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アイデアリズム idealism daydream

idealism=理想主義 daydream=白昼夢
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ストーカー達人事件

2001年03月05日 | 掲示板のバックアップ (ロアノーク氏の達人事件)
おつかれっすぅ!

他者への行き過ぎた好奇心の終着点、それはストーカー。

桶川の事件を筆頭に、こンなに報道されているのに、どうして依然としてなくならないのか不思議なくらいである。

お前だお前。

そこの電柱の影に立ってるお前の事を言ってるンだ。

新聞読んでないのか?

読んでない?

TVは?

見てない。

じゃ日頃世間情勢は何で知るのだい?

関心無い。

電話と尾行とビラ張りで忙しい、と。

うーむ、ごもっとも。

ストーカーたるもの、そンな雑事にかまけていては務まらないのか。

間違っても、

「あ、そろそろ「犬夜叉」始まッちゃう」とか、

「ヤベッ、「デジモン」ビデオセットしてくるの忘れたッ」とか、

余分な事が気になるようではいけない。

「今日は「カードキャプターさくら」のイベントがあるからストーカーはお休み!」、などとすぐに妥協に走るようではやはり資質に欠ける、と言わねばなるまい。

1ツの事に目をそらさずに打ち込む事は難しい。

何気なくそれが出来る、それが素質がある、という事につながる。

そして電車の車内で私は何気なく、人が読んでいる本を覗き込む。

何、変?

いーだろ、スカートの中覗いてるとかいうンじゃないンだからッ。

ま、各新聞やマンガ雑誌・週刊誌が圧倒的に多いが、その他の本は何物か、と野次馬心がうずき出す。

このおジさンは何読んでるのかな?

「成功へのステップアップその2 人の意見に惑わされるな!・・・」

ビジネス書か。

まあつまり成功してなくて、このテの意見とやらに惑わされる人らしい、と。

こちらの短大生風のお姉さんは?

「サザエさん」・・・。

ま、いいンだけどサ・・・。

ヤンキーな兄さんはやはり下品な本か?

「その時、羽柴秀吉率いる精兵5万は寄せ手を3方向へ分け・・・」

歴史小説か!

意外とカタいなあ。

女子高生はカラー写真の入った本だけど、何かカワイイところか?

「トゥーム・レイダース攻略本」・・・。

年頃のお嬢さンがこういうものを車中という人前で読んでいていいのだろうか、という根源的な疑問すら生じる。

フト見ると、壁にもたれてセッセとペンを走らせている男がいる。

見れば、スケッチだ。

車中の雑多な人々を観察し、画にしている訳だ。

マンガ家がインタビューで、

「画力をつけ、またイマジネーションを膨らませるために、街を歩く人を観察しスケッチしたりしました」

なンて事を語るのを読んだ事があるが、ホントにいた。

見てると、ガタゴト揺れる車内なのに、スラスラとたちまちうつむいて窓の外をながめている学生が描き上がる。

うまいもンだ!

呆気なく感心する私。

イラストレーターとかマンガ家とか、画を生業とする人ッてなァきっとこンな感じに違いない。

チャリの箱に即興でエンブレムを描くのを目の当たりにして以来の驚きだ。

こういう作業の積み重ねがゆくゆくは「路上観察日記」みたいに一冊の本となっていくンだなァ。

あの本は訳の分からない人がたくさん紹介されていて面白かった。

尊敬のマナザシで見守る先で、男はそこまでの成果を確認するのか、スケッチ帖をペラペラやり始めた。

ああやッぱどれも特徴つかんでて上手だよ。

ッて、オイッ!

その1枚!!

何故かシンパシーを感じるその1枚、それ私じゃんッ。

ハス向かいに立ってた間に仕上げやがったのか。

全然気付かなかった。

他がくたびれたサラリーマンや、平凡な学生とかだけに、浮いてる感じがするのは自意識過剰か。

「路上観察日記」のキャプションが想われる。

「流行を気に留めないジャンパーとジーンズ姿のフリーター風。中身は何なのか膨らみ角張ったリュックを肩にかけ、もう片方の手には紙袋。アタマを出してるポスターからして、おたく系イベント帰り? 混雑する車内でポスターがキズつかないよう巧みに持ち替える辺り、芸が細かい!? つり革を持つ手が震えてるのはリュックの重みのせいらしい。つらそー!」

これで私も街の変わり者ページの1員か!?

森伸之もこうして「路上観察日記」とか、「女子高制服図鑑」とか作ってるのかッ?

スゴいや。

これからは大事にするよ(別に粗末にしてた訳じゃないけど)。

つーか私が世間の目を考えた格好行動をした方が早いし適切か?

ストーカーをストークし、路上観察者は路上観察者観察者に観察されつつ電車は乗り換え駅へと入って行きます。

闇の男爵達人事件

2001年03月03日 | 掲示板のバックアップ (ロアノーク氏の達人事件)
おつかれっすぅ!

「衣食住足って貞節を知る」、という事がある。

どこにあるかというと、ここにある。

ここにはあるが、他には無い。

ここにしかない。

特産である。

もっと言えばオリジナルである。

ここが村なら速攻村興しの目玉フレーズである。

村ではないが、金言・名言はそれだけで価値を持つ。

会長のお言葉である。

色紙モノ。

相田みつをみたいにテキトーな事をテキトーな字でなぐり書きしただけで、自称インテリが勝手にウンチクをこじつけて高いカネを払ってくれる。

更に自分では見る目があるつもりのミーハー君達がそのケツを追いかけて、落書きに幾等でもカネを継ぎ込んでくれる。

インチキ臭い商売だ。

つーか、買った連中が認めないだけで、単にサギだ。

いいお客様である。

本金言も通用しそうである。

田嶋先生に見つかったらいささか面倒な事になりそうだが、その時までに荒稼ぎして、高飛びすればいい。

言い逃れられる間は、口答えするのも一ツのテだ。

「天定まって、亦良く人に克つ。我等、己の希望を打ち砕く闇の男爵アーラ・フコーネ! 誇り高き荒しの刃、フコーダ・ソーダーを恐れぬならば掛かってくるが良い!!」

来たら逃げよう。

共和国最速航空ゾイドに任せろ。

衣食住も不足だし。

といっても、満足した階級程、不倫やら倒錯やらが併発するのはヨーロッパ史が示す通りであり、貞節を知った途端にタブーを破る楽しみまで覚えてしまうものらしい。

ああ乱れている。

自重をうながしたいところだが、言葉をしくじると「女を抑圧してる」とか言われて、「TVタックル」で吊るし上げを食いかねない。

貞節なンざァうっちゃらかして、衣食住だけで手を打ちたいところだ。

職定まって、亦良く貧に克つ。

そう、男なら仕事で貧乏から脱出だ!

稼ぐに追いつく貧乏無し。

仕事が男の甲斐性なら、貞節は女の花道だ。

「あンたねェ、それッてオンナをバカにしてるよッ!?」

うわッ、出たッ!?

バーニア全開で急速離脱ッ!!

「Catch you later!!」(チュッ)

舞台女優達人事件

2001年03月02日 | 掲示板のバックアップ (ロアノーク氏の達人事件)
おつかれっすぅ!

私は毎日がとっても楽しみです。

通学の時にバスに乗ってるンだけど、その運転手さンが目下とッても不敵に思えています。

でも、そのバスの進行方向左手には格闘技の聖地後楽園ホールのキラリッと輝くリングがッ!?

友達に話すと「それッて絶対変だよッ」と後ずさりされますが、私は単なる憧れだ

と思うンです。

ファンだと思うンです。

 

うーん、蹴り入れれば?

男性ッて別に格闘家でなくても、いつでも戦士なはずだよ。

 

・・・・・・。

まァ、訳の分からない相手には訳の分からない回答が適切でありましょう。

あとはお茶の間で、「緊急中継!! 17歳女子高生バスジャック・警官隊をサマー・ソルト・キックで威嚇しつつ篭城・運転手との一対一の対決を要求」とのニュース速報を待つだけである。

解決後、ラジオ・パーソナリティーの社会的責任が問われそうだが、本人は優しさに包まれてるから聞こえない。

停滞する「17歳の犯罪」にカンフルを打ち込んで活性化させるには、女王様の愛のムチが必要なのだ。

舞台を心待ちにしていらっしゃるお客様のために、最高の演技を!

そう、演技なの。

タリバン最高指導者オマル師はオーバー・アクションで語った。

「仏像等の偶像崇拝はアラーを唯一の神として崇拝するイスラム教の教えに反するッ!!」

やにわにダッシュで仏像壊しにアフガニスタン中に走るタリバンの愉快な仲間達。

殺せと言われたら親でも殺す人々だ。

まして彫刻相手なら反撃されてケガする心配も無し、この際隣のアイツよりたくさん壊していいトコ見せなきゃ。

頭の中はミソの代わりに砂か、イスラム教徒。

誰がどう考えたって世界中から非難ゴウゴウだろう。

末端の、直接小銃振り回してる愉快な仲間達は別ネ。

大いに学び悩むべき思春期を、ただもうカラシニコフ突撃銃撃ちまくる事しか教わらなかった連中に、仏像の歴史的意義だの人類共通の文化遺産だのという高級な論理は通用しない。

「えー、だって昔からウチの村の裏に転がってたし」とか、

「オレのバァちゃンは確か仏教だけど、あンなン拝んでなかったし」とか、

「つーか、訓練キャンプでロケットランチャーの撃ち方習った時、コレと同じようなの皆で一個ずつ、だから30個? ふっとばしちッたし」とか、

何か根本的なところで話が噛み合わないのではないか。

「ダイジョブダイジョブ、アラーノ神サマ見テルネ」

だから何も大丈夫じゃないッつの。

どこそこ行ってスティンガー・ミサイル撃って来い、ッて言われたら素直に取り組むのがルールだったりするのだろう。

ああ空気が違う。

誰か話の分かる奴はいないのか?

内戦真っ只中の国では、インテリは軍かオリの中か土の下を捜すのが早い。

じゃ、軍で1番偉いのは?

やはり、最高指導者オマル師か。

日本人の感覚として、何故か権威・重厚さをストレートに感じる事ができないような気もするが、取り合えずこの人物に話をつけないといけないのではないか。

大体、オマル師的にも、ホントは困ってるかもしれない。

戦争中は士気を保つためにも、常時景気のいい事を叫ぶのが指導者の仕事。

今回も、宗教魂に訴えて国民にアピールしつつ、外国に対しては、

「ウチらいよいよとなったらコレくらいするンだかんな、世界遺産にビビッたりしないンだかんな、まして量産機のジャンボジェットくらいヘでもないかんな」

というようなやけっぱちの脅しに出た、という事ではなかったのではないか。

最高指導者がこれくらい強気だと、国内はいやがうえにも盛りあがる。

しかし、最高指導者たるもの、これが外国と揉めないハズがない事くらい分からない程無神経では務まらない。

ま、一応こうは言ったけどそれはまあタテマエという事で、ここは周りの御付きの人達がちゃんと気をきかせて、

「まま、最高指導者、お気持ちは分かりますがここは一ツ外国の顔を立ててやる、とゆー事で穏便に」

とか言ってもらって、そこでおもむろに、

「あ、そお? そこまで言うンじゃしょうがないなァ、今日のところはカンベンしてやるかァ!?」

というプロセスを期待していたのではないか。

そしたら、どうだい。

思考も学習も放棄した愉快な仲間達は嬉々として仏像壊しに行ってしまった。

原理主義指導の成果で、砂頭しかいなくなった砂漠の国家。

オマル師の現在の心境を察して、一言。

「空気読めよ!」

もうユネスコみたいに「文化」とか「遺産」とか悠長な事を言ってる場合じゃない。

説得は相手の価値観に合わせて、だ。

もっと手っ取り早い方法があるだろう。

「キミ達!! その仏像10ドルで買おう!!」

速攻、動きが止まるぞ。

「キズ無し良品なら20ドル出す!!」

争って持ってくるぞ。

そこでおもむろに、

「いいことを教えてあげよう。この石仏一帯をそのまま観光地にして外国人観光客を呼ぼう。入場料取ってガイド料取ってお土産売って、もうウハウハだネ!」

パンフレットを見せる。

「コレ、アンコールワットの近所のビンチャンさン一家。観光収入で豪邸立てて世界一周旅行しました。次はあなた達の番!!」

どーせ確かめられっこないない。

皆先を争ってやってくるぞ。

表向きはイスラムの戒律があるだろうが、戒律より今日の晩飯買う収入だ。

タリバンだって、外貨は貴重。

絶対乗る。

で、

「ここは私どもが皆様の事業のお手伝いをさせて頂きます。土地管理等もひとまず私どもで一括管理させて頂ければ固定資産税等も負担させて頂きます。雇用に関しても現地の方々を優先する方向で検討させて頂きます。地域密着型の開発で地元への利益還元を目指します」

ジャパンマネーで世界遺産を無知な輩から守ろう。

観光収益で充分回収可能だ。

何?

ダマし?

いーンだよ、地元の連中にはコーラ飲ませてゲームボーイ与えときゃ。

暗闇の道達人事件

2001年02月27日 | 掲示板のバックアップ (ロアノーク氏の達人事件)
おつかれっすぅ!

人生は楽あれば苦もある、という。

歩いて行くんだ、しっかりと。

自分のみーちを、踏みしめて。

人は人生という名のまっくらな道を、遠くの輝きを目指して歩いて行かなければならないのである。

だからこそ、第一歩を踏み出す時には、努力目標が必要だ。

よって、「チョコレート」!!

歩き続けて、いつかはお腹が空いて元気がなくなる事もあるだろう。

だから、「チョコレート」!!

バイニンがカネももたねえで賭場に来てはならねえように、郊外へ出るのにおやつももたねえで来る事は許されない。

そこで、「チョコレート」!!

衆院予算委員会を通じて、与野党の誰も訊いてくれなかった。

「総理はどんなチュコレートをニギッておいででしたか?」

スタンダードに明治の板チョコがカタいところだが、意外にチロルチョコだったら庶民派的と言える。

アポロ、マーブル、チョコベビーあたりでは、やはり1箱ずつ場に出していくべきか。

グリコのポッキー出したらちょっと皆が引いてしまいそうだ。

5円チョコだったらノスタルジックでいいかもしれない。

だがしかし、最先端を振り向きもせずに突っ走るならこれしかない。

チョコエッグ!!

タマゴ型チョコはキンダー・サプライズ以来レーベルが林立しているが、やはりフルタのチョコエッグで、

「日本の野生動物の現状を身近な視点で再確認してました」

とか、抗弁するのも1ツの手だ。

実は密かにバンダイのデジモン・チョコがお気に入りだったりしたら危ないな。

中のキャラでレートが変わったりして。

「あー、またアルマジモンだがや」

「ブイモンだけ1ダースそろってしまった・・・」

「今度こそッ、頼む! テイルモン!!」

違う空気の漂う18番ホール。

キャディさンはゴルフバッグとクーラーボックスを常備。

コースのアドバイスも的確に。

「うーむ、ここは5番アイアンがいいかな?」

「いいと思います、どーぞ」

「チョコはどうだね?」

「ここはグリコ・アーモンドチョコで攻めるのも手ですネ」

「よし、それでいこう!」

なお、グリーンにゴミは捨てないように。

私はゴルフにトンと興味が無いため、寡聞にして知らないが、誰もがニギッていると総理が言うくらいだから、ゴルフ場の受け付けではチョコレートを取り扱っているのかもしれない。

新製品のモニターは女子高前コンビニとゴルフ場とか。

政治はタテマエの世界でもあり、チョコすなわち食う、とは限らない。

あくまでチップとしてチョコを買うのがホントのトコか。

スコアに応じて、もちろん好きな銘柄のチョコを受け取ってもらっても差し支えないが、それ以外の方。

甘いのが苦手な方は、こちらの金貨コインチョコをレートに合わせてお持ち頂く。

そして、建物を出て駐車場脇立ち食いソバ屋隣接のプレハブへ行って、顔の見えない小さなカウンターにチョコを突っ込んでもらう。

で、まあチョコを買い取って頂く、と。

いや、あくまでもチョコの取りッこを楽しむ場であって、ゲットしたチョコをどう処分されるかは、お客様の自由、ッてかたちですから。

何て射幸心をあおるスポーツ。

世界のタイガー・ウッズにちょっと一言シメてもらって欲しい。

第3の指紋達人事件

2001年02月26日 | 掲示板のバックアップ (ロアノーク氏の達人事件)
おつかれっすぅ!

ジンジャーである。

ペッパーでもガーリックでもナツメグでもヴァニラ・エッセンスでもなく、ジンジャーなのである。

デンジャーと響きが似ているが、ジンジャーである。

知ってる人は知っているが私は知らない。

そんな例は掃いて捨てる程あるが、今回は知ってる人がいなそう、というところにポイントがある。

諸君の中には或いは「オレ知ってるゥ」とか水を差してくれる者もいるかもしれない。

「ジンジャーッて謎の発明品でーす!」

だから何?

なんだか分からない事が明確になっただけで、話は全く前進していない。

とにかく謎の発明品だという。

2002年開発予定という。

「予定」とか言い出した段階で不穏なムードが漂ってきたが、謎は続く。

開発者はアメリカ国籍のディーン・カーメン氏。

発明家だという。

腎臓の透析機や階段を上り下りする車椅子を開発した人だという。

シロート的には「ウーム、スゴそう」とかうなずいてしまいそうだが、それらの道具が活躍すべき現場でどう評価されているのか。

つーか評価されているのなら、「という」とか、「らしい」とか落ち付きのないパーツが付かないような気もする。

とにかく、この7人の悪魔超人みたいな名前の発明家が開発したのだ。

何を?

「個人用移動車とその方法」。

だから何ッ!?

ある人は言う。

「どんな路面でも走行可能な、クリーン・エンジンの1人乗りスクーターだぜ!」

またある人は言う。

「タイムマシンだがや!」

またある人は言う。

「人間を瞬間移動させるテレポーテーション装置です!」

しかしてその実態はッ!?

ミスター・カーメン、どーぞ!!

「ノー・コメント」。

怪しさ1.000万パワー。

スマップの稲垣君が新聞読んでないなら、ミスター・カーメンは「ドラえもん」を読んでいないンじゃないのか。

添付のイメージスケッチを或いは見た諸君もいるかもしれないが、どうもタイムマシンともどこでもドアとも似ても似付かない。

キック・スケーターの横2輪版的で、アメリカンなデザインセンス。

チケットでいきなり2ダースぐらい入ってきて場所は無いは使い方良く判らないは売れないはでどうにもならなくなるタイプ。

オレはグレート、グレート・スクーターとは比べ物にならない。

困惑のアッセンブリー。

しかし参っているのはビッグのチケットライターだけじゃない。

世界の人が参ってる。

皆悩んでる。

かなり困ってる。

つまり後が無い。

「だから何なの? それが何なのッ!?」ッて感じだが、しかし、世界中でミスター・カーメン以外にもう1人だけ真実を知る男がいた。

アップル・コンピューター最高経営責任者、スティーブ・ジョブズその人。

彼は言う。

「ジンジャーは都市設計のあり方を根本的に変える」

熱烈にコメントしたという。

取り合えず、世界を二人だけで根本的に変えるつもりらしい。

二人のために世界はあるの。

さすがに心はいつもボンダイ・ブルー。

当事者2人に任せておくと、おおむね事態は非現実的な方向へねじれていく。

この場合、自分自身を信じろ! な発明家と、思い込みが遺憾ながら体現されてしまったアメリカンドリーマーな経営者、という最悪のワンペア、というところに問題の根がありそうだ。

冷静な第3者の指摘があってしかるべきなのに、それを見越してか全ては2人の世界のヴェールの向こう。

「ジンジャーはそれぞれの心にある夢」のキャッチが更に不安を掻き立てる。

こういうマッド・サイエンティストを受け入れる辺りがアメリカの懐の広さだ。

次のコメントはぜひロバート・ゼメキスにもらって欲しい。