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アイデアリズム idealism daydream

idealism=理想主義 daydream=白昼夢
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放浪画家達人事件

2001年03月18日 | 掲示板のバックアップ (ロアノーク氏の達人事件)
おつかれっすぅ!

いさぎよく、カッコよく、放浪しようッ。

そこには自由がある。

自由だから絵なンぞ描いていても文句が出ない。

会社なり業務集団なりに所属してるのに、好き勝手に絵を描いていては揉めるモトになる。

他人と和しなくてもいいなら放浪すればいいが、和しなければいけないなら我慢も必要だ。

「我慢」というと考えただけで苦しい。

「コミュニケーション」とか変換して目先のつらさをかわしてみようか。

「交流」だ。

「ふれあい」だ。

これなら口当たりがいいから放浪に耐えられない赤ちゃンでも大丈夫。

糖衣錠の理屈だ。

反発も出なそう。

強面の都知事が口にしてもマイルドなムードで話が進む。

そう、3月17日は「家族ふれあいの日」なのだ。

家族がいないとふれあえないような気もするが、何にでも欠点はある。

たかだか1日で全てをカバーしてくれ、などと甘い事を言ってはいけない。

取り合えず、ふれあいの道も1日にしてならずぢゃ!

毎月第3土曜日を費やしてふれあうのぢゃ!

石原都知事の道徳理論、「心の東京革命」の一環だ。

レボリューション・オブ・ハートなのだ。

東京を革命する力、そのカギは優待券にある。

住民票を介して都知事とエンゲージした都民家族に与えられるその剣、イヤ券とは。

遊園地が安くなる!

レストランが安くなる!

コンビニも安くなる!

その数1,800ヶ所。

往年の地域振興券を思わせるキメの細かさ。

各地のレストランや娯楽施設は大賑わいだったとか。

都知事の満足気な笑みが目に浮かぶ。

家族とふれあうどころか1日経ってからそんな日があった事を知った私としては、思わず「パンとサーカス」というキャプションを付けたくなってくる。

むかーし昔の、ローマ帝国とかそンな頃か、とある権力者が問われた。

「陛下、民衆の反発を静め、国家の基盤を確かにする秘訣とは何でございましょう?」

陛下は応えた。

「パンとサーカスだよ、キミ」

愚かな人間共は、内容はともかく腹一杯メシが食えて娯楽があれば、あとの事はどーせ気にしやしないッて。

馬鹿共にはいい目くらましだ。

その間に支配体制を確立してしまえば思いのままだよむふふのふ。

愚かな都民達が「ガスト」でドリンクバー無料サービスに歓声をあげているうちに、都知事は「東京を革命する力」を手に入れて行く。

夜8時、「ガスト」店内モニターでは都知事のありがたいお言葉が流れたという。

「心地良いふれあいだろう?」

銀行強盗達人事件

2001年03月11日 | 掲示板のバックアップ (ロアノーク氏の達人事件)
おつかれっすぅ!

強盗は予告も無しにやってくる。

何故なら、予告したら怪盗になるからだ。

正面から堂々と乗り込んで制圧する、というのはいかにも「男の犯罪」ッて感じで後々とっつかまってからも刑務所内でいいカオになれそうである。

その良さは捨て身である、というところにポイントがある訳で、捨て身である以上かなりの高確率で逮捕されるのは、まあしょうがない。

やってる事はモヒカンの野盗と同じだけに、余り賢い人間のやる犯罪じゃない。

機関銃でもあるならともかく、「拳銃のようなもの」とか、「バールのようなもの」では、オノ・ヤリと大して違わないではないか。

装備の貧弱さは数でカバーできないか。

100人ぐらいで押し掛けたら制圧は可能ではないのか。

種子島には恐るべし、170頭が押し寄せた。

何が?

イルカが。

マイルカ科カズハゴンドウか、ユメゴンドウらしい。

漢字で書くと、和葉権堂か夢権藤だろうか。

ああみやびな響き。

「なごんでないで手ェ貸せッ!?」

そう、落ち付いてる場合ではなかった。

町職員は通常業務を放り出し、サーファーはボードを投げ捨て、地元地域住民はメシも食わずに海岸へ駆け付けたという。

時あたかも沖に陽光輝く午前6時。

早朝から何をやらされるかと思えばバケツでイルカに水をぶっかける、ぶっかける、ぶっかける!

アホーッ、目ェ覚ましてとッとと帰らンかィ!

体長2メートル前後のイルカは容易な事では帰らない。

ついに出撃ショベルカー。

重機まで繰り出しての戦いの末に、尚も40頭程が死んでしまった。

なんということだ!

しようのないやつだな。

勝手に押し掛けて来て死ぬなよ。

ヘトヘトの体にムチ打って、住民の方々はイルカを霊眠させた事だろう。

だが。

こういう話が大好きな人達がいる。

私、じゃなくって。

「非道なジャパニーズ、イルカをなぶり殺し!」

「女性や子供まで混じって暴行を加える凄惨な現場!」

「クジラばかりかイルカまで、殺戮を楽しむ東洋のデビル!」

言いたい放題だな西洋人。

皆で朝ッぱらからイルカを海に押し返してるッてのに、大変な言われよう。

イルカの命は東洋のサルより重い。

言い易い所に文句を言うのは大概ラクなものである。

環境・動物保護系圧力団体も人の子の集まり。

本来手強い敵に立ち向かうための団結のハズが、やっぱり手強い敵は手強いから手頃な敵からツブしときましょか、というような事が往々にして起きる。

それではやってることは企業や政府と同じような気もするが、「自然保護」やら「動物保護」やら一見正しいッぽい口当たりの良い事を言ってるうちにそういう事は気にならなくなるらしい。

だって正しい事をしてるンだもの。

一方的だ! の抗議の声は、空気だッから聞こえない。

なにしろイルカは頭良いのだぜ。

それに見てよこのつぶらな瞳!

こンな可愛いイルカさンいじめるなンてひどいわひどいわ。

ここで「グランブルー」も流して、と。

なンかリゾート地のイメージ・ビデオみたい。

そう、リゾート。

「可愛いからイルカさンいじめちゃダメ」というような環境保護を訴える人々は、つらつら見ていると、ご近所にイルカがいなそうな人々でありはしないか。

お綺麗な都市に住んで、ステーキやらダイエット・コーラをむさぼり食ってる現代人じゃないのか。

ヴァカンスで「イルカの声を聞こう体験ツアー」とか参加してる人々ではないのか。

どうも、海辺の直でイルカと勝負している人々の心情を汲むに足るだけの神経があるような気がしない。

イルカのいない安全で暖房の効いた部屋にいる人間が一方的に、イルカの泳ぐ寒風吹きすさび板子一枚下はあの世やで、なところで共生している人間におありがたい事に説教するのか。

え?

「説教」じゃなくて「忠告」ゥ?

ま、言わせとけ言わせとけ。

働きもしないで抗議活動していても生活できるご身分の人々に、魚網破られて収穫はパー、半月分の収入が消滅し、修理費は借金で丸赤字、なンて零細漁業の厳しさは分からない。

インターネットでは、海岸に転がるイルカの群れをイルカ臭まみれになりながら歯を食いしばって押し返す気色の悪さは読み取れまい。

地元で魚を獲って生活する、という事は、イルカと魚の取り合いになる事に他ならない。

生活を賭けて勝負するに等しい。

「じゃあ外国に負けないためにもイルカじゃんじゃん殺すしかないよね」

「食べればウマイかもしれないしね」

あー、ハイハイ。

言わせとけ言わせとけ、結局抗議屋と同類だ。

何で地元の人々は苦労してイルカを助けるのか。

可愛いからとか、大自然だから、とか、とってつけたような話で語れるのか。

単にしょうがないから、ではないか。

だっているンだもの。

まなじり吊り上げて「イルカさンを助けなきゃ!」ッてンじゃなく、「あーあー又かよしょーがねーなー」的なノリではないかと推測する。

地元にとってはイルカの存在は、何らかの被害も含めて日常だからだ。

まあ、毎日170頭押し寄せはしないだろうが、迷いイルカが現れるようなよくあるイルカ事件はありそうだ。

食った事ある奴も結構いそうだし。

だからって、イルカを皆殺しにしようとか、逆に1頭1頭名前をつけようとか幼稚園みたいな事は誰も言うまい。

ワザワザそンな事考え付いてしまうのはおおむね余所者の仕業。

平和な街をどうして圧力で踏み潰そうとする。

無自覚な強盗は今日も手頃な獲物を求めて回遊する。

金融会社社長達人事件

2001年03月08日 | 掲示板のバックアップ (ロアノーク氏の達人事件)
おつかれっすぅ!

1万円を10日当たり1万1千円で売る。

訳の分からない、でも間違いなく儲かってしまいそうな販売形態である。

ちなみに、商品としてお手元に渡るのは9千円だけだという。

利子分は天引き。

コンクリ詰めになって呉港に沈むのは時間の問題だ。

社長に相談する前に打てる手は打つべきである。

動産を売り、不動産を売り、労働力を売り、とにかく売れるものは何でも売ッたらンかィ!

だが。

子供を売るのはいかがなものか。

子役デビューで第二の安達夕実を、とか、無垢なハートの一番素敵な時を生まれたままの姿で写真に残し多くの人に伝えたい、とかいうような頭のネジが左巻きな話じゃなくって。

ズバリ、子供に値札を付けて売り飛ばすケースだ。

現場はアメリカ合衆国アーカンソー州リトルロック地方裁判所。

正義を司る判事は悩める子羊と化した。

そもそも、ミズーリ州セントルイスのとある家庭に玉のような双子の女の子が生まれたところからこの物語は始まる。

お母さんは大喜びで言いました。

「早速ネットに載せなきゃ!」

インターネットでは自殺も扱うけど、養子縁組も扱う。

どンな事情があったかは計り知れないが、とにかく養子縁組サイトにアクセスしたのだ。

どういうものかと言えば、世の中には養子に出したい人がいれば、養子が欲しい人もいる。

そこで両者の仲立ちをして、双方の条件を刷り合わせてベストマッチを選ぶ。

想像してみて欲しい。

メ一杯可愛さを演出した子供の写真をデジカメで撮ってエントリーし、そこに希望者は金額を提示し、最高額を示した人が落札。

ネット・オークションな訳だ。

あーキミキミ、「人身売買」とか人聞きの悪い事を言わないよーに。

これはァ、飽くまでもォ、困ってる人を助けるための一種のボランティアみたいなものだから、ハッハッハッ!!

合理社会で生きる人々とのセンスの違いをヒシヒシと感じさせてくれる。

そして、制限時間内で最高価格を出してくれたのは、カリフォルニア州のあなた、

落札金額6,000ドル!

おめでとー!

「ワーッ、パチパチパチ」(やらせ)

ちなみに日本円では、何と約70万円なンですねネェ!

「エーッ!! ガヤガヤガヤ」(仕込み)

通販だけにおトクなお買い物なのだ。

これだけなら売買契約成立、振込み確認出来次第宅急便で送れば以上終了。

人道上の問題は売りに出した段階で無視されてるからもう知らん。

ところがオークション終了後に横槍が入った。

それもイギリスはウェールズから。

スゴイやインターネットって。

「オレは8,200ポンド出すぜ」

日本円に直すと140万。

倍だよ倍。

お金が欲しくて子供売るンだもの。

こンなおいしい話はないよね。

セントルイスはカリフォルニアとの話をあっさりほごにし、コンビニで新しい配送伝票もらってサクッとイギリスに送ってしまった。

ネット上売買のルールは寡聞にして知らないが、取り合えず子供を売り買いしようという段階でとっくの昔にルールもへったくれもなくなっているのだ。

これだけなら「ネット・オークションのちょっといい話」で済む。

しかし、セントルイスの母は思った。

「ああ、あたしの可愛い娘達! あたしの赤ちゃン達を返して!?」

そう、母の愛は海より深い。

子供には親の愛情が不可欠なの。

それがヒトってものだろう?

ネット・オークションに掛けた当たりでド畜生になってる以上手遅れのような気もするが、そこは自由と訴訟と弁護士の国アメリカ。

セントルイスの母は訴えた。

「マイ・スィート・ベイビーを返してッ!!」

ウェールズの母だって黙っちゃいない。

「てめー、やりやがったなッ、愛する娘をあンたなンかに返せるかッ!?」

カリフォルニアの母まで加わった。

「やられたらやり返すッ! 先に競り落としたのはあたし! 愛してるのもあたし!」

1組の子供に3人の母。

アーカンソーの大岡越前状態。

「では、その方等、これなる赤子の手を引いて見よ。見事引き勝った者こそ真の母じゃ!」

実の母なら痛がって泣く子供が不憫で、真っ先に離すだろう、というまさに深謀遠慮。

いよッ、名奉行ッ!

しかし加藤剛を知らないアーカンソー判事は悩むしかない。

アーカンソーは悩みに悩んで、ついに決断した。

「そーゆー事はウチじゃなくッて、赤ちゃんが生まれたミズーリ州でやって」

他人に振るだけ!?

「よろしっくぅ!」ッて感じッスか!

全ての局面で、何か、根源的に重要な事が欠落している。

取り合えず判事だけでも「機動警察パトレイバー」を読んでみてくれないか。

関係者のどいつに任せても子供達にとって良くない環境を備えている。

波瀾の幕開けでドラマは始まる。

it時代の世界名作劇場はその第一歩を踏み出した。

死神陣内達人事件

2001年03月07日 | 掲示板のバックアップ (ロアノーク氏の達人事件)
おつかれっすぅ!

オレ、ルフィ!

「ONE PIECE」の放送時間が変わるぞ。

4月からは毎週日曜日の夜7時半からだ。

みんな、絶対見てくれよッ!!

 

・・・・・・。

「学校の怪談」は?

ひょっとして「こち亀」終了して7時に移動?

或いは「デジモン」とタッグで日曜朝のワク?

見苦しくわずかな可能性にしがみつくような事を言ってしまいながらも、だってまだ半年じゃないか。

なあ、オイ?

エ?

そンな番組知らない?

何を言うンだ、ちゃンとテレビ欄に載ってるじゃな・・・、おおッ!?、無いッ!

「ニュータイプ」には・・・、何ィ、載ってないッ!

そンな馬鹿な、誰もこの番組を知らないどころか存在した形跡しら無いなンて。

こ、これは一体ッ!?

ひょッとして、旧校舎のオバケの仕業かッ!?

霊眠させなきゃ。

でもオバケ日記が無い。

そンな時にコレ、インターネットで検索を。

匿名性と無責任性が特に際立つこのメディアにあって、多いに便利かつ有意義な半面、同じ比率でおよそ愚にも付かない情報がまかり通る。

口先だけの乱雑な世界に、韓国は揺らいだ。

ソウル近郊在住の19歳無職の少年がホームページを開設した。

その名は「自殺を思い浮かべる時」。

掲示板上では、

「死にたいと考えたことはありますか」

「ありますが、勇気がありません」、

といった、人生うつむきっぱなしの書き込みが繰り返されたとか。

19歳で無職、という辺りに早くも暗雲立ち込めるムードだが、まあ取り合えず本人が満足しているならそれは良い。

自殺に興味深々だけど死にきれない者同士で、

「死にたい事ッてあるよね」

「あるけど勇気でないよね」、

というような、鬱々とした会話を交わしていても、端からみているとなンだか結構盛りあがってるッぽいなら水を差すのも悪いので、関係無い当方としてはほっぽっておく方が望ましいだろう。

しかし話はエスカレートする。

ある日1ツの書き込みが加わった。

「やっす、どもどもども。私は恋人が死に、悲嘆に暮れる29歳の男性会社員です(笑)。100万ウォン払うから殺して。」

レスもあった事だろう。

「いつもお世話になります。すぐ行きます(笑)。」

本当にすぐに事件は起こった。

会社員は腹をカッさばかれて、のた打ち回って死んだ。

まあ、本人の希望だけに周囲には断末魔の苦悶に見えても、本人的には大満足のブレイクダンスだったりするかもしれない。

いずれにしても死者は黙して語らない。

ちなみに100万ウォンとは日本円にして10万円くらいだそうな。

日本で10万円でも、韓国でなら100万円感覚の使い出があるなら、100万円もらった気分に等しい。

周辺捜査で更に、3件の依頼があった事が発覚した。

300万円気分。

23歳の女性が首を絞められ、未遂に終わっていた事も分かった。

半殺しだから150万気分?

それとも不履行だから全額返金?

その辺は消費者センターにでも相談して欲しい。

このため警察当局は同様のサイト約200件の開設者を突き止め、閉鎖に追い込んだという。

韓国警察も執念深いが、自殺おたくが取り合えず200人はいた、という辺りもあなどれない。

しかも200人はちゃンと生きてる辺りが、人の命意地の汚さを態度で現しているかのようである。

19歳無職に関しては、書き込みに対してスピーディーに対応している、という点でほったらかしで手を抜く事無く、責任を持って管理していた、とも言える。

わざわざ出張って行って行くくらいだし。

実演込みのOFF会。

ぜひ刑務所でも社会的責任をアクティブに取って欲しい。

韓国の矯正機関は強烈に真人間にしてくれそうだから、きっと水が合う事だろう。

それでもくじけそうになったら?

そりゃキミィ、夢を実現するチャンスじゃないか!!

三つ子別荘達人事件

2001年03月06日 | 掲示板のバックアップ (ロアノーク氏の達人事件)
おつかれっすぅ!

帝都で変物に遭遇することは難しくない。

人が多いから。

地方都市で変物に遭遇することは難しいような感じもする。

人が比較的少ないから。

数名でノルマ・クリアとさせて欲しい。

私がクリアしたかどうかは、縁あってこンなところでこンな事を書いてる(打ってる?)事実が全てを物語っているとは言えまいか。

どうせ変物なら、「純金のロールスロイス持ってます!」とか、「別荘同じ場所に三つ持ってます!」とか、「競走馬と競争牛と競争猫飼ってます!」というような、勘違い系ゴージャスの知り合いの一人もいないものかと思うが、どちらかというと確信的貧困人の方がイメージとしては近いものがある。

カネを張るより体張れ、ッて感じ。

人に笑われる人でなく、人を笑わせる人でありたい。

そンな真摯な思いが、まああった、という事で、とにかく若手お笑いタレント西科孝仁22歳は吹雪逆巻く雪山に向かった。

ところは雪深い長野県は野麦峠。

地名を聞いただけで遭難しそう。

しかし、朝日放送は遭難ごときでひるまない。

視界ゼロ気分の真っ只中で3時間にわたってソリを引いたそうな。

視聴者はコタツに入ってアイス食べながら、

「聞いてねーよーッ!!」とか、

「助けてーッ!?」とか、

泣き叫ぶ西科22歳を見てせせら笑う趣向。

西科22歳の笑いの代償は、両手凍傷左手人差し指切断。

吉本興業の笑いは過酷だ。

芸人を煽り立て、断れない状況を作るこの会社の体質は問われていい。

番組を面白おかしくすることにとらわれ、出演者の安全を顧みないTV局の姿勢にも問題がある。

だが、もっと根源にあるのは視聴者ではないのか。

観客とは一体なンだ?

芸人にもっとスゴい笑いを、もっとスゴい笑いをと求めるだけ。

何様のつもりだ?

確かに視聴者はお客様だ。

しかし金を払っているからって芸人の命まで求めるのはわがままだ。

間違った事だ。

かつて人はバナナの皮ですべって転ぶギャグで笑う日々があった。

天井から落ちてきたタライで頭を打ってひっくり返るコントで腹を抱える時代があった。

人はいつのまにそンなピュアなハートを無くしてしまったンだろう?

お陰で本来関係無いハズの人間まで、ネタと話題を知らず捜してデンジャーな街やガーディアンな仕事に首を突っ込んだりしてしまうンじゃないのか!?

エッ!?

どーなンだッ!?

お前だお前、ディスプレイの前でフンぞり返ってるお前の事を言ってるンだッ!?

ムキーーーッ!!

逆ギレしてる場合じゃない。

血中アルコールに頭煮えかけ。

何気無い日常、それが大爆笑、という自己矛盾を足蹴にしつつ撤退だ。

「Catch you later!!」(チュッ)