vsカターレ富山

2011-06-27 | J2
18節 札幌0-0富山 札幌ドーム 10,357人

純平が紙拘束でどうなるもんかと思ったら4-1-4-1。
       純貴
近藤  砂川 ブルーノ三上
       宮澤
岩沼  河合 山下  日高    
       昊乗
対する富山は前節と変更無しな布陣。
序盤は前から鬼詰めで富山にペースが流れ好機を作られる。
開始直後に富山FKから江添に頭で触られたのは昊乗正面だったが危ない立ち上がりで、15分には最終的に枠外だったがワンタッチパスで撹乱されプレスにもブロックにも引っ掛けられず富山の形で責め崩されたシーンもあった。
早い時間帯、札幌はバイタルエリア超えが難しく単調で分かりやすい廻しを読まれがちな上に砂川のパスがズレる、三上の動き出しが無い、ブルーノで詰まるなど富山の守備プランを打開できず、34分の河合まで戻して左の岩沼から近藤が抜けてグラウンダーのクロスに純貴がもうチョィてのが見せ場だったくらいで前半終了。
後半は前半より富山の流れを押さえこみポゼッションも増える。
4分にはパス交換からPA左斜め40度くらいの位置に近藤がフリーでは入る必殺パターンが出るがこのシュートを含めこの日の近藤は全弾枠外で自滅。
その直後に札幌の右バイタル付近で奪われ富山の決定機になりかけるがパスミスで事なきを得るヤバいシーンもあった。
23分に富山は苔口→木本でスピード対策をしてくるが、苔口が消えて黒部1トップ化したことで結果前線で動き回る厄介な駒が無くなってしまい札幌には追い風だったと妄想。
後半15分には富山のガス欠が目立ち始めた頃に三上→岡本、岡本OMFで近藤RSHの砂川LSH、札幌のポゼッションも上がり20分の岡本のキープから裏に抜ける砂川に通り入れたクロスに純貴という良いプレイも出るが決められないまま時間経過しスコアレスドローで終了。

富山は前節の東京戦とは見違えるほどの鬼プレスで流れをモノにした。
まぁ、札幌のパスが単調で、ダイレクトが無くパスが出そうなタイミングで中速以下のパスが出るので予測しやすいってのもバレてるからこういう脚を使った対策ってのは鉄板なのかもね。
回しが単調になってしまう一因には基本的に動き出しが少なく質も良くないものが多いので出しようも無いっつーのもありますわな。
こういう変化の付いたパスでの崩しっつーのにおいては前半の富山の方がキッチリ出来ていた。
しかし富山が前半良かったというのを差し引いても正直、取りこぼした試合だったと思います。
双方ミス多発の自滅した試合だったなと。
札幌においては「得点力不足」が如実に露呈した試合で「有効打」のシュートがブルーノの1本のみという酷さ、そのブルーノも「前節ベンチ外で相当な覚悟で臨んでいる」とかいうハナシはさほど感じられない軽いプレイで×。
個人的に注目していた純平対策は宮澤1DMFだったがあの状態の中では良くやれていたと思う、宮澤が持ったときにもっと動き出しがあれば状況も良くなったのにと妄想する、三上のもっさりとしたSHでは砂川の激務までも報われないなと。

20位の岐阜相手には自滅で勝ちが転がり込んできたような感じで,今節は内容が良いものを期待したものの19位の富山には押し切る形が作れるどころか相手の劣精度に救われる場面多数でイチ札幌ファンとしては面白味の薄~い試合でした、もっとヤレんだろ?ガンバレSapporo!