将軍様の手記

道の先へ

時をかける将軍

2006-06-20 23:40:24 | 日常
タイトルに意味はありません。

昨日ひーちゃんと会うまでに時間ができたので、本屋で立ち読みしました。

それが、これ↓

時をかける少女 〈新装版〉

角川書店

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昔の文庫本が実家にも置いてあって気になっていたタイトルだったのですが、今度映画化されるというので読んでみました(公式サイト)。100ページ位の中篇で、すぐ読めました。

感想としては、全く古さが感じられない小説、といったところでしょうか。タイトルからタイムスリップものと予想してはいましたが、スリップのレベルは予想を超えていました。どう超えていたかは…読んでください。読んだ後に、出版が40年前と知って驚きました。時代が変わっても人の心はそんなには変わらないってことでしょう。

所謂タイムスリップもののポイントは、未来に飛ぶのか過去に飛ぶのか、どのくらいの長さの時を越えるのか(数秒~数世紀)、そして、時代を超えた繋がり(人であったりモノであったり)をどう演出するか、の3点に要約されると思います。そして作中の人物が残す、その時代に生きた証というものを読者が感じとることができたら、そのタイムスリップものは成功といえるのだと思います。

その意味で楽しみなのが、今回のアニメ映画版。原作から20年後のお話みたいですが、あらすじを読んでみると、むしろこっちの方が私の当初の予想に近いストーリーみたいです。見に行くかは分かりませんが、きっとDVDは見るでしょうね。