goo blog サービス終了のお知らせ 

Imaginary Dock

"作ることを伝える"をテーマに
プラモデル製作を紹介しています
動画もあわせてごらんくださいませ

[MSN-00100] HYAKU-SHIKI「百式」 #0-2

2011-09-26 17:46:54 | MSN-00100 Hyaku-Shik

《完成のイメージが膨らむと、早く組み立ててしまいたくなります。》
作品のテーマ:「さりげない精密感と使用感」

<工程を整理する>
HYAKU-SHIKIの製作方針とテーマが決まりましたので、今度は完成までの工程を整理します。
「説明書の通りに作れば良いのでは?」と思われるかもしれませんが、工程を整理しておくのは「塗装」をするためなんです。
私の場合、塗装をしたり「ディティールアップ(今回はしない予定ですが…)」をしたりしながら製作するので、組み立て方法やパーツ組み付け確認のために説明書は利用しますが、そこに記載されている順番通りに製作する事はあまりありません。

当たり前の事のようですが、説明書には「組み立て方の説明」が書かれています。
ところが、塗装作業までを考慮して書かれた物ではないため、今回のように塗装をする場合、組み立て説明書の順番通りに作ると、「腕のパーツを作ったが、足のパーツを作っている時にさっき使った色をここでも塗る指示がある」というようなことが起こります。

「筆塗り」で塗装をするのなら、それでも良いのですが、「エアブラシ」を使用するとなると、塗装色が変わる度に「エアブラシ」に残った塗料を洗浄する必要があるので、「エアブラシ洗浄」の手間がそのつどかかってしまいます。
同じ色で塗装するパーツは「まとめて塗装」した方が、エアブラシ洗浄の手間も減って「エアブラシ洗浄」の為の溶剤とそれにかかる時間を節約出来ます。
なので、塗装工程を考慮した製作工程を考えておいた方効率的と言うわけです。


おおざっぱに工程を分けると次のようになります。

全てのパーツに下処理をして…
必要に応じて、一部組み立てをし…
まとめて塗装して…
最後に組み上げる

といったところですね。

これが、私がキットの箱を開けて最初に行う作業です。
完成図と実際のパーツを見比べて、塗装前に組み立てが必要な箇所に見当をつけておきます。
はやる気持ちをおさえてパーツと組み立て説明書とにらめっこ… 私にとってはこれも楽しい作業です。



<工程を考える>
というわけで、前述をふまえると工程は次のようになります。
 ・パーツカット:一部を除く、全てのパーツを切り離す
 ・パーツの整形:切り離したパーツの切り口を整え、「ヒケ」を処理する
 ・合わせ目処理:塗装前に組み立てが必要なパーツを組み立てて合わせ目をパテなどで埋めて消す
 ・下地塗装  :塗料の定着を良くする
 ・本塗装   :イメージする色に塗装する
 ・組み立て  :塗装したパーツを組み立てる
塗装工程を含めて製作するので、組み立て説明書の指示とは別に工程をあらかじめ決めました。
多くの模型ではの次のような手順で製作する事が出来ます。

とはいえ、キットによっては合わせ目を消して、パーツごとに塗装しながら組み立てる場合や、組み立ててから塗装する場合もあります。
HYAKU-SHIKIの場合も、組み立ててから塗装をする必要があるパーツがあるようです。
組み立て説明書とパーツと完成写真を見比べて、合わせ目を消す必要がありそうな箇所は現段階では次の通りでした。
 ・膝の関節部分
 ・脛の部分
 ・足首の部分


(ひょっとしたら、脛と足首の部分は合わせ目の処理をしないかもしれません…)

<製作工程>
前述のように工程が決まりました。
今回もQUBELEYのときと同じような工程ですね。
製作記事では次のような流れで制作風景をご紹介します。

#0.製作方針とテーマを決める(前回と今回の記事)
#1.パーツの下処理と整形
#2.合わせ目消しと塗装準備
#3.塗装
#4.組立
#5.完成


次回の記事ではいよいよ製作に入ります。
お楽しみに…
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

[MSN-00100] HYAKU-SHIKI「百式」 #0-1

2011-09-24 10:46:49 | MSN-00100 Hyaku-Shik

《お目当てのプラモを買った帰り道は鼻歌まじりです。》

QUBELEYを完成させ、ディスプレイしていると、やはり欲しくなってしまいました、百式…

Imaginary Dockの製作記 第2弾は BANDAI社製のMG MSN-00100”HYAKU-SHIKI「百式」”の製作をご紹介します。
黄金色に輝くスマートな機体、QUBELEYと対峙させるのが今から愉しみです。

<パッケージング>
QUBELEYと比べると、小振りな箱ですが中にはぎっしりとパーツが詰め込まれていました。


このキットの特徴はなんと言っても、メッキコーティングされた外部装甲のパーツです。
もともとカーモデル好きの私にとっては、MGのパッケージングには今回もオドロキです。
メッキパーツを眺めては、キラキラと輝く光沢につい、うっとりとしてしまいます。


<テーマ>
さて、HYAKU-SHIKIの製作にかかる前に、今回もテーマを考えます。
今回のテーマは、
「さりげない精密感と使用感」
としました。
ただでさえ、豪奢で見た目に派手なキットですが、よくよく見ると「おっ、凝ってるね!」という仕上げを目指します。

<方針>
完成までの方針はあらかじめ考えておきます。
私の場合、方針を考えておかないと製作途中でどんどん凝り始めてしまい、なかなか完成しない事があります。
方針を一度決めてしまえば、あとは純粋に製作を楽しめるので、作業もはかどる気がします。

ここで考える事は「どこまででの手間をかけたら完成とするか」ということです。

これは模型製作の楽しみ方なので、自分のスキルと相談しながら決めてゆけばOK。
もちろん、手間のかけ方は自由ですが、ある程度の基準を持つのも製作スキルを向上させる手段といえます。

私の場合、次のように手間の掛け方を分けています。(ご参考までに)
 1.無塗装キット素組み
  ・塗装をせず、そのまま組み立てること。(ミニ四駆とか)
 2.キット素組み
  ・塗装を施し、キットの部品だけで組み立てること。(前製作記QUBELEYなど)
 3.軽いディテールアップ
  ・上記「2.」に加えて、気になるパーツの形状補正をパテやプラバンで行うなど、軽工作を追加すること。
 4.かなりのディテールアップ
  ・上記「2.」「3.」に加えて市販のディテールアップパーツを採用したり、自作パーツを追加すること。

今回は前作QUBELEYとのバランスを考えて、「2.キット素組み」を方針とする事にします。
内訳としては
 ・ストレート組み(市販の別売パーツを使わない)
 ・ディティールアップ(ヒケや成形不良箇所の形状補正)
 ・塗装は設定通り
方針はQUBELEYのときと同じですね。

テーマと方針が決まりました。
キビキビと動き回る姿を思い浮かべながら、出来るだけキビキビと製作したいと思います。

次回の記事では製作の工程についてをご紹介します。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする