番頭通信

アラフィフのドメスティックな時々。

コンクールの内側、外側。

2012-07-30 18:13:20 | 世の中
某小学校の金管バンドについて相談される。
そのバンドには「保護者会」もあって、月々会費も徴収されるのだけど、
☆卒業生を送る会
でごちそうを食べるために9割が消えるのだそうな。
練習は週2。楽器もマウスピースも自宅持ち帰り禁止。なぜなら、学校の備品だから。吹く曲は「ヘビーローテーション」。そんなに練習しなくても、うまくなくても、メロディを吹けるトランペットの子たちは楽しい。ベースラインの子たちはメロディを吹けないから、つまんない。
「うまくなろうと思わないの?」
うん。メロディがないから、下手でも大丈夫。
「ちょっと前までは、1日練習を休むと自分にわかり、2日練習を休むと周囲にわかり、3日練習を休むと観客にわかる、って言われていたのに」
その練習がないから、みんな下手でも大丈夫。
「もう一人、実績のある先生がいるのに」
やる気があると思われない主顧問を立てるために、一歩下がって見ている。
「朝練習に行っていると聞いているけど」
ほら、学校の先生って朝は忙しいから、練習を見る暇がないって。アンタたちやる気あんの?って聞くんだけど、当人たちはもちろん、保護者会の中も一枚岩じゃないから、下手でも自分の子たちが出ているだけで満足しちゃっているのね。

それから、その地区の吹奏楽黄金時代についてあれこれ話したのだが、5つあった高校が2つに統合され、市町村もほぼ1つに吸収され、黄金時代に熱心だった先生たちは定年を過ぎていたり、いきなり亡くなったりということが続き、明らかに当時と違っていることを聞かされる。

吹奏楽コンクールの岩手県大会前期が終わり(7/28・29、岩手県民会館)、
★中学校の部=北上・上野・岩手大学教育学部附属・北陵
★高等学校の部=花巻北・盛岡第一・宮古・盛岡第三
の各校が、8月24日(金・高等学校)・25日(土・中学校)に秋田県民会館で行われる東北大会に出場します。

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