ストレスを数値化 鬱病予防へ新システム開発
(産経新聞)
健康機器メーカーのファースト・ランニング(東京都台東区)は、人の感じるストレスやリラックスの度合いを簡単に数値化できるシステムを開発した。ストレスを把握して適切な対策を取ることができれば、鬱病(うつびょう)などの予防につながると期待されている。
このシステムは、富山大学の協力を得て開発した。ストレスを感じるときに交感神経が、リラックスしているときに副交感神経がそれぞれ活発に働く神経の状態を測定。平常時と比較することで、ストレスの状態を割り出す仕組みだ。
計測に際しては胸部の2カ所に電極を付け、心拍の間隔を1千分の1秒単位で精密に調べ、計算式を使って神経の状態を数値化するという。検査時間は5分間程度。ストレスの度合いは平常時を基準にパーセントで表示するが、「5段階評価」など分かりやすい形で表すことも可能だ。倉林広蔵社長は「従来、感覚的だったストレスなどのとらえ方を客観的に表せるようになる」と話している。
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