入は 気分爽快

モヤモヤの中は 心のモヤモヤは消えるハズ

 千軒平は雲の中

 

千軒平 雲の中に突入です

 

 

この日は フウロが咲き誇る千軒平でした

シラネアオイは最盛期が過ぎ

花は疲れ切っていた

 

カタツムリはどうやって・・・不思議

 フウロの蕾み これも好し

ハクサンイチゲ

雲の中は 雲上からの眺めとは違い辺りを見渡せる

ミヤマアズマギク

ハクサンチドリ

キリシタン殉教の地

目印の十字架が見えてきた

人気の山 ツアーで登る人が多い

知内川コースは登り4時間のタフな道

それに渡渉や分岐が迷いやすく

ツアーで登るのが安全そう

カラマツソウ

ここは千軒平

この山に登る3コースの分岐点があり

交通の要衝的場所

 

 

知内川コース 登山口は福島町千軒

江戸時代にキリシタンが処刑された悲しい歴史を教えてくれる道です

登り4時間の登山道は 体力が要る 

 

新道コース 登山口は松前町の山奥

登りは1時間20分ほどなので 初級者が笑顔で登れる

登山口までの長いダート道運転のほうが疲れるかも知れない

花を眺められる道なので 山野草ファンは楽しめる 

旧道コース 新登山口は新道コースの3キロほど手前 松前寄りに登山口がある

熊の糞を登山道で見かける道なので 油断できずの道です 

この日の私の選んだコースは 一番楽な新道コース

千軒平からUターンし 大千軒岳の山頂を再び目指して登ります

 再び雲上から雲海を楽しめます

山頂には一等三角点がある

山頂から眺めた日本海方向

七つ岳方向は雲の海

流れ落ちる雲

滑り降りる雲

山頂から降りるのが もったいない

と思う光景の連続です

雲海にサヨ~~ナラ

ひとり登山者との出会いが多くなった

私の会うのは ほとんどが男性です

どうしてだろう 不思議

 花を眺めながら下山

登ってきた尾根を眺めながら下る

シラネアオイ 朝とは違い元気

太陽がエネルギーをくれたのでしょう

登りでの見逃し 結構多い

ナナカマド 高所でも強い

時々振り返ることも必要

あんなに遠くまで行けたのか ヤッターという心理は

心強い励みになります

ブナの木の木肌に耳を当てると 

水を吸い上げる音が聞こえるかも知れない

数十万枚ともいわれる落葉は 

虫にも魚にも人間にも 生きるためのプレゼントをしてくれる

保水力のあるブナは 自然のつくる宝物 

 コケイラン


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