Johnny’s Dazed And Confused Days

〜ジョニーのぼんやりと混乱した日々〜

♪ ふたりの誓い / カーペンターズ:1971年作

2023年03月31日 13時22分35秒 | 1970年代の洋楽
【 Single Data 】
リリース:
1971年1月15日(米国)、3月10日(日本)
チャート:米国3位

馬には乗ってみよ人には添うてみよ
何事も経験してみなくては本当のところはわからないのだから、やりもしないで批判したり評価したりするべきではないということ。

馬は乗らなければ、人は付き合わなければ、その良さは判らないもの、経験して初めて、その良さを発見できるのだから、始める前から軽々しく批判するのは愚の骨頂。
この言葉、元々は“縁談を勧めるようなときに、実際に結婚してみなければ相手の本当の人柄はわからない”といったような事から生まれたそうです。

今日は新しい門出を迎えて幸せいっぱい~でも、ちょぴり不安も・・・
そんな結婚する男女にピッタシの曲の紹介です💕
 
気分転換が幸運を呼び込みました!
1970年後半、「遙かなる影 (They Long to Be)Close to You」「愛のプレリュード We've Only Just Begun」の連続ヒットで、順調にヒット・メーカーとしての地位を築きつつあったカーペンターズ、更なる飛躍を望む兄のリチャード・カーペンターは、ニュー・シングルの選曲に余念がありません!
そのリチャード、気分転換の為に妹のカレンと共に映画館へ足を運んだことが、思わぬ幸運をもたらされることになります。
彼らが観賞したのが、1970年の夏に公開、結婚を間近に控えた若い男女を描いたコメディ映画『ふたりの誓い Lovers and Other Strangers』
そして、その挿入歌がリチャードのアンテナに引っ掛ることになりました。

🎥 映画『ふたりの誓い』のあらすじ ➡︎  こちら

🎼 映画でのこの曲の挿入場面 ➡︎  こちら

互いに知らないことも多く、ちょっと先行きに不安も過る。
幸せの絶頂期にありがちな、「幸せ過ぎるが故に~」といった部分も感じられる。
しかし、「今、目の前にある愛を一生懸命に育てて行きたい」とあくまでも肩肘を張らずに自然体で・・・

 【 Album Data 】
リリース:1971年5月13日
チャート:全米2位

ブレッドの2人が作詞
ロマンチックで幸せ指数満点のこの曲、フレッド・カーリンという人が作曲、映画の中ではラリー・メレディスというシンガーが歌ったものが流れて来ます。
そして、オーソドックスな内容ですが、非常に好感の持てる詞を書いたのが、ジェイムス・グリフィンロブ・ロイヤー、このコンビは、この後、メロー・サウンドで人気を博すことになる"Bread"のメンバーとして活躍することに・・・

当り障りのないこのような内容の詞は、優等生のカーペンターズにピッタシ!
全米でもNo.3の大ヒットを記録したのも、納得ですね!

【 Billboard Hot 100 】1971年3月13日付
01.One Bad Apple / Osmonds
02.Me And Bobby Mcgee / Janis Joplin
03.For All We Know ふたりの誓い / Carpenters
04.Just My Imagination (Running Away With Me) はかない想い / Temptations
05.She's A Lady / Tom Jones
06.Mama's Pearl ママの真珠 / Jackson 5
07.Proud Mary / Ike & Tina Turner
08.Have You Ever Seen The Rain 雨を見たかい / Creedence Clearwater Revival
09.Doesn't Somebody Want To Be Wanted 悲しき青春 / Partridge Family
10.If You Could Read My Mind 心に秘めた想い / Gordon Lightfoot

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ふたりの誓い / カーペンターズ
愛よ 私たちふたりを見て
まだ互いに知らないことばかりだけど
これから生涯を共にしていくの
語り合うことはたくさんあるし 一日一日と
あなたを身近に感じていくことでしょう
でも それは時だけしか分からないことね

生涯かけてこう言えるようになりましょう
「あなたのことをよく知ったわ」と
時だけがそれを教えてくれる
ふたりの愛が大きく育ちますように





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