番頭通信

アラフィフのドメスティックな時々。

30周年とか40周年とか(長め)。

2015-12-30 14:40:25 | 世の中
12月になって
「長い間第一線にいる人・ブランド」
の話を聞く機会が相次いであって、一つはジャストシステムの「一太郎」について。もう一つが40周年を迎えた山下達郎のコンサート。

どちらにも共通するのが
「長い間やっていると、新しい試みを入れたくなるのだが、いろいろな層の人がいる」
ということ。つまり
・古くからのファンは「機能なり選曲を変えないでほしい」
・別のファンは「新しい機能、新しい曲を入れてほしい」
という両極端な要望があり、なかなかままならない。

山下達郎の場合は、昨年
・マニアックツアー
という、「定番」から外れた曲を選んだコンサートをやったら、それが案外好評だったそうで、今年は
・40周年だし、定番を中心に選んだ方が収まりがいいだろう
という考えで行ったようです。

さて、30周年とか40周年のゾーンに新参者が割り込むのは容易ではなく、
・似て異なるものを作る(Word)
・ターゲットを別の層に求める(ダウンロード配信)
というすみわけを余儀なくされます。
「すみわけ」と言えば聞こえがいいのですが、要は時代の変化が猛烈で、
・パソコン単体だけでなく、タブレット・スマートフォンでも読み書きできないと相手にされない
・音楽媒体としてのプレスされた(製造された)CDが、ダウンロードファイル形式で配信される
という変わり方をしているわけです。

その結果、
・一太郎を使う層は中高年から上
・山下達郎を聞く層は中高年から上
となっているわけです。うーむ。

それでも第一線にいつづけて
「新参者なにするものぞ」
という自負をお持ちでいらっしゃる。
いけるところまでは、「ロングセラー」とおつき合いしたところですが、

(一方で変化にゆるくでも対応しないとなぁ)
という声も聞こえてきます。
さて、それは何なのか
(結論が出るのかどうなのかわからないまま、続く。たぶん)

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