今日の一貫

米政策は結局ハードランディング政策だったのか?

コメに19年産問題が顕在化している。
4月頃の政府のある委員会で今年の秋には、市場が判断してくれるから、成り行きを見た方がいい、と発言した記憶がある。
それにしても、農協が、というより、全農が、概算金7千円を打ち出すとは思わなかった。安倍政権のようにコメ政策を投げ出したことになる。しかし福田政権や民主党のように、コメの場合には変わる組織がないため、全農もいやいやコメ業務を継続しなければならなくなっている。
農家の個人販売や、単協販売をしめつけによって認めてこなかったツケが出ている。
逆に言えば、全農に集荷していない個人販売農家や農協が比較的良く、農協に出荷している大規模農家がもっともダメージを受けてることになる。

それはともかく、日本農業新聞が、「狂った計画」としてこの間の事情を連載している。
しかし、今日の状況がおきたのは、「計画が狂った」からおきたのではなく、コメ政策大綱で期待された「関係者の意識改革」がなされないまま今日に至ったからおきているのである。記事の内容を見ても、農協の自己責任意識が希薄である。


2002年当時、こうなるシナリオが一番怖いとして、そうならないための努力の方向をあちこちの雑誌に書きまくった。しかし、残念ながら、農水省も農協も、聞く耳を持たなかった。
農水省は、聞く耳は持っていたものの、米政策大綱を作ったばかりだし、需給調整をはりめぐらせたこともあって、身動きが取れないまま今日に至っている。農水省は明らかに分かっていながら方向転換できない大企業病に陥っている。


下記は、2003年2月に『衆議院調査局農林水産調査室』の報告書に書いた文書の一番最後の部分である。5年前の警告である。ある日突然の破綻というハードランディング路線を歩んでいるが、そうならないようにするには何が必要か、をいっている。

そのうち、この2002年に書いたものを何らかの方法で、PDFファイルにして掲載しようと思う。

以下

7,
大綱が人為で行おうとしている政策は、本来すべて市場経済化との関わりで論じ行わなければならないものだった。
研究会の議論で欲しかったのは、①米の世界へのより一層の市場原理の導入の仕方、②そのことによって生じる数々の困難の検証、③さらにその対策の政策化、という至極まっとうな事である。46回の研究会を開催したというものの、これらへの言及が体系として充分になされているとはいいがたい。
また流通部会では、確かに様々な改革的内容が盛り込まれ、さしたる異論もなくまとめられたと聞いているが、改革をいうならいうで、改革目的との整合性がもっと重視されるべきだった。それは、川上の市場経済化への道筋であり、私見を述べれば、①販売主体と彼らの需給調整における役割の明確化、②単協販売活性化のための制度改革、③経営所得安定対策の制度化、という三点である。
研究会の議論が、需給調整に重点を置いた議論となったことや、また終盤には、個々の委員の思惑が拡散する方向に向いたのも、研究会の性格と「稲作の特殊認識」が反映したためといえよう。
大綱は、市場原理へ移行する政策スキームが明確ではないため、いささか心許なく感じる。内容は、行政技術を主にしているため、専らに行政の力技と地方自治体の努力、さらには関係者の意識改革を期待したものとなっている。その為ある日突然、国の撤退という事象か、ある種の破綻という事象によってしか、「意識改革と制度改革」の良循環構造を作れないのではないかと危惧している。

コメント一覧

たかひろ
がんばるお(´・ω・`)
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アフィリやめてこっちにして正解だったwwww本当に3発ヤッて10頂きやしたwww明日もがんばるおww前教えてくれた人ありがとぉぉぉぉwwwww

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これマジで騙されたと思ってやってみろってwwwwwww女超本気だよwwwwwwwwwww

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ココぶっかけるだけで喜んでくれるって嬉しくね?wwしかも大量だったから今後も含めて5まんの上乗せwww

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武 正志
もうひとつの農政改革
「農業政策」というものにもし社会的な意味があるとすれば、「人と人々」に着目した場合、農業者のやる気をいかに引き出すか・良い環境づくりができるか、農業者以外の人(消費者)にいかに喜ばれ、支持されることができるか、このことに尽きると思います。この視点で大泉さんが最近提言されている「米価下落政策」「低米価誘導政策」を政策評価すると、0点です。農業者のやる気をなくさせるだけではなく、結果的に消費者も不安に陥らせるだけでしょう。大泉さんの農業や農村に関する言説は、(量的に)どれだけ多数の人々と交流したことを記述していても、(質的には)外側から眺めて評論している観察者の視点によるものに過ぎません。「暗黙知の理論」で著名な科学哲学者マイケル・ポランニーは、「知る」ということはその対象に「潜入(イン・ドウェリング)」することだと言及しています。このことを踏まえて、私(たち)の農業政策を提言します。なお、農林水産省も遅ればせながら農政改革3対策について現場の声を聞いているそうです(以下は順不同)。
○「緑」及び「黄」の環境直接支払制度の創設
○中山間地域等直接支払制度を補完する条件不利地域対策の創設
○森林環境税(国税)の創設・森林環境保全支払
○主食用米生産調整の選択制への移行(食糧法の一部改正)
 ・「需給均衡」から「需給変動緩和」へ
 ・生産調整未実施者の地方農政事務所への届出制、氏名及び作付面積等の公表、違反者への行政・刑事罰適用
 ・生産調整実施者への米部分のメリット措置として①上記環境直接支払(基底部分:環境保全型農業に取り組む農業者すべてが対象)+②担い手農業者に限定した諸外国との生産条件格差是正のための直接支払
○主食用米以外の生産振興
 ・バイオ燃料、飼料作物生産推進(大規模実証研究→面積支払へ移行、「緑」から「緑」へ)
 ・麦、大豆生産への食料産業直接参入の促進(クロス・インセンティヴ政策)
○クロス・コンプライアンス(農業環境規範)の徹底
○生産から消費までのすべての段階での原料原産地表示の義務化
○コスト低減技術・環境保全型農業新技術の認証制度、知財戦略
○国防、警察、環境、エネルギー及び食料に関する国家安全保障会議の創設(経済財政諮問会議の機能縮小)
○農地政策改革のメニューとして農地の交換分合の推進
 ・所有権段階:不動産取得税及び登録免許税の時限的無税化
 ・利用権段階:自己利用権設定制度及び利用権の交換分合制度の創設
○消費者対策
 ・食事バランスガイドから「食と農」のバランス・スコアカードへ
 ・食育(学校給食、日本型食生活等の献立を活用した)データによる健康指標を活用した地域食料自給率の設定及びその向上対策
 ・農業者との直接交流を推進する団体へのソフト支援
ェロアムロ
アムロィきます!!!
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ガンオタの性処理は今や此れ!!!

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