運動会の思い出

運動会のシーズンです。やっと東京地方も秋空になりましたね。

今、沖縄地方では桁違いにすさまじい勢力の台風１５号でものすごいことになっていますね。気の毒です。早く中国大陸へ行ってしまえばいいのに。（中国人民のみなさん、ごめんなさい）

さて僕の家の周りにはたくさんの小中学校・幼稚園・保育園があって、今日など窓を開けると北からの冷風に乗って運動会の司会の声や音楽がかすかに聞こえてきます。

僕の小さい頃の運動会は、その日だけ運動靴ではなく＜タビ＞みたいなものを履いて登校し、全日飛んだり跳ねたり走ったりして家に帰る頃には擦り切れてしまったという思い出があります。年下の妻は「なにそれ？知らない」と言います。
でも、確かにありました。運動タビ。
それを履けるのが楽しみでしたので、よ～く覚えています。みなさんはいかが？

そしてその運動会も高校生になった頃には別の楽しみが増えました。
それは＜フォークダンス＞でした。
すでに好きだった女子がいてその子の手を合法的に握れる瞬間はそのダンスの中でしかなかったのです。
パートナーがどんどん入れ替わるダンスがあるでしょう？
あれで僕は憧れのあの子の手を握って胸がキュ～ンとしたものでした。
時には、ああもうすぐ順番だとドキドキしていると、手前で音楽が終わってしまうなんてこともありましたっけ。

そのフォークダンス。
みなさんもメロディーなどはけっこう今でも覚えているでしょう？
でもあの音楽って有名なわりにほとんどの人がその詳細を知りません。

で、今日は数あるフォークダンスの音楽のうちでも最も有名と思われる１曲についての豆知識です。

知っていますよね？「マイムマイム」という曲。

手をつないで輪になり「マイムマイム…マイムベッサッソン♪」と飛び跳ねながら踊るこの曲。

実はこれ、イスラエルの曲なんだそうですよ。
何でもこの歌詞は、不毛の地に希望の"水"をひいて開拓に励む喜びを表しているんだとか。

ちなみに、あの踊りもそのままイスラエル式なんだそうですよ。

意味もわからず、異国からきた歓喜の歌を踊ってるのもなんだか変ですね。

僕はこの曲を聞くと反射的に憧れだったあの子の横顔と胸キュンのすっぱさが思い出されます。
高校時代の友人は「棒倒し」や「騎馬戦」の思い出を必ず語ります。

その点、僕は彼らよりずっと＜ロマンティスト＞です。（笑）

ところで今すぐにでもこれを踊れる方、いらっしゃいますかね？
僕はもうすっかり忘れてしまいました。

　

ＰＳ．　明日はいよいよライブ出演です。「赤坂ロック祭り」３回目の参加です。