Johnny’s Dazed And Confused Days

〜ジョニーのぼんやりと混乱した日々〜

♩ チアー・ダウン / ジョージ・ハリスン:1987年作

2023年11月28日 07時00分00秒 | George Harrison
A Coined Word
造語。作られた言葉。


この“造語”ばかりは、作った当の本人にその意味を尋ねない限り、正確に本当の意味を理解することが出来ません。 しかし、人間の指紋がそれぞれ違うように、色々な解釈があっても何ら不思議でない・・・

今日は、ジョージ・ハリスンの造語をタイトルにし、映画『リーサル・ウェポンII~炎の約束』の劇中歌として使われた曲の紹介です。
 元々はクラプトン用の曲だった
今日ご紹介する「チアー・ダウン」は、元々、エリック・クラプトンのアルバム用に書き上げられた曲でしたが、この映画の音楽を担当していたクラプトンから、“ジョージもサントラ盤に参加”する様に要請され、「それならば」と自分自身でレコーディング、それをサントラ盤に提供するに至ったそうです。
この曲はエンディング・ロールに流れるため凄く目立ちます!
僕は『リーサルウェポン』シリーズが大好きで、DVDも4作全部持っているんですが、ジョージが音楽で参加している事を知らずにいまして、イントロが流れて来た時は「あれ?ジョージみたいな曲だなあ?」、そして歌が始まると「なんだやっぱりジョージか!」とこんな感じでした(^O^)

Up & Down
タイトルの「Cheer Down」、冒頭で話題にしたジョージによる造語とのこと。 英語に堪能でない僕は、この事実をついこの間まで知りませんでした!(#^.^#)

"Down"の反対語は"Up"、その"Up"を使った"Cheer Up"という熟語があり、「元気を出して!」といった意味で、人を励ます時に使われるようです。
それをそのまま反対語にすれば「元気を出すな!」ということになってしまいます。
これでは前後の内容との間に違和感が生じますので、「空元気はよせよ!」とか「無理すんなよ!」といった意訳が一番しっくりくるような気がします。
何れにしても、造語というのは、それを作った本人に確かめない事にはどうにもならなく、前後の意味合いを考え、それぞれが感じたままに意訳するしかないってことかな?(笑)

ジョージのスライド・ギターが冴え渡る!
淡々とリズムが刻まれ、ピアノが絶妙のアクセントとなっている。 そして随所にスライド・ギターが鳴り響くこの曲、ジョージのファンには堪らないでしょうね!
思ったよりも遥かにライヴ映えがし、日本でのライヴでも演奏と歌共に非常に安定感があり、当時の日本公演のベスト・パフォーマンスのひとつなのでは・・・

チアー・ダウン / ジョージ・ハリスン
そのぎこちない笑みを見れば
心の奥底で震えているのが分る
街中の噂さ
空元気はよしなよ

その顔に浮かぶ微笑も
時々しっくり来なくなる
しかめっ面だっていいんじゃないの
無理しなさんな

顔に泥を塗られ
一文無しになったって
やって行けるもんさ
焦ることはないよ

波だなんて流さなくていい
僕が愛してるから
傍にいて欲しいのさ
空元気はよしなよ

歯が抜けたって
大丈夫さ
噛まなければいい

飼い犬が死んだって
僕が代わりに愛して上げるよ
みんな道化師が大好きなのさ
空元気はよしなよ
傍にいて欲しいんだよ
無理しなくていいよ

空元気はよしなよ、ベイビー
傍にいて欲しいのさ
無理しなくていいよ
街中の噂さ
無理しなさんな







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