日本人だけがどうして英語が話せないのか?(英語)「コミニカ中学英語基礎編」とはその11

  
「コミニカ英作法」と英文生産について

まずは現在完了形のファンクションフレーズを見ていただきたい。
ちなみにこれらのフレーズは中1の第１4級で登場する学習内容だ。
しかし意味は「持っている」ということだ。
　I have〜、We have〜, You have〜、He has〜、 She has〜,  It has 〜, They have〜
　Bill has〜、Bill and Lucy have〜,  Mr. Smith has〜、Mr.and Mrs.Smith have〜、
 My friend has〜、My friends have〜、Some girls have〜, All of them have〜、etc.
一方、以下は現在完了形特有のフレーズだ。
　I haven't〜、We haven't〜, You haven't〜、He hasn't〜、 She hasn't〜,
　 It hasn't 〜, 　They haven't〜、etc.
　Have I〜、Have we〜, Have you〜、Has he〜、 Has she〜,  Has it〜, 
　Have they〜、etc.
　Haven't I〜、Haven't we〜, Haven't you〜、Hasn't he〜、 Hasn't  she〜,  
  Hasn't it 〜, 　Haven't they〜、etc.
これらの意味は、もちろん「持っている」ということで、「持っている」のは過去の行為や状態だ。この行為とは「一般動詞のフレーズ」、状態とは「be動詞のフレーズ」ことだ。
　She has lived in Osaka.
　She has been in Osaka.　She has been busy.
これらを教育文法ではこのlivedやbeenを「過去分詞」と呼んでいる。
さて、皆さんは日本人以外はどうして簡単に英語が話せるんだと思っている方が多いと思う。
今回の現在完了形に関しては、動詞liveなどのように規則変化動詞では過去形と過去分詞形は同じだということだ。
　She lived in Osaka.　
これが基本で、writtenのような不規則変化動詞は例外なのだ。
　She wrote a letter.　　　She has written a letter.
またbe動詞系列の表現ではすべてbeenとなることは言うまでもない。
　She was in Osaka.　She was busy.　She was in trouble.
　She has been in Osaka.　She has been busy.　She has been in trouble.
英語は、ファンクションフレーズと動詞フレーズとの順列・組み合わせてなりたっている。
私は、「コミニカ中学英語基礎編」では一貫して「コミニカ英作法」による英作、それは英語発想の「見える化」、「可視化」だ。
これを暗記することで「英文の生産」がどのように行われていくかを、以下の動画で体験していただきたい。
この動画もそうだがそうだがこの「コミニカ中学英語基礎編」もそれを社会人用に「聞いて覚える」教材して「英語の九九　英会話発想トレーニング」も以下のような構成になっている。
　　肯定、否定、疑問表現，(否定疑問)，疑問詞付きの疑問表現などの表現展開
これらが各々11の文例となって登場する。
今回も前々回のplay tennisをやめてlive in Osakaのフレーズをとりあげた。この教材は多くの英作をこなしていくが、同時にそれが「意味ある単位」として学習者に蓄積していくことになるのだ。

　A 彼女は、かつて大阪に住んだことがある　※一般動詞現在完了形、肯定形
　　　(〜は　ユウする文)
　(1) 彼女は　〜ユウする　 　→　She has ever
　(2) 大阪に住んだことを　　→　lived in Osaka
　(完成文)　She has lived in Osaka.

　B 彼女は、大阪に住んだことはない　※一般動詞現在完了形、否定形
　　　(〜は　ユウする文)
　(1) 彼女は　〜ユウしない　 　→　She hasn't 
　(2) 大阪に住んだことを　　→　lived in Osaka
　(完成文)　She hasn't lived in Osaka.
cf. She has never lived in Osaka.　一度もない

　C 彼女は、かつた大阪に住んだことがあるの?　※一般動詞現在完了形、疑問形
　　　(〜は　ユウする文)
　(1) 彼女は　〜ユウするか? 　→　Has she ever
　(2) 大阪に住んだことを　　→　lived in Osaka
　(完成文)　Has she lived in Osaka?

　D 彼女は、大阪に住んだことはないの?　※一般動詞現在完了形、否定疑問形
　　　(〜は　ユウする文)
　(1) 彼女は　〜ユウしないか? 　→　Hasn't she
　(2) 大阪に住んだことを　　→　liveed in Osaka
　(完成文)　Hasn't she lived in Osaka?

　D 彼女は、どこに住んだことがあるの?　※一般動詞現在完了形、疑問詞付き
　　　(〜は　ユウする文)
　(1) 彼女は　どこに〜ユウするか? 　→　Where has she
　(2) 住んだことを　　　　　　　　→　liveed 
　(完成文)　Where has she lived in Osaka?

※以下はbe動詞系列の展開だ。
　A 彼女は、(かつて)大阪にいたことがあります　※be動詞現在完了形、肯定形
　　　(〜は　ユウする文)
　(1) 彼女は　〜ユウする　 →　She has ever
　(2) 大阪をいたことを　　→　been in Osaka
　(完成文)　She has been in Osaka.

　B 彼女は、(かつて)大阪にいたことがない　※be動詞現在完了形、否定形
　　　(〜は　ユウする文)
　(1) 彼女は　〜ユウしない　 →　She has never
　(2) 大阪をいたことを　　　→　been in Osaka
　(完成文)　She has never been in Osaka.

　C 彼女は、(かつて)大阪にいたことがあるの?　※be動詞現在完了形、疑問形
　　　(〜は　ユウする文)
　(1) 彼女は　〜ユウしない　 →　Has she ever
　(2) 大阪をいたことを　　　→　been in Osaka
　(完成文)　Has she ever been in Osaka?

　D 彼女は、(かつて)大阪にいたことはないの?　※be動詞現在完了形、否定疑問形
　　　(〜は　ユウする文)
　(1) 彼女は　(かつて)ユウしないの?　→　Hasn't she ever
　(2) 大阪にいたことを　　　　　　　→　been in Osaka
　(完成文)　Hasn't she ever been in Osaka?

　D 彼女は、どこにいたことがあるの?　※be動詞現在完了形、疑問詞付き
　　　(〜は　ユウする文)
　(1) 彼女は　どこに〜ユウする?　→　Where has she
　(2) いたことを　　　　 　　　　→　been 
　(完成文)　Where has she been?

英語発想に従えば英会話はこんなに簡単! 会話発想トレーニング (13) 現在完了形

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