カミノアナログ

POGに命を削る日々を綴る「紙の穴」ブログ編。ドラフト終了までは日当たりアクセス100以下に抑えたいんで、ご協力よろ。

安田隆行厩舎研究

2005-05-12 | pog-stable
2004年JRA全国リーディング 24位の栗東・安田隆行厩舎はダービールールのPOGではどうなのか。1997~2001年生世代(5世代)をダービーまでの期間でそれぞれ集計した。

全体成績 >
  通算 46-44-43-213/346  勝率 13% 連対率 26% 複勝率 38%
  期間内重賞 0-5-3-22/30  勝率 0% 連対率 17% 複勝率 27%
  1世代当り 18.8頭登録  13頭出走  5.8頭勝馬  1頭当平均 5.3走
  期間内出走率 69%  期間内勝馬率 45%  期間内出走占有率 29%
  1頭当平均 1091万円獲得  平均勝利距離 1346m
牡馬のみ >
  1世代当り 10.8頭登録  8.2頭出走  4.6頭勝馬  1頭当平均 5.4走
  期間内出走率 76%  期間内勝馬率 56%
  1頭当平均 1234万円獲得  平均勝利距離 1358m
牝馬のみ >
  1世代当り 8頭登録  4.8頭出走  1.2頭勝馬  1頭当平均 5.2走
  期間内出走率 60%  期間内勝馬率 25%
  1頭当平均 846万円獲得  平均勝利距離 1300m
世代ごとの期間内最高賞金獲得馬 >
  2001年産:コンコルディア、カリプソパンチ 2000年産:ホーマンアピール
  1999年産:ホーマンウイナー 1998年産:ムーンライトタンゴ
  1997年産:ピサノガルボ
特徴 > 非常に短距離志向、やや数を使う、牡馬は得意、出走率がやや低い(とくに牝馬)、早熟志向

かつてトウカイテイオーに跨った元騎手で、いまでも調教師みずら稽古をつける。ノーザンファーム、千代田牧場、ノースヒルズ=マエコウ、稲原=びらとり等、有力牧場から馬が入るため成績は良いが、爆発力に欠け重賞では2着止まり
そして短距離馬がほとんどである。期間内の1頭当平均賞金が1000万を越えている厩舎で、平均勝利距離が1400mを切っているのはここしかない。外国産馬がとくべつ多いわけでもないので、厩舎のやり方が表れているのだろう。
牡馬も牝馬も同じような使い方をするが、結果を見るかぎりは牡馬向き。安田隆牝馬はタフでなければ勤まらない。
ムーンライトタンゴは長距離血統なのに、年明けデビューから桜花賞2着。しかも、ほとんど1年間しか走れなかった。
以上から、上位指名するほどの厩舎ではなく、下位で小銭稼ぎに向いていると言える。師の人当たりがよいためか、記者が取り上げることも多いので、過剰人気にひっぱられないよう注意したい。

教訓。

・ 安田隆馬は、牡馬を下位指名して短距離路線で2勝狙い