8月11日、数十年ぶりに夏の海に行ってケガをしてしまったアフォ~な私。しかしその日は海水浴がメインではありませんでした。7月に記事にした「86歳 N子さんの話」にあった、N子さん宅のお墓参りに行くことがメインだったのです。
高速道路のパーキングエリアでパチリ 白いハートが私、オレンジがN子さん。そしてピンクが娘です。
あれから何度もお弁当の配達に行き、その度にN子さんの様子をしっかりと観察して、お墓参りの話が決まったようでした。しかーし!足が悪いN子さんにとって、この坂道は厳しかった。
「ごめんなさいねー。のろまな私に付き合って貰って、本当に迷惑よねぇ」と何度も繰り返すN子さんに「迷惑なんかじゃないから!ゆっくりゆっくりでいいの。迷惑だなんて思ったら、こうして一緒に来てないから、そんなこと思わなくて全然大丈夫!」
そう答えると「ありがとう。本当にありがとう・・・」とちょっと涙ぐむN子さん。この坂道を、本当によく頑張って上がったと思います。
坂を上り切るとやっと見えて来たお寺。
だけど坂を上った先に、また階段があって、その先に墓地があるらしい。ここで力尽きてしまったN子さん。「もうね、私はここで待ってるから、お墓にお水だけ掛けて来て欲しいの」
N子さんに、携帯用扇風機とお茶を渡して、お寺の階段に座って休憩して貰うことにしました。
お墓の場所を説明して貰ったけど、イマイチ位置が分からない。
N子さんの苗字は「鈴木さん」で「鈴木家の墓」を探して歩く。
すると何と!「鈴木家の墓」が次から次へと出て来るではないの!写真を撮ってN子さんに見せて確認しようとするも、見せる度に「そうそう、ここよ。」と言われる。
こうなったら、全部の「鈴木家の墓」にお水をかけて回ろう!ということになりました。
サンバくんが、がんばってくれました。自分の背丈より高い墓石にお水をかけるので、それを全部被ってしまって大笑いすることも。
っていうか「鈴木家の墓」どんだけあるの~?
数えてみたら、全部で15か所もありました。でもその内のひとつは、N子さんのお父さんや兄弟が眠っているお墓に間違いない。
「ありがとう。本当にありがとう。お墓の前までは行けなかったけど、お水をかけて貰えて本当に嬉しかった」そう言ってくれたN子さんの言葉に、私たちもホッとしたのでした。
N子さんは、確かに同じ話を何度もするけど、会話の受け答えがご老人とは思えないほど鋭くて、そして面白い方。でね、もうお気付きかもしれませんが、私がケガをして病院で治療して貰っている間も、文句ひとつ言わず車で待っていてくれたのです。
年を取れば、特に不満に思ったことなんか、ストレートにぶつけてくる方が多いと思うのです。だけどN子さんの口から出るのは「大丈夫?痛くない?可哀相だったねぇ」と私を労わる言葉ばかり。
丸一日一緒に居て、実感しました。年を取ってボケてきても、こうして人を労わることしか言わないお年寄りもいるんだな・・・と。
私もN子さんのようなお年寄りになりたいなぁ。
高速道路のパーキングエリアでパチリ 白いハートが私、オレンジがN子さん。そしてピンクが娘です。
あれから何度もお弁当の配達に行き、その度にN子さんの様子をしっかりと観察して、お墓参りの話が決まったようでした。しかーし!足が悪いN子さんにとって、この坂道は厳しかった。
「ごめんなさいねー。のろまな私に付き合って貰って、本当に迷惑よねぇ」と何度も繰り返すN子さんに「迷惑なんかじゃないから!ゆっくりゆっくりでいいの。迷惑だなんて思ったら、こうして一緒に来てないから、そんなこと思わなくて全然大丈夫!」
そう答えると「ありがとう。本当にありがとう・・・」とちょっと涙ぐむN子さん。この坂道を、本当によく頑張って上がったと思います。
坂を上り切るとやっと見えて来たお寺。
だけど坂を上った先に、また階段があって、その先に墓地があるらしい。ここで力尽きてしまったN子さん。「もうね、私はここで待ってるから、お墓にお水だけ掛けて来て欲しいの」
N子さんに、携帯用扇風機とお茶を渡して、お寺の階段に座って休憩して貰うことにしました。
お墓の場所を説明して貰ったけど、イマイチ位置が分からない。
N子さんの苗字は「鈴木さん」で「鈴木家の墓」を探して歩く。
すると何と!「鈴木家の墓」が次から次へと出て来るではないの!写真を撮ってN子さんに見せて確認しようとするも、見せる度に「そうそう、ここよ。」と言われる。
こうなったら、全部の「鈴木家の墓」にお水をかけて回ろう!ということになりました。
サンバくんが、がんばってくれました。自分の背丈より高い墓石にお水をかけるので、それを全部被ってしまって大笑いすることも。
っていうか「鈴木家の墓」どんだけあるの~?
数えてみたら、全部で15か所もありました。でもその内のひとつは、N子さんのお父さんや兄弟が眠っているお墓に間違いない。
「ありがとう。本当にありがとう。お墓の前までは行けなかったけど、お水をかけて貰えて本当に嬉しかった」そう言ってくれたN子さんの言葉に、私たちもホッとしたのでした。
N子さんは、確かに同じ話を何度もするけど、会話の受け答えがご老人とは思えないほど鋭くて、そして面白い方。でね、もうお気付きかもしれませんが、私がケガをして病院で治療して貰っている間も、文句ひとつ言わず車で待っていてくれたのです。
年を取れば、特に不満に思ったことなんか、ストレートにぶつけてくる方が多いと思うのです。だけどN子さんの口から出るのは「大丈夫?痛くない?可哀相だったねぇ」と私を労わる言葉ばかり。
丸一日一緒に居て、実感しました。年を取ってボケてきても、こうして人を労わることしか言わないお年寄りもいるんだな・・・と。
私もN子さんのようなお年寄りになりたいなぁ。
ポチ、ありがとうございました~
ホームページでウチの子グッズ販売中!