5月1日から始めた仕事は、昨日で実質5日間。
腰の痛みもややマシになり、ほんの少~しですが、覚えられたこともいくつかはある。
今の私の仕事は、職場の全体像をつかむこと。そのために営業担当のちょっと口が悪いMさんのサポートもさせて頂いています。
信じられないかもしれませんが、Mさんの担当だけで成約が一日に3件もあることがある。そうなるともう、てんてこ舞いです。サポートをしている内に、あることに気付きました。
成約したお客様にお渡しする「契約ファイル」の作り方。Mさんは一見大雑把に見えますが、意外と細かい拘りがある様子。
「この書類は、こちら向きで宜しいですか?」
「あ、うん、いやね、どっちでも良いんだけど、ボクはこっち向きにしてるんですよ、いつも。どーでも良いことなんですよ、ただのボクの拘りだから」と言いながら反対方向に入れ替える。
「分かります!分かります!私も、人から見たらどーでも良いことが、どーでもよくないってこと、沢山あります!」
「ふふふ、ボクO型なんですけど、やること細かくてキッチリしたいんですよね。そうは見えないかもしれないけど」
「ふぇ~!私もO型です!O型って、考えることは大雑把だけど、やること細かい人が多いですよね?ふふふふ・・・」
考えてみたら、口が悪いところといい、細かい拘りがあるところといい、Mさんと私ってすんごい似てる!笑
合計6冊の契約ファイルを作りましたが、2冊目からは「うん!完璧だ!」というお褒めの言葉を頂いて、ニヤニヤしちゃいました。
ある日Mさんが「今日入金されるお客様が来られるんだけど、同席します?だけどその方、ご主人が間もなく亡くなってしまう方なので、ちょっと辛いかも」
そうなのか。ご高齢の方なのかな。でも辛いからと言って、同席しないのはダメだ。
「大丈夫です。ご一緒させてください」
エントランスに出て行くと、そこには30代と思しき女性が1人で座っていました。えっ?あの方がお客様?とてもキレイで、女優さんのような顔立ちをされた若い女性です。
「ご主人はその後如何ですか?」
「はい、まぁ余り変化は無いのですが、やはり以前と比べると、最近はちょっと辛そう・・・ですかね」
ご主人も30代。下のお子さんは3歳だそうです。末期ガンで余命幾ばくも無いという。
お墓もね、生前にお買い上げくださると、多少の割引があるんです。今後の生活のためにも、少しでも経済的に・・・と考えてのことだと思いますが、どれほどお辛いだろうと、胸が締め付けられるようでした。
ご入金頂いた後「これでちょっとホッとしました。ここなら子供たちを連れて、いつでも会いに来れますから。末永く宜しくお願いします」とニッコリしながら頭を下げられた奥様。
きっとね、暗い顔をしたら、私たちに気を遣わせると思われたのよね。それが伝わって来て、余計に切なくなりました。
これまでの仕事で、人の生死に係ることなど全くなかったので、私にとっては大きな衝撃でした。
現実を受け入れて、精一杯生きようとなさっているその姿は、言葉にならないけど、どうかどうかこれからの人生、お辛い中にも幸せが訪れてくれますように・・・と祈らずにはいられませんでした。
出勤日に必ずする仕事のひとつに「焼香台の清掃」があります。正直言って、中腰だし1時間ほど掛かるので、体力的にはちとキツい。
だけど大切な方に会いに来られる方々が、キレイな焼香台で祈りを捧げられ、気持ちよく帰って頂くためだ、と思えば決しておろそかには出来ません。まさしくこれが、私のやりたかった仕事なのですから。昨日も真心込めて、キレイに仕上げて参りましたよ。
「なかなか仕事が覚えられなくて、すみません」と言うと、事務長のKさんが「まだ数日しか経ってないでしょう?誰だって覚えられる訳ないですよ」と笑ってくださる。
「次はいつ出社するの?」と聞いてくれたのはMさん。まるで私に手伝って欲しい!って思ってくれてるみたいじゃないですかー!口は悪いのに、ババ転がしが上手過ぎる。爆
そんなこんなの5日間。今度は長く続けられるといいな。
よっしゃー!気合を入れて、ますますがんばるぞ!!
腰の痛みもややマシになり、ほんの少~しですが、覚えられたこともいくつかはある。
今の私の仕事は、職場の全体像をつかむこと。そのために営業担当のちょっと口が悪いMさんのサポートもさせて頂いています。
信じられないかもしれませんが、Mさんの担当だけで成約が一日に3件もあることがある。そうなるともう、てんてこ舞いです。サポートをしている内に、あることに気付きました。
成約したお客様にお渡しする「契約ファイル」の作り方。Mさんは一見大雑把に見えますが、意外と細かい拘りがある様子。
「この書類は、こちら向きで宜しいですか?」
「あ、うん、いやね、どっちでも良いんだけど、ボクはこっち向きにしてるんですよ、いつも。どーでも良いことなんですよ、ただのボクの拘りだから」と言いながら反対方向に入れ替える。
「分かります!分かります!私も、人から見たらどーでも良いことが、どーでもよくないってこと、沢山あります!」
「ふふふ、ボクO型なんですけど、やること細かくてキッチリしたいんですよね。そうは見えないかもしれないけど」
「ふぇ~!私もO型です!O型って、考えることは大雑把だけど、やること細かい人が多いですよね?ふふふふ・・・」
考えてみたら、口が悪いところといい、細かい拘りがあるところといい、Mさんと私ってすんごい似てる!笑
合計6冊の契約ファイルを作りましたが、2冊目からは「うん!完璧だ!」というお褒めの言葉を頂いて、ニヤニヤしちゃいました。
ある日Mさんが「今日入金されるお客様が来られるんだけど、同席します?だけどその方、ご主人が間もなく亡くなってしまう方なので、ちょっと辛いかも」
そうなのか。ご高齢の方なのかな。でも辛いからと言って、同席しないのはダメだ。
「大丈夫です。ご一緒させてください」
エントランスに出て行くと、そこには30代と思しき女性が1人で座っていました。えっ?あの方がお客様?とてもキレイで、女優さんのような顔立ちをされた若い女性です。
「ご主人はその後如何ですか?」
「はい、まぁ余り変化は無いのですが、やはり以前と比べると、最近はちょっと辛そう・・・ですかね」
ご主人も30代。下のお子さんは3歳だそうです。末期ガンで余命幾ばくも無いという。
お墓もね、生前にお買い上げくださると、多少の割引があるんです。今後の生活のためにも、少しでも経済的に・・・と考えてのことだと思いますが、どれほどお辛いだろうと、胸が締め付けられるようでした。
ご入金頂いた後「これでちょっとホッとしました。ここなら子供たちを連れて、いつでも会いに来れますから。末永く宜しくお願いします」とニッコリしながら頭を下げられた奥様。
きっとね、暗い顔をしたら、私たちに気を遣わせると思われたのよね。それが伝わって来て、余計に切なくなりました。
これまでの仕事で、人の生死に係ることなど全くなかったので、私にとっては大きな衝撃でした。
現実を受け入れて、精一杯生きようとなさっているその姿は、言葉にならないけど、どうかどうかこれからの人生、お辛い中にも幸せが訪れてくれますように・・・と祈らずにはいられませんでした。
出勤日に必ずする仕事のひとつに「焼香台の清掃」があります。正直言って、中腰だし1時間ほど掛かるので、体力的にはちとキツい。
だけど大切な方に会いに来られる方々が、キレイな焼香台で祈りを捧げられ、気持ちよく帰って頂くためだ、と思えば決しておろそかには出来ません。まさしくこれが、私のやりたかった仕事なのですから。昨日も真心込めて、キレイに仕上げて参りましたよ。
「なかなか仕事が覚えられなくて、すみません」と言うと、事務長のKさんが「まだ数日しか経ってないでしょう?誰だって覚えられる訳ないですよ」と笑ってくださる。
「次はいつ出社するの?」と聞いてくれたのはMさん。まるで私に手伝って欲しい!って思ってくれてるみたいじゃないですかー!口は悪いのに、ババ転がしが上手過ぎる。爆
そんなこんなの5日間。今度は長く続けられるといいな。
よっしゃー!気合を入れて、ますますがんばるぞ!!
ポチ、ありがとうございました~
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人の最後を家族と一緒にお見送りするお仕事は素晴らしいと思うけれど、辛い場面にもいっぱい遭遇するお仕事でもあるんですよね。
分かり切ったことなのに、ままの記事にハッと気付かされて、素晴しいお仕事なんて簡単に言った自分に、我ながら浅はかだなって思いました。
私ね、過去に若くして亡くなった方のお葬式にどうしても足が向かなくて、大変な不義理をしてしまったことが2度あるの。
私の弱い弱い精神力では、お葬式に参列したら、自分がどうなるか不安で…
でも、ままは私と違って心に揺るぎない強い芯が通っているから、やっぱり天職だと思います。
心の強さは、天性に加え、ままが乗り越えて来られた経験が作りだ出したものでもあると思うので、やっぱり経験に無駄はないと改めて思いました。
まま、このお仕事、無理をせず、体力の限界まで、末永く頑張って欲しいです。
なんだか こちらの方々
良い人が多い感じで 良かったですね
そして 人生のラスト公演を
お手伝いして お届けするお仕事
なかなか携われませんよね
腰痛に負けずに がんばって~
(≧▽≦)
辛い仕事でもありますね。
仕事だからあんまり感情的にはなっては
ダメだしでもあまりに事務的でもダメだし
こういうお仕事は誰でもできるもの
ではないんだなぁ~ってままのブログ
拝見して思いました。
その人のお人柄・経験がでる様な気がします。
口の悪いMさんしっかりままの事
頼りにしてらっしゃっいますね。
体力的にも大変な事もありそうですが…
人生の最後に携われる事なんて中々
ないですから…無理せず…ままらしく
ゆるゆる頑張って下さい
そんなお若い方のご不幸なんてねえ…
近年、私の友人にも30歳の息子さんを亡くされた人がいます。
コロナ禍なのでひっそりと見送られたそうですが
誰かがそういうお仕事をしなければ、社会は成り立ちませんものね。
ままさん、身体を労わりながらゆるゆるとご活躍なさってね。
そしてやっぱり!
きっとお仕事が細やかで丁寧なんでしょうから重宝される筈!と思っていた通りの展開。
(*´∀`*)納得です。
Mさんといい関係性が保たれれば良いですね。
仕事は、やっぱり信頼関係が大事ですもんね。
そして今日は敷居の高くなった歯医者さんに定期健診ですか?
ちょっと緊張しますね。(笑)
って、やくざの挨拶みたいですが、
やっぱり人の最期の時に携わるお仕事だから、
これからも、きっと様々なお話を伺うことになるんでしょうね。
私、ままんみたいな経験豊富で頼りがいのある人にお願いしたいもんなぁ。
ままんにピッタリなお仕事だと思うんですよね。
パンフレットみたいなものや、ホームページとかを
作ったり手を加えたりなど、
デザインも大事な場面も多いってのも、ままんにうってつけだと思うし。
これからも、ますます職場になじんで行けるといいですよね。
そして御社なら、とても自然に気負いなく、
そうなっていける気がする。
おぉぉ、あの歯医者さんへ行くんですね。
入る時は、ちょっと気負うけど、
きっと大丈夫だと思う。
頑張って行ってきてくださいね~。
本当にポンちゃんままさんと感じがよく似てらっしゃいますね♡
とても素敵なコンビだわ~(*^^)v
お忙しい職場なのに穏やかな雰囲気がポンちゃんままさんの文章から伝わってきて、悲しみを癒せる場所としてふさわしいと思いました。
お客様のおつらい境遇に節度を持って寄り添える方々。
大変ですけどとても立派なお仕事です。
お若い奥様のお話をお聞きして、残される方と残す方の立場は違いますが、妹を思いました。
妹は私と正反対で、頑張り屋で社交家でいつもニコニコしてました。
もう回復できないと本人も知ってた時、私が病室に行くとPCで自分の喪中はがきを作っていました。
心中を本当の意味では察せようもないですけれど・・・
若い方がそうなってしまうのは、やるせないですね。
そうなんだよね。お葬式の出棺の時には
霊柩車をお見送りするんだけども
こうして実際にお話をして、お客様の様子を
拝見していると、本当に切なくなってしまいます。
私は配偶者を見送った経験はないから
それがどれほど辛いことか、想像することしか
出来ないんだけども。
あ~、若い方のお葬式、私は昔、二度ほど
参列したことがあったよ。
ある程度年を取ってからのお葬式は
それなりに諦めがつくものだけど
若い人のは本当に辛い。
いやいや、みんなそれぞれ、色んな苦労を
してると思うのよ。
私の苦労は、大切な人を見送った類ではないから
余り耐性があるとは言えないかも。
だけど、心の中で、一生懸命念じることは出来る。
結局それくらいしか出来ないんだものね。
少しでもその方々のお役に立てればいいなぁと
ホントそう思います。
ありがと~。体力が続く限りは続けたいけど
いつまで雇って頂けるのかは・・・わかんないね。笑
そうなんですよね~。
忙しい所ではありますが、皆さん淡々と
お仕事されてます。
人生のラスト公演か~。
菊乃さん、上手いこと言う!
いつにも増して、ストレッチをキッチリやって
体調管理には気を付けております(^^ゞ
は~い、ありがとうございます(*^。^*)
これからもがんばりますっ!
そうですね~。まさかお客様との面談で
このような話をお聞きすることになるとは
思っていなかったんですけどね。
でも考えてみれば、ちっとも不思議じゃ
無いんですよね。
そうそう、感情的になっちゃダメだ・・・と
思いつつも、じわっと涙が出ちゃいました。
でも誰かに泣かれることが、もし不快に
思われてしまってもいけないので、
涙が流れないようグッと堪えました。
あはは~口の悪いMさんね、面白い方なんですよ。
何故か拘りがよく似ていて、共感できるので
私はラッキーだと思いました。
日頃の怠慢で、体力が無いため
若干しんどい思いをしていますが
徐々に慣れていきたいな、と思っています。
いつもあったかいコメントを
ありがとうございますm(__)m