おはなしの会 しらゆきひめ

茨城町で活動している読み聞かせグループです。
町立図書館や、小中学校、幼稚園などの活動記録を綴っています。

藤井いづみさんの大人のためのお話会

2008年02月14日 | おはなし会
プログラム
導入にわらべうた「あめこんこん、ゆきこんこん・・・・」
・ホレおばさん(グリムの昔話 こぐま社)
・しっぺい太郎(茨城のむかし話 日本標準)
わらべうた「あずきちょまめちょやかんのつぶれちょ」(指遊び)
・いのししのイノコ(松野正子作 こだぬきポンとこぎつねコンより)
・ふたりの朝ごはん(おはなしのろうそく16)
・美しいワリシーサとババヤガー(おはなしのろうそく4)

最後のお話は長く惹きつける強さのあるお話ということで、知っていても、ほんとうに お話に引き込まれるものでした。
終了後の質疑応答より
*会話の話し方について
 「わざと声は変えない。声色はわざとらしくするとウソっぽい。子ども達に自分でイメージする楽しさを味わってもらいたいから、感情を入れすぎてもいけないし、かといって、淡々としすぎて、感情を入れないのもおかしい。同じお話を聞いても想像する世界は皆ひとりひとり違うのだから、自分の世界を楽しめるように語る」
*擬音などの扱いについて
 「受けねらいでそこだけが目立ってしまってはダメ。話の流れのなかで、考えなくてはならず、聞き手のこども達によっても違ってくるので、いちがいには言えない。」
*語っていて言いずらいところは変えているのか?
 「変えているけれども、再話はよく勉強したうえで、行うべき」
*差別用語などは使うのか?
 死語になったことばは使わないが、「こじき」などは使っている。
「お話の選び方がいちばんむずかしくて大切なこと。複雑なものは耳で聞くのは難しい。簡潔で聞いているものが感じられるのはやはり昔話。今、昔話を再話し直す仕事をしていて、4月ころ、小峰書店より、6巻の世界昔話集が出る予定」とのこと。
 やわらかい静かなお話しぶりなのに、いつのまにか お話の世界に引き込まれていました。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 町図書館定例おはなし会 | トップ | S中学校朝の読み聞かせ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

おはなし会」カテゴリの最新記事