”未来ギフト”

未来に伝える、アルバム・本づくり。
~ 想いをかたちにする ~
子供たちの未来への贈り物

初めての入校者は中学生

2013年11月15日 | Weblog
1998年8月、正式開校をしました。

知り合いからの紹介で、初めて入った生徒さんは中学3年生、K君。

8月のこの時期になると、高校進学で本格的な入試勉強が始まる時期。

K君は、勉強よりもパソコンが大好きな少年だったようです。

私たちも、教室を始めたばかりで、本当にパソコンの基本用語や操作から、400円の薄いテキストでした。

それでも端的に、パソコンでできること、そしてこれからのネット社会に必要な知識や、情報モラルやセキュリティまで豊富な内容でした。

それから、ワードやエクセルも基礎だけだったような気がします。

パソコンの組み立ても体験させ、彼の興味は膨らんでいったのではないでしょうか。


K君は、おとなしくて無駄口をするような子ではありませんでしたが、何を思ったのか学校の勉強にも俄然やる気を出したのです。

来た当初のお母さんは、学校の勉強をしなくて困っていますとのことでしたが、高校入試の時には、とても良い成績だったようです。

私立高校からは特待生の話も出たようですが、近くの県立の工業高校に進学していきました。

進学して1か月ほど塾には通いましたが、やはり時間的に無理になってきて、その後会うことはありませんでした。


数年後、K君を知っている知り合いから、卒業後、東京に就職をしたと聞きました。

おとなしいけれど、しっかりと自分の信念を持っていたのだと思います。

だから、なんのために勉強するのかがわかったからこそ、好きなことを仕事にできるようにと考えたのだと思います。

あれから15年。

30代になった彼は、立派な青年になり頑張っていることでしょう。


私が担当ではなかったので、詳しいことはわかりませんがそんな思い出があります。

今来ている中学生のO君。

勉強は苦手だけど、パソコン大好きでプログラマーになりたいというので、K君の話をしたら、彼もまた影響を受けて学校の勉強も頑張るようになりました。

今、K君が行った学校に行くのを目標に、真剣に勉強を始めました。成績も上がったいるようです。

目標があれば、どんなことでも頑張れるんだということを、この中学生の子供たちから教わりました。

未来のために、今できることを精一杯する。

皆さんに幸運をつかんでほしいとの想いで、塾のマークを四つ葉のクローバーにしたのはまだ最近のことです。


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