Human Unity Training & Coaching

活動予定・結果について

◆ 01/08 ・新生NPO法人サーバント・リーダーシップ協会が始動します 

2009年01月11日 | 【重要】情報

1月8日(木)、今年初めてとなるNPO法人サーバント・リーダーシップ協会の
理事会が事務局の置かれる事となった株式会社レアリゼ本社にて開催されました。
理事長には、株式会社レアリゼの眞田社長を迎え、理事に8名のメンバーが集いました。

この激動期、時代はサバイバル時代に入ろうとしています。そうした時期にあって私たちが世の中に提唱していく、リーダーとしての在り方「サーバント・リーダー」。
ここに来てまさに正念場と言えるでしょう。

サバイバル時代に突入すれば、現在も現れているとおり、「人を大切にする」「従業員の幸福のために奉仕・貢献する」などといった考え方は、後回しにされるのは自明だからです。
しかしだからこそ、改めてトップとして、リーダーとして究極にその在り方が問われてくるのです。

アウシュビッツ強制収容所を生き抜いた精神科医のビクター・フランクルはこう述べています。

「どんな状況下に置かれても、人間にはその態度を選択することができる」と。

フランクルが掲げた、3つの人間価値でいうところの態度価値というもの。

最悪の環境化に置かれてさえ、人からパンを奪おうとした人と、人にパンを分かち合おうとする人がいた。

卑しき中に身を置く者もいれば、沈みゆく美しい夕陽に感動の涙を流す者もいた。

再び指示・命令色の強いボスマネジメント、軍隊形式に逆戻りするか、それでも尚支援的リーダーシップを発揮しながらこの時代を乗り切るかは、まさに選択と言えるでしょう。

ある長野の建設会社の社長は、この期にあって一人も解雇しないことを宣言。その後合議のうえで従業員の給料を下げ、ワークシェアリングを実施し、それでもあまる時間には農業などの新規分野にその力を向けるといった取り組みをしているそうです。

もちろん、大企業ではこの急転落する景気の流れに追いつけず、手早い方法で派遣社員を削減していますが、製造業だけでここ4年間の内部留保利益は18兆円増えて累計120兆円といわれていますから、考え方次第と言えるでしょう。

奇しくも、このタイミングで神戸大学大学院教授、金井寿宏氏の手によって提唱者のローバート・グリーンリーフ氏の名著が世に送り出されたのも、それを示唆していると言えるでしょう。

今後のNPO法人サーバント・リーダーシップ協会の活動に注目してください。

Human Unity LLC/ヒューマン・ユニテ合同会社
代表 網中 達也

以下、本の紹介文です。「ヤフーブックスより」

書籍紹介: 希望が見えない時代の、希望に満ちた仮説。ピーター・センゲに「リーダーシップを本気で学ぶ人が読むべきただ1冊」と言わしめた名著、待望の邦訳。「サーバント」--つまり「奉仕」こそがリーダーシップの本質だ。1977年に米国で初版が刊行されて以来、本書は研究者・経営者・ビジネススクール・政府に絶大な影響を与えてきた。「サーバントリーダーシップ」の概念は、今やリーダーシップ論の基本哲学を成している。「サーバント」--つまり「奉仕」こそがリーダーシップの本質だと、著者グリーンリーフは説く。自らの良心に従い、より良い世界へ導くことを自身の責務と信じ、周囲の人々にとって、組織にとって、優先されるべきことが為されているか、常に心をくだく--そうした「サーバント」としてのリーダー像を描いた本書は、混迷の時代の中、いっそうその輝きを増している。読み継がれてきた不朽の名著、待望の邦訳。


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