人生には、「死」という、締め切りがあります。しかし、その締め切りが、いつなのか、わからないのであります。わからないのは、幸せなことであります。わからないから、毎日楽しく生きられるのであります。しかし、それは、なかったことには出来ません。その締め切りが、いつなのか知った時、喜ぶ人はいないでしょう。限られた時間をどう生きるか、真剣に考えるのではないでしょうか。人生の締め切りは、いつかわからないけれども、いつ来ても良いように、準備しておくのは大事であります。人生の不安は1つでも、取り除いておいた方が人生を楽しめます。最近の生命保険も、生きるための保険とよくうたっています。長寿社会になって、死亡保険金よりも、いつ病気になっても、大丈夫なようになってきているようであります。阿弥陀如来の救いは、死んでからの救いでは、ないのは何度も申しています。人生を、本当に楽しむための救いなのであります。死と言うのは、人生最大の不安なのです、死んでどうなるのか?どこへ行くのか?その解決であります。いつ締め切りが来ても、すでに阿弥陀如来は、私たちをお浄土へ救う法は完成し、既にはたらいてくださっているのですから、その事実を聞かせていただくだけであります。救いは間に合っています。しかし、聞かなければ救われないのであります。