番頭通信

アラフィフのドメスティックな時々。

初心に返る・2015。

2015-01-10 19:43:58 | 世の中
「パイプオルガン子ども講座 めざせ!オルガン博士」(盛岡市民文化ホール小ホール)
の手伝いをしました。
2時間少々子どもたちの相手をして、言語感覚、身体感覚を取り戻し、
(あー、明日から授業なんだ)
と実感するここ数年です。

それはそうと、「イスラム国」を扱った『報道特集』(TBS系)を見て
(誰に何を最初に教わるかによって、その後の子どもたちの動向は全然違ってくるのではないか)
と思いました。
目の前にいる人(もしくは物)がどういう仕草をするかで、その後の子どもに少なからず影響を与えるのは動物を見てもわかります。
「どの子だって、人間はみんな美しいんですよ」(ジャニー喜多川が蜷川幸雄に言ったことば)
という態度で接すれば、人は成長します。
報道特集で難民の子どもたちと
「君たちの回りでどんなことが起こっているの(←隣の隣の家が火事になって燃え広がった)」
「今の気持ちを絵にしてくれ(←人が倒れている絵を描く子ども)」
ーーそんなやり取りの後、昼休みに先生が全校の子どもたちを校庭に連れ出し、先生が全力でコミカルに歌って踊る姿を見せると、抑圧されていた子どもたちは笑い、踊り出します。

単一のスローガンをひたすら子どもたちに教え、唱えさせる光景。そのスローガンを誰が「正しい」と判断するのかわかりませんが、子どもたちがどういう感じにもなるのを見て、教える側の重い立場を改めて知らされました。そして、パイプオルガン子ども講座を通じ、改めてそのような立場にいることを思い起こしました。

2015年もよろしくお願いします。

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