というわけで、バイクに乗って遠くへ行きたい病が再発してしまった私は、猛暑の中をバイクで出かけました。目的は国道152号、及び野麦峠を走ること。
国道152号は至って普通の、昔ながらのいい山道でした。狭くてすれ違い困難なのは基本。中央構造線の真上の谷を北上するという地理的特性からか、どうしても2箇所、トンネルが掘れなかったみたいです。そのつながってない部分を林道が結んでいるのですが…
全体的に林道の方が整備されていて走りやすいのは不思議なことです。
林道の途中に不思議なもの発見。どうやら国境の町どうしの綱引き大会が盛大に行われているようです。水窪町がんばれ、負けてるぞ。
国道に戻ったあたりだったと思うのですが、ちょっと休憩しようと売店に立ち寄ってみたわけですよ。そうしたら…(画面左隅に注目)
Why are you here !?
この道はもともと秋葉街道と呼ばれていたのです。だからここでアキバ名物おでん缶(名古屋産)が売られていたとしても、不思議ではないのです。
バスの時刻表。山奥の基本ですね。
そんな感じで国道と林道を抜けていくと、長野に入ります。茅野市直前のR152は、同じ道かと思うほどの高速ルートでした。
松本のビジネスホテルに宿泊。夕食は、ホテルの近くにあった花月で。にんにくげんこつ旨。一日目の走行は363km。
ところで上の写真、よく見るとミラーの片方がありません。実は道中、何でもないUターンに失敗して転倒していたのですorz 極低速でバイクを寝かせリーンアウトで旋回中、スゥ~っと倒れてしまいました。おそらくスロットルの開け方が足りなかったのとリヤブレーキの使い方が下手だったんですね。技術不足です。恥ずかしい…。
倒れたバイクは何故かミラーに力が集中したらしく、ミラーが根元からポッキリ。また諭吉さんにお別れを言わねばなりませんorz
次の日。ミラーは折れたままですが、どうしようもないのでそのまま出発。松本から国道158号で西へ。R158は松並木が綺麗な、街道の香りが漂ってくる道でした。途中で県道に入り、野麦峠へ。この県道との交差点はトンネル内でした。トンネル内にも交差点ってあるのね…
写真は昔の野麦峠が保存されている地点らしい。昔の女性の辛さが容易に想像できます。
今の野麦峠。大変な道であることに変わりはありません。
さて、野麦峠を越えて時計をみると、日暮れにはまだ少し時間が。
という訳で当初の予定にはなかったんですが、ついでに行っちゃいました。
白川村。
高山から白川村へ抜ける国道360号が野麦峠といい勝負の峠道で、ギヤ一速でなんとか上れる九十九折の連続、さらには対向車の連続だったのでいい加減に疲れました。それだけに合掌造りが目に入ってきた時の感激もひとしお。
まあ、とっても観光地かされてて人多すぎ&山とは思えない猛暑で早々に退散しましたが。行く予定もなかったので何も予習してこなかったし。いろいろと。
帰りは国道156号を南下。
途中で発見した、
東尋坊へ行った帰りに泣きながら越えた峠の出口。実はこんなループになってました。あの時は暗くて分からなかったけど。
白鳥から東海北陸道に乗り、美濃関から東海環状を全部走って帰ってきました。二日目の走行距離は394km。二日で757kmですか。もっと走った気もしたんですけどねー。
狭い道、狭い峠だらけの道中でしたが、かなり満足できるツーリングでした。峠成分はかなり補充できたんじゃないかな。あとは長距離成分を補うために、どこか遠くへ行かないと。それよりも早くミラー直さないとorz