チェンマイでは、台風がもたらす豪雨でピン川が氾濫したようだ。
ソンテオ運転手の友人ウイワットによれば、客の多いワロロット市場やナイトバザールを中心とした一帯が通行できず、商売あがったりだそうである。
オムコイはといえば、ここ数日まとまった雨が降っていない。
今日も、時おり薄日が差す穏やかな曇り空。
嵐の前の静けさ、といったところだろうか。
村の衆たちは、これからの大雨に備えて田んぼや牛小屋の点検に忙しい。
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カラリと晴れ上がることが少ないせいか、村周辺ではいま眼病が流行っているらしい。
私も2週間ほど前に、右目にゴロゴロするような軽い痛みを感じた。
目薬をさすと痛みと違和感はすぐに治まったのだが、その頃から店にやってくる山奥の人たちの目が妙に赤いことに気がついた。
まさか、トラコーマではあるまいな。
ラーが怖がって、店を閉めようと騒ぎ出す。
それから数日後、ラー自身も目の痛みを訴え始めた。
赤くはないのだが、やはりゴロゴロするのだという。
そして、目薬をさしてもなかなか治らない。
近隣にも、同じ症状を訴える者が増えてきた。
しかし、私の方はもう何ともない。
なにか、免疫でもあったのだろうか。
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去年は、デング熱が流行り、次男のイエッが4日ほど入院した。
鳥インフルエンザかとも思える疫病で、近隣やわが家のの鶏がほぼ全滅した。
豚の急死もあった。
マラリアも、根絶したわけではない。
だが、私はマラリアにもデング熱にも鳥フルにも罹らず、頓死(一応シャレです)もせず、この村での暮らしはもうすぐ4年を経ようとしている。
この4年間で医者の世話になったのは、焼酎の一気飲みという村の流儀を忠実に守ったがための急性胃潰瘍、茸によるジンマシン、蛙による食当たり、それに去年から今年にかけて悩まされたダニ被害ぐらいなものだ。
日本製のひ弱な体にしては、まあまあの戦歴と言えるだろう。
焼酎の飲み過ぎや唐辛子の食べ過ぎで胃腸を壊すことの多かったラーに較べると、通算入院日数もずっと短い。
ふと、俺は来るべくしてここに来たのではないかという思いにとらわれたりもする。
まあ、60歳を過ぎると急速に体力が衰えるというから、先のことは分からないが、丈夫な体に生んでくれた親に感謝しつつ、今朝も伝統的なカレン族料理に舌鼓を打つのであった。
オイテテ!(うまくてたまらん)
*写真は、「今夜のおかずだ」とラーが狂喜しているヒキガエル(たぶん)。これは、やばいかも知れない。
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喰わず嫌いでしたが一度食すると・・・ラムテテー(チェンマイ語?で、美味しいの意味)ですよね。
これは明らかにやばそーですね.
健闘を祈ります.
わが村では、ぶつ切りですから・・・。
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ishiさん
ここは、逃げるしかありません。