二夜続けてシカゴ・ブルズの記事を書いたのですが、更新に失敗しました。原因はたぶん、英語のボックススコアを一部コピーして貼り付けた部分が変換できなくて画面が消えてしまったのではないかと思います。あわてて元ブログを削除したのですが、ブログ村には画面が消えた記事がタイトルのみで送信されてご迷惑をおかけしました。画面を開かれた方には、改めてお詫び申し上げます。
私も三日前からNBA.TVにさっそく登録し、あと一週間余りは、無料でNBA全試合を見ることができます。NBAは意気な計らいをしてくれる。非常に鮮明な画像でコート上の声やリング付近の音も聞こえ、臨場感とビートの効いた乗りのいい音楽に驚かされている。でも何よりNBAの迫力満点プレイを見られて興奮している。やはりシカゴ・ブルズのゲームを追っかけようと思う。そこから対戦相手のチームやNBA全体が少しずつ見えてくればいい。本当はボックススコアを載せられると数字から読み取れる部分が選手のプレイや試合の勝敗の裏付けとなり説得力があるのだけれど・・・
< 2011-12 NBA Reglar Season CHICAGO BULLS Opening Game >
BULLS ○ 88-87 × LAKERS
1 2 3 4 Tot
CHI 22 34 12 20 88
LAL 20 29 20 18 87
ブルズは負けゲームを拾った。前半はシュートもよく入り、D.デン、C.ブーザー、D.ローズの3人がゲームを作った。ローズがスリーを高確率でポンポンと決めたのはいいが、なにかおとなしいPGプレイぶりで周りの選手を意識して使おうとしてた。特に、ピストンズから移籍してきたベテランSGハミルトンとポストアップしたブーザーとアウトサイドでのデン。ハミルトンはこれから試合を重ねるごとにブルズのオフェンスシステムに馴染んでくるでしょう。まだまだ時間がかかるように思う。ブーザー以外はあまりスクリナーにならないので、コーナーや逆サイドでのディープウィングあたりのオープンスペースを自分で利用するしかない。複雑なスクリーンや二重三重のスクリーンはスペースを消してしまうことでもあるから、ローズやデンの1on1の強さを生かせなくなる。J.ノアのセンターとしての線の細さというかどことなく元気のなさが気になる。体に幅のあるPFブーザーの方が、ピボットマンとしてはインサイドでボールキープできる。
<ローズ最後の逆転フックシュート>
このゲームは、後半のブルズオフェンスがあまりに単発で、ゆったりとし過ぎていた。LALの方がフィールドアベレージがずっと良くて、手首を負傷しているとはいえコービーが核になる分、ブルズより確実性があった。しかし、LALは、はっきりとしたPGのリード性が弱く、後半はコービーがフロントに運びフィニッシュまで持って行こうとするシーンが目立った。そこをブルズディフェンスがヘルプやトラップに行ってLALのターンオーバーやブルズの思い切ったスティールが成功して貴重な得点につながった。また、敗因の一つにフリースローの終盤4本?連続ミスもあり、逆にデンは3ポイントプレイ、FTを3本連続決めた。NBAでも終盤の数分で10点差くらいがひっくり返るケースが起きるのかとレイカーズファンにとってはとても悔しいショックな敗戦であったろう。ブルズのヒーロー&MVPは、ローズではない。誰が見てもひと試合通じて、安定して堅実なプレイをし続けたD.デンだ。派手さやパワーはあまり感じないが、SFとしての技術と読みの優れたいいプレイヤーだ。エンジンのかかりが鈍そうなブルズオフェンスが気になる。
< 2011-12 NBA Reglar Season CHICAGO BULLS Game 2 >
BULLS × 91-99 ○ WARRIORS
1 2 3 4 Tot
CHI 22 19 20 30 91
GS 30 27 21 21 99
前日のオープニングゲーム同様、ブルズのシューティングアベレージは低かった。特に前半が悪く、後半16点差を追っかける展開に。ウォリアーズのガードS.カリーとM.エリスのゲームメイク・シュート力が素晴らしく、この2人のコンビに翻弄された感じ。PFのD.リーのインサイド1on1にも効果的にやられた。ローズのスリーは散々で、ブルズでは唯一孤軍奮闘したのがD.デンだけだった。テンポの遅いブルズに比べて、G.S.のオフェンスは司令塔カリーが自由自在にゲームをアップテンポに持って行った。エリスのシュート力とドライブ力にも手を焼いた。後半、カリーが少しひどい捻挫をして負傷退場したが大丈夫だっただろうか?ローズもっと積極的に暴れて速いテンポのゲームメイクしてほしいな。