人生の日の出Ⅱ「Hero's りんくう校」編

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こどもたちを変えるのではない。・・・

2012-01-07 00:15:40 | 日記・エッセイ・コラム

 今日から、昼から6時間連続の勉強会です。・・・

ほとんどが自習で頑張っていました。・・・

しかし、学校でも同じぐらいの時間だが、ここでは自主的にやらないといけない。・・・集中力がどこまで続くかなのだ。・・・

そんな中で良く頑張っていました。・・・休憩時間では、友人の話やテレビの話が出るが、学習時間になると私語も学習の話に変わる。・・・基本私語は禁止なのだが、教え合う事は別ととらえている。・・・

「先生~!わかりませ~ん!」・・・いきなり声を上げる。・・・その横から、「私は分かるもんね~」・・・先生との会話に割って入る。・・・普通なら、静かにしなさい!なんて声も出るだろうが、ここではそんな事はない。・・・分かる子も分からない子も、一緒になって解決しようとする。・・・これはこれで良いのかもしれない。・・・全員が勉強する為に来ているからなのだ。・・・

では、学校は違うのだろうか?・・・

勉強したくなくても一応参加しているふりをしていれば良い。・・・また、真剣に聞こうとしていても分からない場合がある。授業を止めてまで教えて貰えるはずがないし、どんどん進んで行く。・・・せっかくやる気が出て来たけれど、すでに着いていけてない。・・・「もうええわい~!」・・・鉛筆を放り出す。・・・その態度だけを見て、「こらー!静かにせんかぁー!」と、叱ろうとする。本人は、更にやる気をなくして行く。・・・

とかく、学校の先生と言われる方々は、「子供たちを善良な生徒に変えましよう!」と頑張っている。・・・

善良な生徒っていったいどんな生徒なのだろう?・・・大体が、善良とか悪いとか何を基準に決めているのか分からない。・・・

授業中は静かにノートを取っているのが良くて、意味がないその授業の時間に、「拘束」されてふてくされている子が悪いのか?・・・

昔、私が卒業した高校であった事。・・・

クラスには必ず「ヤンキー」がいる。・・・中には出来る「ヤンキー」もいて、恰好はバリバリヤンキーなのだがやる時はやるのがいた。・・・秀才ヤンキー。・・・

元々は、高卒後就職希望のクラスだから、異常に頑張る必要はない。・・・

何時しかこんなうわさが広まった。・・・

「あの先生よぉ~。他の進学組ではむちゃくちゃ丁寧に教えてるらしいぞー!」・・・えっ?・・・「教え方違う?」・・・なんでやねん!・・・

秀才ヤンキーが行動に出た。・・・学校へ「オレ!進学します!」・・・他のヤンキーの仲間も引き込んだ。(彼は決して出来るタイプではなかったが…)・・・

それから、授業中には必ず質問する。・・・先生の教え方に注文をつける。・・・他の生徒の意見を無視しようものなら、「しっかり教えろやぁー!」とヤジが飛ぶ。・・・

先生もやってられなくなり、身の危険を感じたのだろうか、柔道部の顧問にいきなりなった。・・・一緒に練習しているらしかった。・・・何を勘違いしているのか?・・・

その内にクラスの中が変わって来た。・・・それまでは、私語が多かった「古典」の授業が一変したのだ。・・・この古典の先生は、本職はお寺の住職で元々声が小さいし、たとえ何があろうとも叱らないし、授業内容も他と差別していない。・・・

その日も、古典の授業前の休み時間。・・・「みんな!聞いてくれ!俺らみんな古典が弱い。もっと良く勉強しようと思うんや!それに古典の先生は差別してないから、協力してくれへんか~」・・・全員が一致した。・・・

今まで、私語がうるさくて先生の声が聞こえないほどだった授業が、全員真剣に先生の話を聞いている。・・・

数日後その古典の先生から感謝の言葉を貰った。・・・「ありがとう!このクラスが一番静かだし、何より真剣です。ありがとう!」・・・「いえ!先生の講義が聞きたいだけです。」・・・

どちらも一教師の姿です。・・・

どちらが良くてどちらが悪いとは言えないと思います。・・・

前者には、教えてくれと訴えた。・・・後者には、教えを聞こうと耳を澄ませた。・・・

ただ言えるのは、前者はクラスを差別していた。・・・後者は差別していない。・・・

更に言えるのは、勉強をただ教えるふりをしているか、教えようとしているかの違い。・・・

子供たちを変えようとしている学校もある。あの手この手を使って・・・

また、子供たちが変わって行く学校もある。一貫した方法を貫いて・・・

何が良いとは言わない。・・・

ただ言えるのは、やる気が出る学校かそうでないかの違いです。・・・荒れてくる学校で、生徒のせいにしているようなところは、元々教えようとしていないだけです。・・・

顧客は、生徒の親や教育委員会ではない。・・・顧客は、生徒たちなのです。・・・

少なくても私の所では、お代金を頂いている以上、「顧客は、生徒です」(いやらしい意味ではなく、ドラッガー式に考えて)・・・親ではありません。・・・

「そうは言うけれど、勉強したくない子に勉強させるのは無理ですよぉ~」・・・こんな意見も出るでしょう。・・・

では、子供たちに夢を持たせられる学校にしていますか?・・・夢が湧かなければ、勉強しませんよ。・・・そう言いたいです。・・・

学校へ行って、「将来これがしたい、これの研究がしたい」とか言う事が一体どれだけの学校で起こっているのか疑問です。・・・

こどもたちを変えるのではなく、子供たちが変わって行くものなのです。・・・

と、今日も偉そうに語ってしまいました。・・・

ではまた。・・・

明日に、期待!・・・

ところで、その秀才ヤンキーは、無事大学を卒業し、政治家の秘書をへて、会社の経営者になり、市長選にも出た。・・・もう一人のヤンキーも会社を立ち上げて頑張っている。・・・

自分の夢の為に・・・

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