Johnny’s Dazed And Confused Days

〜ジョニーのぼんやりと混乱した日々〜

♪ イエスタデイズ・ヒーロー / ベイ・シティ・ローラーズ:1976年作

2024年02月17日 21時12分39秒 | 1970年代の洋楽


【 Single Data 】
リリース:1976年(米国)
チャート:Billboard 54位
★各国、カップリング曲が違う。英国ではシングル・カットされていない。

“過去のヒーロー”なんて言われるのは真っ平ご免だ!
こんな風に思うのは極々自然なこと・・・

ビートルマニアという言葉も生まれた人気絶頂期の頃のインタビューで、ジョン・レノンがこんな事を話してます・・・

『この人気が永遠に続くなんて思うほど、自惚れちゃあいない。何ヵ月か、こんな状態が続いただけでもラッキーさ!』

他のメンバーも、同じように“こんな状態はいつまでも続かない”といったようなニュアンスの話をしていました。

“落ち目”になる事への不安もあったでしょうが、それと同時に“覚悟”というか“開き直り”といったものもあったようです!

彼らがアイドルであることを拒否するかの如く、立ち止まることなく、次々と斬新なサウンドを採り入れ、発表していけたのも、もしかすると、こういった“開き直りの精神”があったからなのかも知れませんね!

それにしても、それから約半世紀過ぎた今でも人気が続いている、、、
ビートルズは完全な読み違いをしていた様ですね!

 
そんなことで、今日は1970年代半ば、“タータン・ハリケーン”で一声を風靡したベイ・シティ・ローラーズのナンバーから1曲を・・・

残念ながら、彼らは、“過去のヒーロー”になってしまいましたが、アイドルとして頂点を極めただけのことはあり、選曲が絶妙で、質の高いポップナンバーを数多く残しております。

過去の英雄
今日ご紹介するのは、今日の記事内容にジャスト・フィットした曲「Yesterday's Hero」です。
“かつての人気者が、時の経過とともに忘れられた存在になった”というような栄枯盛衰を歌ったこの曲を、彼らの人気絶頂期に持ってきたことがユニークですね。
もともとはオーストラリアのジョン・ポール・ヤングというシンガーの曲で、歌詞の一部を変えて発表しております。

★ジョン・ポール・ヤング★
Take a look at me, I'm a Yesterday's Hero
僕を見てごらん、僕は過去の英雄


☆ベイ・シティ・ローラーズ☆
We don't wanna be a Yesterday's Hero
僕たちは過去の英雄になんてなりたくない


「過去の英雄になんてなりたくない」と歌詞を手直し、“過去の英雄”と断定しなかったのが、せめてものアイドルとしての意地なのかな?(^O^)


イエスタデイズ・ヒーロー / ベイ・シティ・ローラーズ
街を歩くと
愚かな人たちが立ち止まって
僕を見つめてこういう
「あの顔何処かで見たことないかなあ ずっと昔に」

僕たちが街を歩くと
見ず知らずの人がこういう
「ヘイ 坊やたち 調子はどうだね」
君がたまたま通りがかったら
僕は こんにちはって声をかけるよ
あの人たちはいう
「君の顔 何処かで見たことないかい?
もしかしたら 昔隣に住んでいた
あの子じゃないかい?
毎晩とても優しかった
あの子じゃないのかい」
「何処かで見たような気がするなあ」

僕たちは過去のヒーローになんてなりたくない
いつかはそう呼ばれる日が来るだろうけど
僕たちは昨日のヒーローになんてなりたくない
過去の英雄!
きっと いつかはそう呼ばれるようになってしまうだろう
みんなで団結して新しい計画を立てて
いつまでも友達同士でいないと
結局は過去のヒーローと呼ばれるようになってしまうんだ

街を歩いている僕たちに
もし君が気づいても
そのまま通り過ぎておくれ
一体僕が何をしているのかと思っても
何も聞かないでおくれ
どうせ 君を知ることなんて出来ないんだから
街中を歩く僕たちに
声さえかけれなく残念だと思っても
あんまり落胆しないでおくれ
僕の話をちゃんと聞けば君だってわかるはず
僕はね 君が僕じよなくって本当によかったと思うんだ
ね 僕のこの顔 何処かで見たことないか
そう 昔隣に住んでいたこの僕を
そうさ 毎晩テレビに出ていたこの僕を
ねえ そんな僕を何処かで見たことないかい

僕たちは過去のヒーローになんてなりたくない
いつかはそう呼ばれる日が来るだろうけど
僕たちは昨日のヒーローになんてなりたくない
過去の英雄!
きっと いつかはそう呼ばれるようになってしまうだろう
みんなで団結して新しい計画を立てて
いつまでも友達同士でいないと
結局は過去のヒーローと呼ばれるようになってしまうんだ


Yesterday's Hero - John Paul Young





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