バンマスの独り言 (igakun-bass)

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石神井公園

2014年09月05日 | 日常
地元、練馬区にある都立公園、石神井(しゃくじい)公園を散歩してきました。

一昨日の事です。
妻の運転免許証(ペーパードライバー)の更新のため、石神井警察署の免許センターに送り迎えをしたのですが、更新の手続きの間、一旦家に帰って待機するのも無意味な気がして、約一時間ちょっとの時間を付近にある石神井公園でひとり、時間をつぶしながら待つ事にしたのです。

石神井公園といっても都内近郊の方しかピンとこない場所だと思いますが、大きな二つの池を中心にした武蔵野の面影を色濃く残す深い緑と爽やかな水辺の両方を持つとても魅力的な公園なのです。

比較的明るくて開放的な「石神井池」と都道を挟んで対峙する木々がうっそうとした「三宝寺池(さんぽうじいけ)」をそれぞれ中心にした2つの部分からなる水辺の多い公園です。

石神井池は手漕ぎのボートやスクリューを足で回して進むスワンボートが浮かび、細長い池の片側は明るく開け、向かい合う片側はラクウショウやメタセコイアの巨木が立ち並び、深い影を水面に落としています。水鳥も多く、水生植物の群落も多くあります。

 石神井池(ボート池)

僕の家の周りであれほど盛んだったセミの鳴き声も今ではほとんど消えかかっていますが、ここではまだまだアブラゼミ、ミンミンゼミが元気よく鳴いています。

比較的明るい水辺の石神井池を横に見ながら三宝寺池へと歩きます。
石神井池はこの三宝寺池の水路を利用して作られた人工の池ですが、武蔵野の湧水でできた三宝寺池の一部は、国指定の天然記念物である三宝寺池沼沢植物群落があります。

石神井池と三宝寺池の接続部は車道が通っていて、それを渡ると三宝寺池への小さな入口があるのですがその先は今通って来たボート池とは全くその趣を異にしていて、スイレンなどの水生植物が繁茂して、周囲は巨木がうっそうと生い茂っているという、ちょっと都会では考えられないような別世界が広がっているのです。(トップの写真)

園内の木道状の散策路はこの大きな池の周囲をぐるりと一周し、園外の喧騒とは全く無縁で時間が止まったかのような原始の景観すら見ているようです。
携帯で写真を撮ったのでその様子の一部でも味わって下さい。

 三宝寺池 木道

 三宝寺池

 三宝寺池(最奥部)

さてこの三宝寺池の最先端(公園の最奥)まで来るのに20分以上は歩いているので、車を停めた駐車場までの帰り時間と妻の更新終了時間を考え合わせると、もうそれほど時間がなくなりました。
もっとこの雰囲気にひたって去りゆく夏を惜しみたいと思ったのですが、なにせ突然思い立った時間つぶしの今回の散歩。
残念ですがさっきのボート池(石神井池)方向に戻ることにしました。ボート池の端の駐車場に戻るとほどなく妻から講習が終了したので迎えに来て、と電話があり急いで警察署に行きました。

曇り空の下、散歩をしてもそれほどの汗もかかない気温になってきた今、今年最後の蝉時雨を聞きながら二つの異なる水辺を短い時間でしたが大いに楽しみました。


ところで同じ都立公園でも都心部にある代々木公園は、報道のようにデング熱対策でついに閉鎖を余儀なくされたようですね。
シマ蚊を媒介としたこの伝染病は現在のところ、その公園の一角に生息している蚊が問題のようですが、こちらの石神井公園など多くの水辺、うっそうとした森、湿気の多い水生植物群落等々で代々木よりもよっぽど蚊の多い環境と思われますが、意外と蚊が少なかったのは(そう感じたのは)魚や水生昆虫などが豊富でボウフラの成長が抑えられている環境なのでは?と思いました。

今回はひょんなことから昔から好きだった公園を久しぶりに訪れ、一時間ちょっとの散歩をしました。
もう夏も終わりなんですね。

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