いば日記

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[旅行記] バリ島旅行記(2日目午後)

2005-09-24 09:55:08 | 旅行記
午後はツアーの予定だったので、いったんクタからホテルにタクシーで戻りました。
ちなみにタクシーは、ブルータクシーと白タクの2種類あって、ブルータクシーが安いらしいです。ホテルから出たときは白タクだったらしく30分程度で700円でしたが、帰り道はブルータクシー(車体側面にBaliTaxiと書いてある車が安心)だったので、400円程度で着きました。

午後は朝電話した現地のツアー会社の「アユンタユン寺院~さる園~タナロット寺院~レゴンダンス&ディナー」ツアーに行きました。もともとのツアーにはレゴンダンスを見るのはついてなかったのですが、こちらから交渉してつけてもらいました。元々US$24/1人のツアーだったのですが、ダンスをつけるとUS$33になりました。
貸切自動車と専用ガイドさんがついたもので、ゴージャスな感じを受けます(自動車は決してゴージャスではないですが)。2人でUS$66(7000円位?)でこんなにしてもらったらいいなーと思いました。

まずはアユンタユン寺院へ。
ガイドのマデ・ウタマさんが日本語堪能なので、移動中にバリの事を色々聞きました。

・バリ島はヒンズー教である事
ヒンズー教は多神教ですが、話を聞くと本当に色々な神様がいます。バロン(良い神)とランダ(悪い神(女?魔女?))の話はバロンダンスとして伝承されていて観光としても有名になっていますし、ガネシャという象と人間のあいのこみたいな神様や、ガルーダという鳥の神様も見ました。これらの木造や石造が街中のあらゆるところに売っています。それに主要道路の分岐にはこれらの10m位の象が立っていて、パリの凱旋門のようにその周りを車が走っています。



ほかには米の神様までいるという話を聞き、少し中国→日本の神様事情と似ているなと感じました。アジアなので源流は一緒なのかもしれないなと感じました。

・ラーマ・アヤナ物語(ラーマ[男]とシンタ[女]の話。日本の織姫と彦星相当)の事
・バリ島の綺麗な場所(キンタマーニ高原がいいらしいです。すごい名前^^;)
・ヘルメットをしないと本来駄目だがほとんど取り締まられない事(4人乗りも)
・バリ島は工芸が盛んである事(木彫り、銀細工、サラサ(布))
・バリ島の土地を外国人が直接購入することはできない事(名義を貸しますよといわれた・・^^;)

そうこうする内にアユンタユン寺院に到着。

ここは日本で言うと五重塔を見学している感じでした。
まあ普通に寺院でした。リアクションが薄いですがそれなりの場所だったって事で。

その後、サル園に。サル園の女性が一緒にまわってくれます。親切です。
行ってみて驚いたのが、サルが放し飼いになっていること。
えさが欲しいらしく自分にまとわりついてくるのが可愛くてしょうがないです。
彼女はえらい怖がってキャーキャー言っててガイドさんに笑われてました。

一通りサルを見たら帰るのかと思いきや、サル園の中にあるお店の一角に連れ込まれました。ここからガイドのお姉さんが豹変します。電卓を片手に日本語で「これ安い、買っていって」と店のものを見せまくります。なるほどこういうことね。
ガルーダの木像を「いくら」と聞いてしまったのが運のつき。最初は32000ルピア(約3200円)だったので「高い」と言ったら、「あなたの値段教えて」と電卓を渡してくる。こちらが800円が妥当だろうと電卓に打ち込むと「Oh」といって首を横に振る。これが本当にさっきまで柔和な笑顔でサル園を案内してくれていたオネイサンなのか!?(笑)と思いました。
電卓で2000円を示してきたので「じゃ、いらない」と言ったら「あなたのラストプライスおしえて」と食い下がってきます。
面倒だと思い、僕らが帰ろうとしたら、「じゃいいよ、80000ルピアOKね」と言い出しましたが、とりあえずあまりの怪しさにそこでは買い物しませんでした。

僕らは「最初の値段ってやっぱボッタクリだよねー」と話をしていましたが、この程度の事はこの旅行中に何度も経験することになるのでした。

さて、色々と面白かったサル園を後にして、車は一路タナロット寺院へ。

この日はあいにく雲が出ていたので、写真があまりぱっとしませんが、本当は夕焼けで真っ赤に染まった空に寺院が浮かぶサンセット名所なのです。
ここでココナツジュースを飲みながら夕日を見学。子供がタナロット寺院の絵葉書を売りに着たので交渉したら、最初1枚15000ルピアだったのが、最終的に30枚15000ルピアにまで安くなりました(笑)。子供相手だったので、ちょっと罪悪感がありました。

帰りに自動車に向かう途中でトイレに行きたくなったのですが、最初にガイドさんに連れて行ってもらったトイレはあまりに暗くて汚くて怖いので彼女が断念。
次に連れて行ってもらったトイレもこんな感じでした。

もちろん手動で、自分で手桶で水を流すんです。カルチャーショックでした。

その後、自動車でホテルに向かう途中にクタのローカルレストランでれごんだんすを見ながら食事をしました。ここは海外旅行客が現地ガイドによって連れ込まれるレストランらしく、現地の客は一人もいませんでした。
レゴンダンスはすごい迫力でした。バリ島には色々な踊りがあるのですが、ここの踊りはちょっと夢に出そうな感じでした。特にこの子(写真一番右)の踊りや表情がすごすぎでした。


ホテルへ帰って、夜の敷地内を散策。ギャラリーなどを見た後、ピアノの生演奏を聞きながらラウンジですごしました。

超ゴージャスな気分のまま就寝しました。