Johnny’s Dazed And Confused Days

〜ジョニーのぼんやりと混乱した日々〜

♪ 時計じかけのクリープ / 10cc:1974年作

2023年11月03日 07時00分00秒 | 1970年代の洋楽
時計じかけのインパクト
僕の育った街はまあまあ大き目の地方都市ですが、1970年代の初め頃は、新作映画といえど、公開日から何ヶ月か遅れて封切られていました。
今は公開日に封切られますよ!

そんな中、観には行かなかったけど、非常にインパクトがあった邦題の思い出の映画があります!

キャッチコピーが~
鬼才キューブリック監督が放つ話題作

『時計じかけのオレンジ』
 こんな紹介をされていたこの映画、何だかわけの判らん邦題でしたが、非常に印象に残ってます。
しかし・・・
TV放映もされたと思うんですが、しっかり観た覚えがない!
単純明快なものでないと・・・拒否反応が・・・ (-_-)zzz
このタイトルで「小難しい!」と思い込んだのか、未だに“不鑑賞”

このキューブリック監督というのは、あの1968年公開の名作『2001年宇宙の旅』で有名な人、トム・クルーズニコール・キッドマンの夫婦共演で話題となった1999年公開の『アイズ・ワイド・シャット』でも監督をしてますよね。
その際も、「あの、キューブリックの監督作品」という紹介をされていました。

単純明快路線の僕には馴染のない方ですが間違いなく大物監督ってことでしょうね!(^O^)

因みに、筋が馴染み易い『スターウォーズ』『インディ・ジョーンズ』なんかは得意ですよ。
両シリーズともDVDを全巻持ってます!
 
自慢じゃないけど、特に『スターウォーズ』は非常に精通している。
この場を借りて、ジョージ・ルーカスに物言いたい!💢

最初に公開された『スターウォーズⅣ』でのベン・ケノービルーク・スカイウォーカーの会話から・・・

ルーク:「このロボット(R2D2)が、持ち主はオビ・ワン・ケノービというんです。ベン、あなたの親せきでオビ=ワンという人を知りませんか?」
ベン:「オビ=ワン・・・懐かしい名前だ!長い間、聞かなかった!」
ルーク:「じゃあ、知ってるですね!」
ベン:「ああ~よく知ってるとも・・・ワシがそのオビ=ワン・ケノービじゃ!でも、ワシはこのロボットを知らないし、ロボットなんぞ持ったこともない!」


オビ=ワン❗️
あんた、大昔に、散々、R2D2と行動していたじゃありまへんか‼️
わたしゃあ、どうしても、この部分が納得出来ない!(#^.^#)

さて、『時計じかけのオレンジ』に話は戻ります!
この映画の原題は『A Clockwork Orange』。 この映画からイメージされたかどうかは知りませんが、10cc は1974年にリリースしたアルバム『Sheet Music』の中で、同じようなタイトルの曲を収録しました・・・

 【Album Data 】
リリース:1974年5月
チャート:英国8位、米国81位


今日ご紹介するのは、アルバム『Sheet Music』からの1曲「Clockwork Creep」です。
この曲、付けられた邦題が何と「時計じかけのクリープ」

「オレンジに対してクリープかいな!」と思いはしましたが、よく考えてみると、コーヒーのお供のクリープは森永乳業の製品名で、しかも、綴りは"Creap"でこれとは違っている?
10ccのクリープは、“戦慄”という意味の"creep"で、“clockwork 時計仕掛け”という単語と併せて“時計仕掛けの戦慄”、すなわち“時限爆弾”のことらしいです。

チックタック、チックタックと迫り来る時間・・・
こんな緊迫感を10cc は、アップテンポで目まぐるしい展開のサウンドで面白おかしく表現します!

これぞ10cc の真骨頂といったところでしょうね

この曲のような意表を突くサウンド&コーラスこそ、10cc サウンドのひとつであり、後続のクイーンなどに影響を及ばせた部分でもあると思ってます!

時計じかけのクリープ / 10cc
おいら 時計じかけのクリープさ
眠ることが出来ないんだ
だって ネジを巻かれ 無理矢理働かされる
ネジを緩めることは
おいら自力じゃ出来ないんだ
その時がもうじき来るけどね
チックタック チックタック 時限爆弾
チックタック チックタック 時限爆弾
チックタック チックタック 時限爆弾

僕はジャンボジェット機
搭乗員、貨物、乗客までも
ピカピカの新品さ
僕は翼をいっぱい広げ
僕の優秀さを示すため
色んなことをやってみせようぜ
チックタック チックタック 時限爆弾
チックタック チックタック 時限爆弾
チックタック・・・・・・・・

さて このうちに
エスカルゴの殻の温度が上がる
爆発する時間が迫ってくる
どんどん 迫る どんどん
そう あと1分
もう どうにもならないのさ
だって 行き着く時間が
迫ってる
どんどん どんどん
・・・・・・・・

のっぴきならなくなったぜ
作動するかはどうかは
おいらの意志次第
墜落するのは確かなことさ
パイロットときたら
いちゃつくことに大忙し
爆弾があることなんて
とんとご存知ない
彼が手を打たなきゃ 一巻の終わり

さあ このままでと
可愛い爆弾ちゃん
おいらの手が後ろに回りゃ
時計は止まる そうすりゃ
陰謀はおしまいさ
ジャンボも無事ってことになる
チックタック チックタック 時限爆弾
チックタック チックタック 時限爆弾
チックタック チックタック 時限爆弾

僕の着陸の上手さはね
サベナ航空もパン・ナムもよだれを垂らす
チャタヌーガから日本まで
滑走路はお馴染みさ
てんで洒落た飛行機
てんで素敵な飛行機
てんでイカシた飛行機
そいつが僕さ

ほんの1秒 じっとしろ
おいら 時計じかけの仕掛人
ごらん 導火線がくすぶり出した
爆発の瞬間はきっかりなんだ
グッバイ・タック、ごきげんよう
チックタック チックタック 時限爆弾
チックタック チックタック 時限爆弾
・・・・・・・







2 コメント

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Unknown (なおとも)
2023-11-03 12:39:19
こんにちは!
「時計じかけのオレンジ」の題名には凄くひかれたのですが、内容を何となく聞いて、結局見ませんでした。この楽曲は面白いですね。ゆっくり聴いて和訳を読むと日本が出てきて、急にぐっと好きになりました。10ccの名前にも惹かれます。
Tik Tokなんかに向いていそうです。
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Unknown (ikenaijoni)
2023-11-03 15:26:27
なおともさんへ

こんにちは😃
昨日、アップした「ウォール・ストリート・シャッフル」にも『成り上がりたけりゃ、“円”を買うのが上作さ」という歌詞が出て来ます(^O^)
このバンドはこの様なクイーンが影響を受けたと思われる曲やら、どこまでも美しい曲やら色々あります。
ビートルズ関係を除いたら、僕の好きなアーティストのベスト3に入るバンドです。
Tik Tokを見てるなんて、“ナウい”ですね(^O^)
この曲は2枚後のアルバムに収録されている美しい曲の冒頭でも、ラジオから聞こえて来るような感じで使われています。
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