2004年JRA全国リーディング 19位の栗東・角居勝彦厩舎はダービールールのPOGではどうなのか。1998~2001年生世代(4世代)をダービーまでの期間でそれぞれ集計した。
全体成績 >
通算 33-27-22-160/242 勝率 14% 連対率 25% 複勝率 34%
期間内重賞 1-1-0-12/14 勝率 7% 連対率 14% 複勝率 14%
1世代当り 16.8頭登録 12.8頭出走 5.8頭勝馬 1頭当平均 4.7走
期間内出走率 76% 期間内勝馬率 45% 期間内出走占有率 31%
1頭当平均 793万円獲得 平均勝利距離 1664m
牡馬のみ >
1世代当り 7.8頭登録 6.5頭出走 4.3頭勝馬 1頭当平均 5.5走
期間内出走率 84% 期間内勝馬率 65%
1頭当平均 1173万円獲得 平均勝利距離 1688m
牝馬のみ >
1世代当り 9頭登録 6.3頭出走 1.5頭勝馬 1頭当平均 3.9走
期間内出走率 69% 期間内勝馬率 24%
1頭当平均 398万円獲得 平均勝利距離 1588m
世代ごとの期間内最高賞金獲得馬 >
2001年産:ポップロック 2000年産:ブルーイレヴン
1999年産:シェーンクライト 1998年産:シンサクラ
特徴 > 牡馬が得意、牝馬は不得意で数を使わない?、長距離志向、急上昇中
開業して間もないのでデータは4世代分で。
数字はすでに、優秀な厩舎であることをしめしている。牝馬の数字が低くなっているのが気になるけども、これは牝馬の登録頭数が多く、しかもはじめの時期いい馬が入らなかったため。
しかし3歳世代はキャロットの牝馬2頭が確変。大きく数字を塗り替えてきそうだ。ただ3歳牝馬も勝馬率は25%で、いぜん低い。積極的に狙うのは危険だろう。
これから傾向がどう変わるかは予断を許さないが、2000年以降に開業した厩舎の中で、いまいちばん期待できる厩舎といっていい。
2歳馬は、関口=フサイチの高額Giant's Causeway産駒、各クラブの中間価格帯からのほかに、噂では個人馬主のサンデー産駒が予定されており、目が離せない。
教訓。
・ これからの厩舎。角居馬にはマークを怠るな
・ 牝馬は弱点でなくなってきているが、積極的には指名できない