Johnny’s Dazed And Confused Days

〜ジョニーのぼんやりと混乱した日々〜

♪ ミュージシャン / シルバー:1976年作

2024年02月21日 07時00分00秒 | 1970年代の洋楽
これぞ“隠れた名盤”だ!
1970年代半ば過ぎに流行ったのがイーグルスを筆頭にした完璧なコーラスを聴かせるウェスト・コースト・サウンドでした。

1976年に、たった1枚の素晴らしいアルバムを出しただけで解散してしまった、非常に残念なグループがあります。
その名は"Silver"❗️
勿論、「おぉぉ~懐かしい!」という方も沢山いらっしゃると思われます。
しかし、それは、当時を知る方のみで、ほんの少々時代がズレてしまったら、全く知られていない。
まさに“隠れた名盤”という呼び方は、このバンドの唯一のアルバム『Silver』のために出来たのではと思ってしまう程です。

今日ご紹介するのは、この名盤のオープニングを飾った珠玉のバラードです。

 【 Album Data 】
リリース:1976年
チャート:Billboard 142位


今日ご紹介の曲は、アルバムの第1曲目に収録されている「ミュージシャン」、聴いて貰えばお分かりになりますが、曲調からいってとてもトップに持って来る曲には思えない切ないメロディです。
しかも、詞の内容も“ミュージシャンとして生きていくことは簡単なことじゃない”というような現実の厳しい状況を切々と訴えており、続けるべきか見切りをつけようか、迷いが生じてる人がこの曲を聴いたら「もう夢を追いかけるのを止めようかなあ・・・」とこんな風に思ってしまいそう(ToT)
迷い人を奈落の底に思いっ切り突き落とす曲ってことですね❗️

それにしても、、、
このような意表を突いたアルバムへの入り方は珍しい!
こういったケースは、このオープニングの後の、2曲目、3曲目にどんな曲を持って来るかが重要だと思います。 そういった意味では、次回に紹介させて頂きますが、2曲目が実に的を得た選曲になっていることで、更にこの曲が引き立っている・・・
聴けば聴くほど心に沁みてくる・・・“お薦めの胸キュン曲”です!

全曲棄て曲なしのこのアルバム、美しいメロディ、コーラス、そしてウェストコースト・サウンドが好きな方は、絶対に気に入る筈!

ミュージシャン / シルバー
家賃の期日は明日だ
僕の名前じゃ、小銭も稼げなかった
僕なりに成功しようと頑張っている
でも新しい職に探した方がいいと思っている…

そして僕は自分自身にこう問いかけている
ミュージシャンになるってことは何なのか
そう僕にはわかる
それは気楽な人生でないってことが…
ミュージシャンとして生きていくことは簡単なことじゃない

僕は敢えて険しい道を選んだと思うよ
なぜかって思い悩む必要はないさ
昔は僕もチャンスをものにしようとする希望を持ってた
高望みをし過ぎたのかもしれない

そして僕は自分自身にこう問いかけている
ミュージシャンになるってことは何なのか
そう僕にはわかる
それは気楽な人生でないってことが…
ミュージシャンとして生きていくことは簡単なことじゃない

そして僕は微笑み続ける…
おー、笑顔さ
痛みを忘れるために微笑むのさ
心の中では泣いているんだよ
おー、涙する
そいつは難しいな
説明するのは難しいけど

そして僕は自分自身にこう問いかけている
ミュージシャンになるってことは何なのか
そう僕にはわかる
それは気楽な人生でないってことが…
ミュージシャンとして生きていくことは簡単なことじゃない







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