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JULIE LIVE 2014「三年想いよ」2

2014-11-06 | JULIE

Canon EOS M / EF-M22mm F2 STM

最初のMCで、
スタンプラリーで銀座歩行者天国を歩いてきたと話していた沢田さん。
会場からは「えー?!」と驚く声になるものの、
どこまでが冗談かわからないので会場もそんな感じ。

開演が16時、歩行者天国が12時なので、
リハーサルを考えたらそんな暇があるのかどうか。
12~14時の間にふらっと散歩してもバレない風貌でしょうけど、
あきらかに普通のオジさんとは違うオーラを放ってますからねぇ。



沢田さんはLIVE中、観客から話しかけられるのが大キライな人。
頑張ってー!と言われることも大キライな人。
昔からのファンが殆どなので、1F席の半分から前の人たちというのは、
1つのツアーで3回4回LIVEを観に行くのなんて当たり前のような感じ。
だからファンはわかっているのでそんなことはしない。

で、アンコール前のMCで会場をシーンとさせた。

いつもならアンコール曲前のMCで近況報告なんかを長く話す場面。
千秋楽でのアンコール前のやり終えた感のあるこの瞬間が好きだと、
これまで何度かトークしたことがあり、
今回もそれを言おうという流れの途中で会場から沢田さんに話しかける人がいた。
話をさえぎられてちょっとムッっとした沢田さんが、想いを話した。
正しい文言、正しい順じゃないですがこのような内容。

最近、また人気が出てきて新しい人がきてくれるようになった。
(人間60年東京ドームLIVEや、
 5人でのザ・タイガースLIVEをきっかけにくる人が増えたと思います)
初めてくる人に向かって話すつもりじゃないといけない。


黙って。
私は一人で喋るのが好きで、知らない人と話したくない。
どうせ聞こえないんだから。
2Fの席から聞こえる。
いろんな嫌なことがあった。
ファンという名のもとで僕の嫌がることをする人がいる。
最近ずっといる。大阪フェスでもいた。

いつもなら千秋楽のこの時間は気持ちよく終わることができる。
でも今日はとても残念な気持ちで終わります。


それでもまだ沢田さんに話しかける人がいた。

まだ言うか。
もう7,000円返すから出ていって と言うようになるよ。
何か言っても聞き取れないんだから。

頑張ってなんて言わないで。
もうこれだけ頑張っているんだから。

何も言わなくてもアンコール出てくるんだから。
心配しなくても3曲唄うから。
わかっているでしょ。

もうTVなんかに出る必要もないし。
必要性も感じないし。
年金で暮らしていけるんだから、
心ない一握りのファンの為にもう唄わなくてもいいと思っている。

1F最前列から、2F最後列まで、全席7,000円で申し訳ありません。
今日を楽しみに足を運んでくれた人たちに、
嫌な思いをさせしまったらお詫びします。




いつもなら軽く注意しても、
やんわりアフターフォロー的なことを発言したり、
冗談を交えて笑いにしたりもするのですが、
この日は最後までお笑いなしで真剣に想いを話していました。

会場はシーンと静まり、
ここでまた2Fから話しかけてこないようにとハラハラしてる雰囲気も。

女性アイドルなんかだとMC中に男性ファンたちが、
質問やら感想やらの一言を、好き放題に喋ってくる光景は想像つきます。
それで間を繋げる意味も感じるアイドルもいると思うので、
それはそれで成り立っている世界。
でも沢田研二はアーティスト。
1曲を大切に唄う人。

昔、沢田さんがLIVE中に手拍子をしないよう注意したことがあります。
リズム感のない手拍子、演歌じゃないんだから曲に合わない手拍子を嫌う。
黙って聴けと怒った。
ファンはそれ以降、曲に合わせての無意味な手拍子はなくなった。

東北大震災以降、頑張ってと言われるのがキライとわかっているので、
ファンは言わなくなった。

LIVE中の私語がキライとわかっているので、
ファンは叫ばなくなった。



ここ数年は、これが最後のLIVEになるかもしれないと思って行っています。
66歳の沢田さん。
70歳までは唄ってくれると思いますが、いつ倒れてもおかしくない歳。
いつ唄えなくなってもおかしくない歳。

会場にいた殆どのファンの人たち同様、
沢田さんの気持ちを思うと悲しいLIVEとなりました。
正月LIVEも決まっているし、
来年のツアー会場も抑えて準備は進んでいるのでしょうけど、
私は正月LIVEには行かないので、
これが最後になるかもしれないという予感がしたLIVEでした。

憲法9条への想いを込めたソング、反原発ソング、
そして反原発活動や核心に迫る山本太郎議員の選挙応援演説等。
当然沢田さんも嫌がらせや圧力を受けている筈。

利権グループ連中がネットで真実を綴る人を狙って、
ヤラセバイトを多数雇って、誹謗中傷を書き込むのも日常。
そういう連中が沢田研二LIVEのチケットを購入して、
ツアーを通してずっと嫌がらせをしているような気がしてなりません。
私語、話しかけは表面的なものであって、
舞台裏ではもっと深刻な嫌がらせがあったと予想しています。