ねこなんて大っ嫌い

ってずっと思ってたのに。
死にそうな子ねことの出会いが生きる力を与えてくれました。
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母かずえ 大腸ガン手術後 1日目

2019-06-28 05:55:55 | 母 かずえ
どうしてなのか。自分でもよく分からないのですが、仕事終わり、とにかく真っ直ぐ家に帰りたかった。家に帰って横になりたかった。昔から、自分の体調不良になかなか気付けない私。


気付けないで、急に倒れて、これまで家族や友人にどれだけ迷惑を掛けてきたことか。


でも、術後のことは気にならないのか?と自分に問えば、足が向かうのはかずえさんの病院。


一昨日は術後、まだ意識がそれ程ハッキリしていなかったので、二言三言交わしただけです。


「お母さん、調子どう?痛いとこ、無い?」

「あぁ、あんた、やっと来てくれた」

「今日はちょっとしんどくてさ、来るのやめようかと思ったけど、やっぱり気になるから来ちゃったよ」


でもそこんとこは、かずえさん、都合よく?聞こえません。笑


「あんた、あの洋服、あんたが作ったんね?」

病室の天井を指差して、嬉しそうな顔をしています。

「え?どれ?洋服が見えるの?」

「色がキレイやねぇ、あれ、あんたが全部作ったん?キレイに作っとる。大変やったやろう?」

母の目に何が映っているのか、私には分かりませんが、どうやら昨日は、幻視の日・・・のようでした。

色鮮やかな生地を使って、私が洋服を縫ったと思っているよう。

「全然大変じゃなかったよ。作るの楽しかったよ」

「そうね~、あんたはホントよお働くし、器用やねぇ」


よく働いてないんですけどね、思えば母が見る幻視は、罪の無いものが多いことに気付きました。

人との争いごとが嫌いな、かずえさんらしいっちゃ~らしい幻視。


お年寄りによっては、怒りだして、人を罵倒するような言動をとられる方もいらっしゃるみたいです。

それが、例え幻視によるものだとしても、ご家族にとっては、とても辛いことだろうなぁと、ふと考えました。


母の姿は、いずれ行く道。

私も母の様に、穏やかで罪の無いボケ方が出来る年寄りになれるといいなぁ・・・と思いつつ、帰路につきました。


まだお水は飲めないかずえさん。
喉が渇いたよ~と言うので、看護師さんに口中をキレイにして頂きました。
早くお水が飲めるようになるといいね。
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