家庭内で聞きたくないもの

家庭内で聞きたくないもの。嫌韓嫌中発言。短絡的発言。などなど。


このところ話題になっている南青山の児童相談所新設に関するニュース。短絡的に「箱物だから反対」、「青山は高級住宅地だから反対」とだけ言っているようにしか聞こえない。前提として

• 東京都内23区それぞれが設置を検討している


• 港区では建設予定地が南青山


• 反対派の黒幕はグリーンシードという不動産仲介業者

ということがある。その上で、議論しなければいけないのは

• 既存の施設の改修では対応できないのか


• 建設予定地は児童相談所を設置するのに適切な環境か


• 児童相談所はどの程度必要とされているのか

といったあたりか。例を挙げると、環境については、港区あたりだと場所を選ばないと夜遊びできる場所が多いから、というようなこと。昔は場所によってはちょっと裏道入るとピンクなチラシが張ってあったりしたけど、今はどうなのだろうか。南青山だとそのような心配はいらない、ということだけは想像できる。今回の報道では、どの程度児相が足りていないのか、というものがないので、3つ目の点については調査しないとわからない。その辺を調べもせずに、「箱物」と言って一言で切り捨てるあたりが気に入らない。箱物というのは「私のしごと館」みたいなのを言うのですよ？


因みに嫌韓嫌中発言に関してはもう聞き飽きた。なぜ子供の前で平然と口にできるのだろうか。何度か注意したのだけど。隣国だからといってもの凄く仲良くしなければならない、という決まりはないが、積極的に嫌う、というのもよろしくない。付かず離れず、という距離感を保ちたい。中華思想や歪んだ儒教思想(および小中華思想)を振り回す者共を相手にするのも大変だろうけど。寧ろ、モンゴルとかヴェトナムとかインドとか、隣の隣的な国と積極的に付き合うのが一つの戦略でもあると思うのだが、どうだろうか。気候変動への対応や大気汚染、ごみ処理問題など、これらの地域で日本が貢献できる問題は多々あるのだ。


・・・などという議論を冷静にすることができない人が、国内ではそれなりに名を知られた大学の卒業生なのである。少なくとも、私の同窓生にはこのような低レベルの人はいなかったので、というか私が一番低レベルだったくらいなので、他の大学では一般教養で何を教えているのか、非常に気になる。