バンマスの独り言 (igakun-bass)

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いい加減にしろよ!石原頭狂都知事

2012年11月08日 | 社会・政治
最初に言っておくが僕は彼が東京都知事初当選時からの筋金入り(?)のアンチ石原慎太郎だ。

もうホント大嫌い!

先日来、彼の都知事辞任劇で大騒ぎだったマスコミや都庁関係者、そして僕らのような野次馬?(=有権者)たちの喧騒もここにきてだんだんと静かになってきた。
僕はあの唐突な知事辞職会見の日より、このブログに今書いているこの記事の下書きを怒りのパワーに任せ、どんどん書き進めていた。

その下書きは興奮のせいかとりとめも無く雑な彼への批判文になっていった。書いた翌日、加筆した翌日、そして改訂した翌日にその文を読むと、またまた改訂したくなる。
そうこうしているうちに今日になってしまった。

気がつけばあの辞任劇からかなりの日数が経ち、今頃更新するのはピントはずれのような気分でもあるけれども、下書きした分だけはUPしておき、今後の動静を見極めていきたいと思う。




さて、過去にも幾度かこの男の批判をここで書いてきた。
仕事先での仲間との雑談ではこの男、けっこう人気がある。多くの意見は「欠点はあるがパワーがあって実行力を感じる」とか「強い言葉でケンカを売って強さを誇示し、世論をリードしている」とか「言動がはっきりしていて気持ちがいい」などというものだ。

石原に対しては色々な考え方がある。色々な見方がある。だからこの男に関するディスカッションは面白いのだが、このたび唐突にも彼は都知事職を任期半ばで辞任すると表明した。
都知事在職の約13年半、ずっとムカムカしていた僕にとって表面上はグッドニュースだった。

しかし辞任の意向という話を聞いてものの数分もしないうちに「なんという男だろう!」という怒りがこみ上げてきた。
後出しじゃんけんといわれた4期目の立候補。あの時もうすでに彼には都知事を続ける情熱はなかったのではないか。

そしてあとに書くが尖閣がらみの諸問題の(口だけは出したが)解決に嫌気がさしてしまったのではないか。
実に無責任極まりない任期半ばでの職務放りだし。
威勢のいいことは言うけれど実行には程遠いいくつもの過去。

この男のやったことで唯一評価できるのは都内におけるトラックの排ガス規制。これは画期的だったし都内の空気汚染に多少の歯止めがかかったのではと思う。
それと「東京マラソン」の創設。今や世界の重要マラソン大会としてランクインし、その成功には拍手をしたいと思う。ただしこのイベントには大きな利権構造も新たに発生したという。もちろんこの巨大イベントを取り仕切る広告業界最大手の「●通」のことだ。放送権やグッズの販売権はもとよりさまざまな利益が転がり込むという。


では彼は都知事としてどれほどの実績を残したか?

まずこの男が口に出して公約したことのほとんどが何も達成できなかった。
そもそも彼が都知事に初立候補した時の「公約」は「横田基地の返還」だった。もちろん今となっては笑止千万、口だけのお話だったが。

彼だけの責任ではないにせよ巨額を投じたオリンピック招致に失敗し、日の丸・君が代を強制して教員を処分するなど、東京の教育を混乱させたよね。
特別養護老人ホームへの補助の打ち切り、老人医療の有料化、シルバーパスの削減、医療や福祉の民営化、人員削減、母子家庭への援助金の削減などが進められた結果、余剰となった資金は巨大プロジェクトや新銀行東京のために「浪費」され、なにかと環境に問題のある豊洲への市場移転も推進されたのだった。

このような教育、福祉、文化の破壊と巨大プロジェクトの推進が、石原都政の実態だろう。それを国政レベルでも実行しようというのが、今回の国政進出の意味にほかならない。恐ろしいことだ。

数々の差別発言も目立った。そしてその多くは確信犯的である。非常に傲慢な物言いは常に不愉快だったし、会見等での態度も不遜極まりないものだった。
聞けば知事としての「勤務(登庁)」は週に2~3日だったというし、どのような理由があるにせよそれが本当ならば公務員として職務怠慢の罪がある。

石原の08年11月~09年10月の「知事日程表」を見ると、驚きの勤務の実態が浮かび上がる。石原が都庁に姿を見せるのは1週間のうち今書いた「2~3日」だけ。1日の平均執務時間を計算したところ、たったの「59分」だった、と報道にあった。
これらは、都政問題に詳しいジャーナリストの田中稔、野田峯雄の両氏が2年前に分析した結果で、石原が登庁していたのは月に多くて15日程度。つまり、1カ月の平均執務時間は約15時間しかない。
「知事報酬は、ボーナスも含めて年間約2400万円だから、月給約200万円にならすと、時給換算は13万円余りになります」(都政担当記者)

これが常々「国を憂う」と言っている人間の実態だ。

「老害知事」の時給が13万円余りとは開いた口がふさがらない。辞職会見で、石原は「東京のために国政でいいことをやらなくちゃいけない」とエラソーに言っていたが、この男がブチ上げた政策が都民のためになったためしはない。1400億円を投じた新銀行東京や、4000億円をつぎ込んでも進展ゼロの築地市場移転、失敗した16年の五輪招致にも100億円を使ったりと、結局は巨額の都民のカネをドブに捨ててきたようなものだ。

結局石原は国政で思うようなことができなかったコンプレックスを都政で癒やしていただけに過ぎず、この男が99年の知事就任来、13年半で手にした血税はざっと5億円。都政放り出しの4期目も「およそ約1700万円の退職金が支払われる」(都人事部)というから、都民も甘く見られたものだ。本気で「東京のため」と思うなら、自らの報酬を含めて、今まで使った税金を耳をそろえて返すべきだと思うがどうだろう?


ケンカは好きだがその後の処理はしない。こういった彼の欠点は「都の尖閣購入問題」でその極みを見せられた。
もし東京都が尖閣を所持したら、灯台は作るは港は作るはで中国とは最悪の政治問題が発生する・・・と国(野田政権)は恐れ、それならばと国有化に踏み切ってでも、とりあえず石原の暴走を止めたかにみえた。

今までどおり日中間ではこの問題をうやむやにしておくことが高度な政治的配慮だったにもかかわらず、石原は文字通り口先だけで、しかもこともあろうにアメリカの地において尖閣買い取りを記者会見で明言した。
こういうケンカの吹っかけは、その後の処理が出来ないのならやるべきではないのに、石原はその後なんの説明責任も果たさず、有志から寄付された買収資金を預かったまま言葉は汚いが今回トンズラした。
(10月24日までに14億8000万円)

オマエ、中国にケンカ吹っかけたんならその後の後始末もちゃんとつけろよ!

彼は先に、船溜まりなどを作る資金にすると言っていたが、島の購入のために集められたお金を別の形で使えば目的外使用となり、裁判に訴えられるかもしれないし、今となっては本来返却すべきものだろうが、その作業量は膨大でそのためにお金を使えば都に大きな損害を与えることにもなり、その場合も行政訴訟を起こされる危険性があった。

今回の突然とも言える知事職投げ出しの原因の一つには集まったこの資金の処理が面倒くさくなったんだと僕は推測している。今現在も東京都はこのカネを使うわけにもいかず返却するわけにもいかず、きっと頭をかかえているに違いないのだ。総理大臣を夢見るこの老人は、自分の言ったことから発生した多くの難題から逃れるため都の責任者である知事を任期半ばで捨てたのだ。そして逃げ出した。

その上、中国に進出している日本の企業の業績を著しく低下させた自らの責任をも放棄した。巨大な経済面での損失をこの男は見て見ぬふりを続けているのだ。

ほとんどの政治的約束は実現されないまま反故にされ、税金だけが天井知らずに浪費された。
全てが彼の身勝手、わがまま、無責任、無気力から出た都民が被った被害。それに加えて、国民生活に与えた中国との領土紛争の表面化。ケンカをしかけた張本人の弁明や謝罪、今後の考えがまったく表明されていないのが実に腹立たしい。

先日、都庁において石原の退任セレモニーが行なわれたのをTVで見て、僕の怒りはさらに大きく膨らんだ。
なんと、こともあろうにBGMに「ロッキーのテーマ」と「マイ・ウェイ」を自ら指定し、用意させ、「いい小説を書き上げた後のように爽やかな気持ちだ」みたいなコメントを出し、満面の笑顔と満足感を漂わせた表情で都庁玄関に立つこの男の姿を見て、石原擁護派のみなさんは気持ちが良かったのだろうか? 

僕に言わせりゃ、いいかげんにしろ、石原。おまえは爽やかかもしれないが、実際はもうどうしようもなくなって都政から逃げ出しただけじゃないか。それをBGM付きの演出を自らが画策して華やかに去っていく、などという陳腐な絵を描いてどうするんだ? となる。

こともあろうにロッキーのテーマだよ! ロッキー! このナンセンスさには言葉を失った。

さんざんなことを自分勝手にしておいてこの音楽を流させて・・・いいかげんにしろ、ばかやろう!


今回の石原の職務放棄の結果、東京都は予定外の都知事選を年内に行なわなければならなくなった。
またしても無駄に近い税金が使われるのだ。

前回選挙からわずか1年8か月余りで再び都知事選が行われる。
全国最大の有権者を抱える地方選挙の費用総額は約50億円。現職が退いた後の都知事選は有力候補の乱立で票が割れ、大物でも法定得票すれすれとなる可能性もあり、多額の公費負担に加えて、再選挙を心配する声が早くも上がっている。
約1000万人の有権者を抱える都では、62区市町村で約1900か所の投票所、約1万4000か所のポスター掲示板が必要。都選挙管理委員会によると、選挙費用は計約50億円に上り、約25億円の大阪府知事選、約10億円の静岡知事選などと比べても破格の高さだ。
昨年4月に4選を果たした直後から、任期途中での辞職が取り沙汰されていた石原知事。経費削減につながるとして、都幹部や都議の間では「やめるなら来夏の都議選に合わせて『同日選』になれば」との声もあった。同日選になれば大幅な経費削減につながるためだが希望はかなわず、都は今回、補正予算を組んで選挙費用を工面する予定だ。(報道より)

まぁ、ほんと何をかいわんや、のこの老人。

僕が知りうるこの国の二大老害(もちろん読売のナベ●ネと石原慎●郎)は速やかに場外に出て、沈黙のままその短くなった余生を田舎暮らしでもして送ってもらいたい。

石原が国政に?とんでもない。万に一つも実現は無いだろうが、仮にこんな人間が一国の総理にでもなったなら、日本と言う国は何年ももたないだろうし、破滅していくのは明白だと思う。

さて、石原のBGMにロッキーのテーマを聞かされて怒りが頂点に達してしまった気持ちを、ここでリセットしよう。


実はこんな人間のことをあれこれ書くのは気分もよくないので、胸につっかえていた石原の事をここで書き終えて、軽やかな気分でこのブログ本来の話題をまたどんどん書いて行こうと思っているのだ。

そっちのほうが書いていても数万倍楽しいし、精神衛生上もストレス発散になるだろうから!


次の話題は音楽のこと、かも・・・。

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