バスケと人生の日々~陽のあたる場所へ

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春らしい陽気・花見頃~現地4/4激戦3Game、POレースに早くも変化

2012年04月05日 | NBAバスケ

 

 一昨日、嵐のような暴風から一転、今日は4月の春らしい陽気となった。桜の見ごろとなり週末は絶好のお花見でしょう。

今シーズンのNBAは、普段の1.5倍くらいのスピードで消化された感じがする。本日注目の3ゲームはやはり激戦であったみたいだ。

 

 

サンアントニオ・スパーズ(38勝14敗) 87-86 ボストン・セルティックス(30勝23敗)

 

 スパーズ嵐のような9連勝、圧倒的というよりしぶとく接戦ものにしての連勝。ゲームスタッツからは読み取りづらい強さを秘めたチームだ。ベテラン・中堅・若手がうまくかみ合ってポポビッチHCの老獪さが如何なく発揮されてるようだ。ずば抜けて得点獲る選手いなくて競り勝ってしまう。昨シーズン最終戦、主力ジノビリを無理させ怪我でPO失う経と験が教訓になってるのか・・・スパーズSGのD.グリーンが最多の14点、PGパーカー10点、PFダンカン10点とセルティックスのお株を奪うかのようなハーフコートバスケを制してる。OKC、LAL、LACの上位チームにとってはやっかいな相手だろう。ボストンは負けはしたが、4月最終盤は少し貯金を伸ばしそうな感じする。

 

 

 

 

 いちばん注目してたこのゲーム、激しいファウルあり一触即発の雰囲気でPOさながらのゲームだったみたいだ。

 

オクラホマシティー・サンダー(40勝14敗) 93-98 マイアミ・ヒート(39勝14敗)

 

 ヒート、ホーム17連勝と継続中。6連勝と絶好調に見えたサンダーがグリズにまさか競り負けこれで連敗になるとは、わからないものだ。お互い激しいディフェンス合戦でFG%低調の中、サンダーのアキレス腱TO(ターンオーバー)18をヒート(TO13)がうまく引き出したのか、スタッツからは3Ptシュートの差が結果的に勝敗を左右してるように見える。

 イースタンとウェスタンの1位・2位は、どちらも似た構図で入れ替わりがあるかもしれないし、そのままかもしれない。1位・2位の持つ意味はカンファレンスファイナルまでどっちが有利か不利かわからない状況だ。3位・4位、5位・6位のチームと7位・8位のチームが最後までもつれそうな状況だから・・・

試合は第2Q残り727秒にラッセル・ウェストブルックの3ポイントプレイで、サンダーが36-25とリード。サンダーは二桁リードを奪った試合はここまで322敗と圧倒しているだけに、この試合も325日にヒートを103-87と圧倒した試合と同じ展開になるかと思われだが、そこから流れが変わる。前半残り545秒にケンドリック・パーキンスがシュートブロックの際にウェイドの頭をはたき、テクニカルファウルとパーソナルファウルを取られる。サンダーのスコット・ブルックスHCは「何故パーキンスが両方のファウルを取られるのか」と怒り、ヒートのエリック・スポエストラHCは、「頭への接触がフレグラントファウルにならないのは何故か」と立腹。その12秒後、ウェストブルックのボールをウェイドがスティール。ボールが回ったジェイムスがダンクに飛びあがった所をウェストブルックに後ろから引っ張られてコートに落下し、再び険悪なムード。その結果、ウェストブルックにフレグラントファウル1がコールされ、勢いづいたヒートが、50-49と逆転して折り返す。後半に入っても両チームは熾烈な展開を続けるが、最終盤クリス・ボッシュがジャンパーを決めてヒートが96-93とリード。対するサンダーはそこまで18本のフリースローをすべて決めていたが、残り43.6秒、パーキンスがフリースローを2本とも痛恨のミス。ウェイドが最後フリースローを2本とも決めて、雪辱を果たした。ジェイムスはハーフタイムのインタビューで、「プレイオフのような試合だ。自分はラス(ウェストブルック)を知っている。あいつがダーティーなプレイヤーだとは思えない」と話した。敗れたサンダーではケビン・デュラントが30得点、ウェストブルックが28得点、ジェイムス・ハーデンが12得点を記録。ヒートを37%のシュート成功率に抑えたが、勝利はならなかった。』

 

 

 

LA.レーカーズ(35勝20敗) 113-108 LA.クリッパーズ(32勝22敗)

 

 注目のLA対決、レーカーズのバイナム、コービーの活躍でハイスコアゲームを制したみたいだ。最終盤コービーの勝負強さが続く。

『今シーズンの対戦成績を2勝1敗としたレイカーズはこの勝利により、クリッパーズと同率になった場合、プレイオフでのタイブレーカーをゲット。順位争いも優位に立った。ディビジョンを制する両者のいずれかが、恐らくオクラホマシティ・サンダーとサンアントニオ・スパーズに次ぎ、ウェスト3位の座を射止めると思われる。試合は、第4Q11点ビハインドで始めたクリッパーズが最初の8得点を挙げ、92-89と追い上げる。エリック・ブレッドソーの3ポイントで残り71秒に98-96と詰めたクリッパーズは、クリス・ポールのジャンパーで102-102の同点とし、残り330にはデアンドレ・ジョーダンのフックショットで、104-103と遂に逆転。だが、コービー・ブライアントのジャンパーですぐに逆転したレイカーズが得点を重ね、最後まで逃げ切った。ブライアントは「クリッパーズ派手なプレイをするだろうと予想できたが、我々は惑わされることなく冷静なプレイをしようと話し合った。向こうは多くの武器を持っているが、我々がリーグで対戦するトップチームと何ら変わらない。ファンがクリッパーズの後押しをするのは明らかで、クリッパーズベンチ陣も頑張った。だが我々は冷静さを保ち、ビッグなプレイを決めた」と、激戦の勝利を喜んだ。レイカーズではバイナムの他に、ブライアントが31得点、レイモン・セッションズが16得点を記録した。一方、敗れたクリッパーズでは、元レイカーズのカロン・バトラーが28得点を挙げたのを始め、6人が二桁得点を記録。クリス・ポールが22得点、16アシスト、ブレイク・グリフィンが15得点、14リバウンド、ジョーダンが11得点、13リバウンドを挙げ、ウェスト4位の座は守った。ポールは「精神的な勝利なんてない。向こうが勝った。それだけだ。我々はコービーに気を取られ過ぎ、コミュニケーションミスが多くあった。セッションズにレイアップを許し過ぎた」と、敗因を述べた。

 

 

 コービーはシーズン当初より体が引き締まって見える。シーズン序盤、本人もチームも苦しんだことがうそのようにチーム力と方向性がハッキリしてきたようだ。フィッシャーを放出してセッションズ獲得したことは大正解だったように感じる。

 

 

 イースタンとウェスタンで、(勝ち数)-(負け数)で順位並べると、

 

 ①ブルズ      +29

 ②ヒート      +25

 ③ペイサーズ   +12

 ④マジック     +10

 ⑤ホークス     +9

 ⑥セルティクス   +7

 ⑦76ers      +4

 ⑧ニックス      ±0

 ⑨バックス      -2

 イースタンでは、ペイサーズが勝ち星伸ばし、マジック、76ersが貯金はたいてる。3つのグループ争いになりつつある。

 Aグループ:ブルズ、ヒートの1位・2位争い

 Bグループ:ペイサーズからセルティクスまでの3位~6位争い

 Cグループ:76ersからバックスまでの7位・8位争い

 

 ①サンダー      +26

 ②スパーズ      +24

 ③レーカーズ     +15

 ④クリッパーズ    +10

 ⑤グリズリーズ     +7

 ⑥マーベリックス    +7

 ⑦ロケッツ        +4

 ⑧ナゲッツ        +4

 ⑨サンズ         +2

 ⑩ジャズ         +1

 ⑪ブレイザーズ     -3

 ⑫ティンバーウルブズ -6

 ウェスタンは4つの階層でグループ化争いになりそうだ。ブレイザーズとウルブズはどうやら脱落したとみていいだろう。

サンズがいつの間にか食い込んできた。

 Aグループ:サンダーとスパーズの1位・2位争い

 Bグループ:LALとLACの3位・4位争い

 Cグループ:グリズとマブスの5位・6位争い

 Dグループ:ロケッツからジャズまでの4チームによる7位・8位争い

 

 まだ10数ゲームあるからわからないが、なんとなくこの階層の中で順位が決定しそうな気がする。あとは、PO始まるまでの各チーム主力ケガ人の回復状況はとても大切な要素だ。

 

 

 



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