将軍様の手記

道の先へ

15年ぶりの・・・

2005-03-30 23:26:24 | 日常


昨日、テスト監督のバイトをしました。その時に組んだのはバイト1年目の人(私は2年目)。彼女と、受験生の受験届に記入ミスがないか確認していた際、とある生徒の住所が目にとまりました。そこは私が幼稚園までの時を過ごした名古屋市西区の家のすぐ近く。それだけならよくある話なのですが、暇つぶしにその話題を彼女に振ってみたところ話が弾み、彼女はなんと、

私の幼稚園の同級生だったことが判明しました。

ちなみにその幼稚園はここ。幅下幼稚園、というところです。

その後の雑談が盛り上がったのは言うまでもなく。

「○○先生っていたよねー」
「お菓子のお城行ったよね」
「庄内川に鯉を放流したことも」
「移動動物園とか来たね」
「通園バスのおじさん覚えてる?」
・・・etc

なんて、まるで二十歳同士の会話とは思えない話を延々としてました。

同じ学年でしたがクラスは違ったので当時の彼女との思い出はありませんが、主なイベントの思い出は共通です。しばらく幼稚園時代にタイムスリップしたような感じでした。


正直、この年で幼稚園の同級生に会うことになるとは思っていませんでした。幼稚園自体が1学年少人数の2クラスで、児童の数はそんなに多くありません。さらに私が幼稚園から小学校に上がる時の春休みに刈谷へ引っ越してしまったために、幼稚園の時の思い出は親との会話の中にたまに出てくる程度でした。6歳から18歳までの人格形成に重要な時期を刈谷で過ごしたため「俺って幼稚園の思い出ってあんまないよなー」と思ったこともあります。

しかし昨日彼女と話していて、頭からあふれてくるネタの多いこと多いこと。やはり人は思い出を忘れることはできないのですね。ただ思い出せなくなってしまうだけで。それを解き放つキッカケは、ほんの些細なものでいいのかもしれません。

そして人は、思い出を共有する他人と接することで記憶の均質化・安定化を図るのではないでしょうか。確実ではない記憶の隙間を他人の持つ記憶の欠片を使って埋めていく作用が会話にはあるのではないか、と思ったりした一日でした。

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