
懐かしい邦楽:021 〜 まるで洋画の一場面である様な曲
今日ご紹介する「ジョニィへの伝言」からイメージされる情景に“和”の要素は感じられず、浮かんでくるのは映画の中の一昔前のアメリカの田舎のバー、そのカウンターの右端には大きなトランクを横に置き女性が連れが来るのを待っている。 このような状況が頭に浮かんで来ます。
登場人物が日本人でなく、歌に出て来るイメージが日本的でないことから「無国籍ソング」なんて云われ方をされてるようです。
この曲の舞台は、僕のイメージではコロラドとかカンザスの様な海岸に面してない合衆国の中央部に位置する州の田舎町って感じでなんです。
主人公の女性はダンサーとして成功する事を夢見るも、その夢破れ、大都会から逃げ出すようにあてもなく旅立った。 美しさに惹かれ、何気なく立ち寄った山間の田舎町でジョニィという男性と出会い恋に落ちた・・・
こんな物語がイメージされます!
更に話を進めると、、、ジョニィは資産家の息子さんで、元ダンサーとの交際を父親から反対されました。
独裁的な父親に優しい母親は口出しできません。 しかし、その母から「家の事は心配しなくていいから、自分の好きなように生きなさい!」と励まされたジョニィは故郷を捨てる事を決意しました。 いよいよ恋人との約束の日がやって来ました。 待ち合わせは二人でよく足を運んだ友人がやっているバー。 しかし、ジョニィは行かなかった、行くことができなかった・・・
心労が重なっていた母親が急に倒れて意識を失ってしまったのです。 医師を迎えに行きながら「こんな母さんを置いて行くことは出来ない」とジョニィは思う。
3分半程度の曲で、詞の内容もそれ程、事細かに描かれてもいない。
それでいて、この曲を聴いた人はそれぞれ色々違ったイメージを膨らませる。
こんな曲はそうはないですよね!
この曲の詞で一番のポイントは、相手への「気遣い」に尽きると思っています。
「割と元気に出て行ったし、これまでのように踊り子をすれば不自由なく生活も出来るから、何も心配しなくていいし、気にすることはない。」と友人のバーの店主に後事を託して去って行く・・・
実にいい曲ですね ♫
ジョニィへの伝言 / ペドロ&カプリシャス
作詞:阿久悠 作曲:都倉俊一
ジョニーが来たなら伝えてよ
2時間待ってたと
割と元気よく出て行ったよと
お酒のついでに話してよ
友だちなら そこのところ うまく伝えて
ジョニーが来たなら伝えてよ
わたしは大丈夫
もとの踊り子でまた稼げるわ
根っから陽気に出来てるの
友だちなら そこのところ うまく伝えて
今度のバスで行く西でも東でも
気がつけばさびしげな町ね
この町は
友だちなら そこのところ うまく伝えて
今度のバスで行く西でも東でも
気がつけばさびしげな町ね
この町は
ジョニーが来たなら伝えてよ
2時間待ってたと
サイは投げられた もう出かけるわ
私は私の 道を行く
友だちなら そこのところ うまく伝えて
うまく伝えて
2時間待ってたと
割と元気よく出て行ったよと
お酒のついでに話してよ
友だちなら そこのところ うまく伝えて
ジョニーが来たなら伝えてよ
わたしは大丈夫
もとの踊り子でまた稼げるわ
根っから陽気に出来てるの
友だちなら そこのところ うまく伝えて
今度のバスで行く西でも東でも
気がつけばさびしげな町ね
この町は
友だちなら そこのところ うまく伝えて
今度のバスで行く西でも東でも
気がつけばさびしげな町ね
この町は
ジョニーが来たなら伝えてよ
2時間待ってたと
サイは投げられた もう出かけるわ
私は私の 道を行く
友だちなら そこのところ うまく伝えて
うまく伝えて
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます