将軍様の手記

道の先へ

原付鞍掛峠 ~鞍掛峠は春の風~

2005-05-04 23:08:05 | 原付ツーリング
昨日宣言したとおり、名古屋から琵琶湖まで原付で走ってきました。

ルートは、

名古屋→(R1)→桑名→(R421)→いなべ→(R365)→(R306)→彦根→(R8)→米原→(R21)→岐南町→(R22)→名古屋 の合計191.3km(メーター読み)。地図だとこのへん。普通に起きて、朝10:00出発。

地図を見てもらえば分かりますが、恐らくこれが琵琶湖への最短ルートです。そしてこのルートを選んだのにはもうひとつ理由があって・・・、下の写真を見てほしいんですが、


(クリックで拡大)

ここはいなべの黄金大橋という場所です。かなり歪んでますが実際は十字路になってまして写真の左の道は桑名に、左奥の道は彦根に、右奥の道は関が原につながっているという交通の要所(←かなり誇張)です。ぱっと見なんでもない場所ですが、実は私にとっては思い出の場所なのです。ここは以前に廃墟探検に来た時に通った道なのです。そしてこの写真に、その廃墟も写っちゃったりしてるんです(いや、そうなるように撮ったんですがw)。ちなみにその廃墟は画面中央左側の車用信号の下に見えてます。

時間があれば廃墟を再訪しようとも思ったんですが、出発が遅れたためにキャンセル。あの時はバスでこの交差点を右奥に、つまり関が原のほうへ行ったんですが今日は左奥、彦根を目指します。

R306をしばらく行くと、鞍掛峠になります。

いやー、峠って楽しいね。

峠がこんなに楽しいとは思わなかったよ。箱根のような殺人カーブがあるわけではないので、かなりのスピードが出ます。峠初心者には最適な道ではないでしょうか。途中、何人ものらライダーさん達とすれ違いました。皆さん思い思いに峠を楽しんでいた様子。なんか峠に魅かれる人たちの気持ちが分かりました。

峠を越えるとあっという間に彦根・・・なんですが、休憩もかねて途中にある多賀大社に立ち寄りました。



この神社については前から知っていた・・・わけではなく、たまたま道の突き当たりに観光地らしいもの(土産物の看板とかw)があって寄ってみたら神社だった、というだけなんですが。このように勝手に寄り道できるのがソロツーの楽しみでもありますね。

お参りして知ったんですがなんとこの神社、イザナミとイザナギの二柱を祀る神社の総本山(?)みたいな由緒正しきところだったようで。神妙にお参り。巫女さんも見れたし満足ですw

一息ついてしまったのでここで昼食。神社の中にあるその名も『寿命そば』という蕎麦屋でざるそばをいただく。

・・・ここで普通なら「おいしかった」とか書くべきなんでしょう。いや実際旅先で食べるものというのは大概おいしく感じるものなんでしょうが・・・、この店に限ってはプラスの評価などできません。簡潔に言えば『遅い・高い・マズイ』の3拍子そろった見事なお店。オイオイこれはないでしょう・・・。こんなの売ってていいんですか?ってくらいの味。なんというか、「そばってこんなに不味く作れるものなんだ!!」と書けば私の気持ちが想像できますか?

神社をでて、ツーリング再開。といっても少し走っただけで彦根に到着。名古屋を出て4時間。途中神社に寄っていた時間を考慮しても、かなりのハイペースです。やっぱり琵琶湖は近かった。


彦根城
彦根城。前に天守閣に登ったことがあるので今回はパス。



琵琶湖にて。ヨットしてる人もいますね。

さてこれで『琵琶湖に行く』という所期の目的は達成されました。後は帰るだけ・・・というのももったいないので、湖岸で30分ほどお昼寝。波の音を聞きながらの午睡はまた格別。海の波の音とはまた違った、穏やかな波打ち際ですね。

・・・・・と思って起きて立ち上がり、少し砂浜から離れてふと振り返ると、突然の大波でさっきまで寝ていた場所が水没してました。あぶねー。マジで危なかった。後1分起きるのが遅かったら私は琵琶湖で一泊していたかもしれません。なんつータイミングだ。

さて、後は帰るだけです。

大垣市の信号機が微妙に大きく、またやたらと低い位置にあるのを不思議に感じつつ(これは本当に不思議。誰か情報プリーズ)R21で東へ、R22で南へ行けばそこはもう名古屋。100㌔を2時間半で来たから平均速度は40・・・(ウッ、エフンエフン。いやきっと時計の見間違いに違いない。だって原付の設計上の最高速度は30km/hのはずだからな。うん、見間違いだな。


まあこんな感じで私の2回目のツーリングは幕を下ろしたのです。一回目(名古屋~東京)に比べれば、はるかに楽で無理のない旅でした。走ってみて分かりましたが、この時期は気温もちょうどよく、ツーリングにはもってこいの時期。これからも暇があったら走りに行きたいものです。