Human Unity Training & Coaching

活動予定・結果について

◆ 03/20 ・2012年ナポレオン・ヒル・インターナショナル・コンベンションに参加して2

2012年03月20日 | ナポレオン・ヒル研修

初日の興奮冷めやらぬうちに、2日目を迎えました。チョプラ氏の講演を控えて
のオープニングは、マイクロソフトでマーケティングを担当したこともあるレイ
モンド・ステンダル氏です。

米国の名だたる会社でコンサルタントとして現在活躍される氏もナポレオン・ヒ
ルに大きく影響された人の一人です。





プレゼンの仕方はまさにプロ通り、メッセンジャーとしての語り手の自分を前面
に、ボディーランゲージを交えながら、シンプルなスライドで、説得力高く行っ
てくださいました。こうしたプレゼンスタイルは本当に勉強になります。

そもそもこうしたスライドはどうやってデザインよく作るのでしょうか?
ライバル意識むき出しに、同業者として必ずやキャッチアップすべく誓いをたて
ました。絵になりますよね。





さて、レイ氏のオープニングプレゼンの後は、いよいよディーパック・チョプラ博
士の登壇です。

淡々と物静かに語る中に、非常に深い見識がうかがい知れます。私もチョプラ氏の
書籍が大好きだけに、興奮気味です。

タイトルは書籍にもある通り“Soul of Leadership”魂のリーダーシップというも
のです。

チョプラ氏は言います。これからは魂からの問いかけに答えられるリーダーが世界
をリードしていくだろうと・・・









少し内容に触れますと、幼少期、チョプラ氏がまだインドの奥地に住んでいる時、
その田舎に工場が立つということで、当時の首相ネルー氏が町を訪れたそうです。
町の人々は一目首相に会おうと、沿道を埋め尽くして到着を待ちわびていました。
チョプラ氏のお母さんも、ネルー氏に会えるということで目いっぱいのドレスアッ
プをして出かけました。家族は、たくさんの人の中でそんなことをしても無駄だと
笑っていたそうです。

しかし、目の前をパレードしてくる車のネルー首相と、お母さんの目が偶然にもあ
い、そればかりか彼はいつも胸にさしているシンボルの薔薇を、お母さんに投げて
よこしてくれたそうです。
その薔薇は枯れるまでの2週間、家の中で美しく咲き、家族に希望を照らしていた
のだそうです。

こんな実話を通してチョプラ氏はこれからのリーダーシップについてこんなことを
教えてくれました。

つまり

偉大なリーダーは常に偉大なるストーリーテラーであり、自らが示すシンボルと人
々の夢や希望や勇気にひもづける事ができるのだと。

これからのリーダーは
1、偉大なストーリーテラーであること
2、反省ができる事(リフレクト・魂と会話できること)
3、共時性の力を活用できる事
の3つを備えること。

チョプラ氏のこのオープニング自体がある種のストーリーとなっているところは見
逃せないところです。

しかして、それでは魂と会話する際にはどんな質問が有効になるのでしょう?
チョプラ氏は以下の7つだと喝破しました。

1、あなたは誰ですか?
2、何が欲しいですか?
3、人生の目的はなんですか?
4、私は何に貢献できるか?
5、私のピーク体験の意味は?
6、私のユニークなスキルやタレントは?
7、私のヒーロー、ヒロインは?

そして実際にここでは、上の二つの質問を会場でペアをつくりワークを行ってみま
した。

私の場合は、「人々を成幸に導く添乗員です」という言葉が導きだされました。
これは私にとって非常にシンプルで自分を体現する魂からのメッセージととらえる
ことができるものでした。

そしてまさに、それを実現させるための「尊重と尊敬ある仲間」がほしいというこ
とでした。

私がヒルのほかに、ヒューマン・ユニティを通して活動している、デール・カーネ
ギーやサーバントリーダーシップなども含めて、それを伝えているトレーナー仲間
やインストラクター、講師仲間が改めて大切だということに気づきました。

もうこれだけでもここまで来た元をとったと思いました。おそらく会場の皆さんも
そう思ったのでしょう。ワークの後は大変な盛り上がりでした。

やはりこうした魂に少しでも触れるような体験自体が人々を元気にすることがわか
ります。魂は自分そのものになりたがっているといいます。

魂の声に従って生きることをインティグリティー(一貫性、誠実さ)といいそれが
最も大切であるそうです。

そして極めつけは「幸せのフォーミュラ」というものでした。

S+C+B。。。。詳しくは後日。すみません英語が追いつきませんでした。





昼食の後は、先日のジョン氏と同じく芸術家で音楽家でもあるマイケル氏が登場し
ました。マイケル氏も独立したアーティストとしてナポレオン・ヒルの哲学に感銘
をうけて3年前から17の成功原則を17枚のアートに変換。言葉の壁をこえてそ
れらが伝わるようにシンプルな解説とレイアウトで本を出版されました。







とてもきれいですね。その後は再びチョプラ氏に引き継がれました。
午後は本当にタフな内容で、私の頭脳はすっかり翻訳する機能を麻痺してしまいま
した。
(マイケル氏と翌日話しているとき、米国人ですら理解が難しかったと言っていま
したので、うなずけました)

ソウル、マインドやスピリット、宗教や宇宙、神様にまでその話が及びました。
さすがに天才は考える思考のレベルが違うのだと、唖然となりました。

なんとか凌いだチョプラ氏の深い講演が終わると、いよいよこの会のクロージング
を迎えます。

関わってきたスピーカーや認定インストラクターが壇上に揃いました。
会を振り返りつつ、それぞれがヒル博士のエッセンスに触れていきました。
そしてここでのメインイベントはなんと・・・・・



われらが日本人を代表して、梅村武史さんが5分間のスピーチを行ったことです。
梅村さんは、現在は独立された企業コンサルタント、教育コンサルタントとして活
躍しています。
東大出身の彼もまたナポレオン・ヒル博士の哲学に心酔して、東大合格をはじめ、
その人生をクリエイトし続けています。

今回の登壇もまさに彼のPMAスピリットを通して実現したものでした。
彼が伝えたかったものは、「震災後の日本」そして海外からの応援に対する「感謝
の言葉」でした。

梅村さんの真摯な態度や、心からのスピーチに会場は締めくくりとして、その世界
を感じることができました。
私たちもどきどきしながら応援していましたが、スピーチを終えた彼が日本を代表
してくれたことに、誇らしさを感じました。がんばりましたね。



私も必ずや、2年後はプレゼンターとして登壇することを心に誓って、今回を締め
くくりました。



夜には、「ナポレオン・ヒルの生涯を描いたミュージカル」を見学に行きました。
こちらもブロードウェイさながら、著名な舞台監督を招いて本格的に稽古を重ねた
本物のミュージカルでした。

総勢50名を超える若手俳優さんに、生演奏とさぞかしお金がかかったものとクリ
スティーナ氏のパワーに改めて感銘を受けました。









そして若い人たちに語り伝えたいという想いは、劇のみならず、コンベンションの
ボランティアの学生たちにまでいきわたっていました。



そんな配慮ができ、かつ絶え間ないPMAで世界をリードするそのリーダーシップ
に彼女こそがまさにアワードに匹敵する偉業を歴史に刻んでいることを感じました。



この想いを私も日本で、そしてアジアで伝えていく決意です。
次回のコンベンションはシンガポールを予定しているそうです。楽しみですね。



旅の想い出と仲間マレーシア編


旅の想い出と仲間シンガポール編



For Your Human Skill Solution
ヒューマン・ユニティ合同会社
代表 網中 達也