サプリメント 飲むヒアルロン酸
「ヒアルロン酸」という言葉、けっこう耳にするのではないかと思います。サプリメントとして、または化粧品などでも用いられているものです。
最近、テレビのコマーシャルでも年配の人が「膝の調子が悪くてなかなか自由に動くこともできなかったのですが、これを飲むようになってから調子がいいです。若返ったみたいです!」などと言っているのを見かけたりする。
ちょっとそのヒアルロン酸についてお話します。(私も勉強しながらなので、誤りがあればご指摘いただければ幸いです)
ヒアルロン酸は糖類の一つです。その糖類には構造が簡単な単糖類(ブドウ糖など)から構造が複雑な多糖類(ヒアルロン酸など)といろいろとあります。
で、このヒアルロン酸などの構造が複雑な多糖類ですが、私たちの身体が胃や腸から消化するときは全て構造が簡単な短頭類に形を変えてしまっているのです。そうでないと吸収できないのです。
つまり、吸収されるときにはすでにヒアルロン酸ではなくなっています。コマーシャルでは、(もちろん実際には直接はそのようには謳っていませんが)「年齢とともに軟骨がすり減る。痛みが生じる。軟骨の成分はヒアルロン酸、それを飲めば軟骨が増える。元気に暮らせる」のようなイメージを与えます。見る人にそのような想像をさせるのです。でも実際はそのようなことはあり得ません。
加齢による軟骨のすり減りはヒアルロン酸を飲んでも効果がないことがはっきりしています。
では、「もうどうしようもないのか?」というと、ある程度は努力して改善させることは可能です。
それが足の筋肉を強化することです。足の筋肉が衰えていくと膝の軟骨への負担が増えていきますので、それを少しでも減らすために大腿四頭筋などを中心に鍛えていかないといけません。
膝の痛みが出てからでも遅くはありませんが、そうなる前にしっかりと予防の意味を含めて「筋トレ」をしていきたいところです。
しかし、有名人がコマーシャルに出ている場合も見受けられますが、「仕事だから」ということなのでしょうが、「どうなのかな?」と思ってしまう今日この頃です。
私たちはメーカーの言うことを鵜呑みにしないでしっかりと知識を付けていかなければなりません。幸いなことに、ネットという強力な助っ人がいます。大いに活用していきたいものです。ヤフーの知恵袋などにも「Q&A」の形でいろいろと情報を得ることができます。
一例:<a href="http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1246348482">ある健康食品に関する「Q&A」</a>
現在立ち上げている「フィットネスの勧め」と言うサイトではボディウエイトエクササイズ(自重トレーニング)を始め、ダンベル、バーベル、チューブなどを用いた筋トレや、ヨガ、バレエ、エアロ、ボクササイズなどのスタジオエクササイズをイラストと動画で解説しています。また、筋肉や骨などの体に関してもなるべくイラストなどを用いて解説しています。