Johnny’s Dazed And Confused Days

〜ジョニーのぼんやりと混乱した日々〜

♪ アーノルド・レーン / ピンク・フロイド:1967年作

2024年01月22日 08時00分00秒 | 1960年代の洋楽
性的倒錯
性道徳や社会通念から外れた性的嗜好。


性癖とは、人間の心理・行動上に現出する癖や偏り、嗜好、傾向、性格。
本来、性的なものに限らない語であるが、性癖の「性」と言う文字のイメージから「性的な意味での嗜好、習慣、習性」だけを意味する言葉と誤解される事が多々ある。

私もこれまで“性癖”という言葉を間違って理解していた❗️
『あいつ、びっくりするような性癖を持ってる』という様な噂をことを耳にしても、直ちに変な方向へ結びつけぬよう気をつけたい!
これからは、確実に“性的倒錯”という言葉を使用しなければ‼️(#^.^#)

 【 Album Data 】
リリース:1971年5月14日(英国)、7月15日(米国)
チャート:英国32位、Billboard 152位、オリコン14位

私の“性癖”
普段は大雑把なくせに、音楽など好きなモノには、結構なこだわりを持っています。
昔、、、
「俺って、几帳面だから」と冗談っぽく言ったら、同僚の女性は、「はいはい、几帳面なところもあるね」と笑いながら言われたことがあります。(^O^)


【 Single Data 】
リリース:1971年3月10日(英国)、4月24日(米国)
チャート:英国20位


そんなことで今日は、ピンク・フロイドのデビュー曲でもあり、女装趣味という“性的倒錯”を持つ男の事を歌った「Arnold Layne」をご紹介させて頂きます。
デビュー当時のピンク・フロイドシド・バレットが実質的なリーダー。
まさに元祖ヴィジュアル系とも云える端正な顔立ちのシド・バレットですが、デビューする頃には薬物依存が限界点に達しようとしている状況で、精神的にもとても人前に出られるような状態ではなかったようです。


コンサートは勿論、レコーディングにおいても、穴をあけるなど、とてもバンド活動が出来る状態ではなくなり、学生時代からの旧友デヴィッド・ギルモアが代役としてバンドに参加することが度々ありました。
バレットの現場復帰が困難であることを自覚した残りのメンバーは、ビーチボーイズブライアン・ウィルソンがそうであったような“付かず離れず、立ち去らず”といった立ち位置をと考えたものの、それも不可能な程、精神の破壊が進んいました。
そして、、、デビューの翌年1968年には実質的な解雇に!
それと入れ替わって正式参加したのがデヴィッド・ギルモアであり、バンドの主導権はロジャー・ウォーターズへ移りました。

ピンク・フロイドの歴史は、その時代に主導権を握った者の返還が、そのままはっきりとバンドの返還の歴史となっています。

1.サイケの時代(シド・バレット)
2.名作連発の時代(ロジャー・ウォーターズ)
3.大掛かりで完璧な公演の時代(デヴィッド・ギルモア)


“女装が趣味の男が下着ドロをして警察に捕まった”と歌われる今日ご紹介する「Arnold Layne」は、まさしく“狂気の天才シド・バレットの世界”そのものですね!


アーノルド・レーン / ピンク・フロイド
アーノルド・レーンには奇妙な趣味があった
洋服を集めること
月の照らす夜 物干しから
彼にぴったしのサイズさ

壁には高くて大きな鏡があって
自分の姿が歪んで見える
シースルー、ベイビーブルー 
彼のお気に入り!

ああアーノルド・レーン、もう昔とは違うんだ
独りぼっちじゃ分からない
独りぼっちじゃ、独りぼっちじゃ
分かってくれるかい
アーノルド・レーン、アーノルド・レーン

彼は嫌いな奴に出くわして
牢屋に入れられたんだ
扉が閉められ 囚人達と一緒に過ごす
大嫌いなのさ

ああアーノルド・レーン、もう昔とは違うんだ
独りぼっちじゃ分からない
独りぼっちじゃ、独りぼっちじゃ
分かってくれるかい
アーノルド・レーン、アーノルド・レーン

もうあんなことするなよ!



 


4 コメント

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Unknown (yoko-2-1)
2024-01-22 08:44:39
おはようございます。
今日も楽しく拝読させていただいております( ^_^)
ピンクフロイド!
私は、「The Wall」が、はじめて聴いたピンクフロイドでしたが、衝撃的だったことを覚えています。10年くらい前かなあ、はじめて聴いたときを懐かしく想い出しました。
いつも楽しい記事をありがとうございます(*^^*)
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Unknown (ikenaijoni)
2024-01-22 09:11:41
@yoko-2-1 さんへ

おはようございます😃
いきなり2枚組の大作ですか、恐れ入りました\( ˆoˆ )/
僕は今では音楽を聴くのは殆ど車ですから、もっぱらサイケ時代のこのベスト盤ばかりです(^O^)
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Unknown (sakaki45)
2024-01-22 23:26:47
あまり歌詞は意識していなかったのですが、
「アーノルド・レーン」って、こんなしょうもない歌詞だったとは。

とはいえ、初期のフロイドは何というか、どこかヘンテコなのに
何度も聴きたくなる不思議な音楽ですね。

某本で「シー・エミリー・プレイ」の英国初回盤シングルは
異常な音圧の高さだと載っていましたが、一度は聴きたいけど、まぁ無理ですね。
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Unknown (ikenaijoni)
2024-01-23 06:46:46
@sakaki45 さんへ

おはようございます😃
シド・バレットが、もし、精神状態がボロボロになってなければ、確実にピンク・フロイドの未来は違ったものになっていたでしょうね。
本当にドラッグというのは怖い!

それにしても、このアルバムは奇妙な曲が多い(^O^)
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