毎日更新!中谷比佐子のきもの365日

きもの日記です。さて何を着よう?と思ったときの参考にも

絹紅梅

2011年07月12日 | きもの
ごく近い周りでは絹紅梅に人気が高い
見た目は浴衣の高級品長板染めの柄に似ていて
大人の雰囲気を味合えます

藍染め、グレーが美しい松煙染、多色染の華やかなもの
柄色は二色ですっきり
「紅梅織」というのは「勾配織」からきていて
強くよった糸を使い斜めに織って行って絽織りとは違った
隙間を布に出していきます

お菓子のウエハースのような地紋になり涼しげです
しかもわが日本人は「勾配」を「紅梅」という美しい言葉に代えたのですね
逆に勾配の意味がわかりにくくなっていますが
夏のきものとして何処か優雅

綿紅梅もあるのですが
綿といえば素肌に着たいので透けて見えるのはちとまずい
しかし絹紅梅となると
下着だけで素足半巾と着る場合

長襦袢をつけて半衿をだしお太鼓結びして
白足袋はいて余所行き用
いろんなTPOを楽しめるので魅力いっぱいです

普段着っぽくもお澄まし用にも着られるところが嬉しいですね
浴衣姿よりお姉さん味を出せます
麻の半巾、紗の半巾
名古屋帯ですと紗の博多帯や麻の無地帯が
スッキリしたコウデイネートになります

旅先に持っていって楽しもう